「ドクタープリズナー」ナムグン・ミン“視聴者に好いてもらえるだろうという考えは間違ってなかった”

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写真=935エンターテインメント、JIDAM
「僕たちの努力は無駄ではなかった」

俳優ナムグン・ミンは最近、ソウル江南(カンナム)にあるカフェで行われたNewsenとのインタビューでドラマ「ドクタープリズナー」放送終了の感想を語った。

好評を博したKBS 2TV水木ドラマ「ドクタープリズナー」は2桁の視聴率を維持し、最近韓国で放送終了した。これでナムグン・ミンは“ヒット保証スター”というタイトルを維持することになった。

視聴率については「気分が良いだけではない」と謙遜したナムグン・ミンは「視聴率のことで気分が良かったのは第2話の放送が終わってから第1話が9%、第2話が14%くらい出た時だった。いくら俳優たちが視聴率を気にしないと言っても、僕たちはお金をもらって演技する商業的な俳優なので視聴率を意識しないことはあり得ない」と正直に話した。

そしてナムグン・ミンは「ドクタープリズナー」の放送を始めた頃を思い出した。ナムグン・ミンは「撮影して放送がスタートするまでかなり時間があったので、どうしても一生懸命に撮影して放送が始まった時、どんな感じのドラマになって人々がどう思うのか気になった」とし、「僕はこのドラマがよかったので選んだ。昨年の夏に初めて台本をもらった。他のドラマからもオファーがあったが、このドラマが一番良いと思ってずっと待っていた。ところが色々な問題で少しずつ撮影が延期されて今年の1月に撮影が始まった。その時まで“ナ・イジェ”として一人で練習していたし『ナ・イジェはこんな人だったんだ』と思ったが、果たしてこれが作家、演出家、カメラ監督、照明さんが会った時にどんなドラマとして描かれるのかは、予想してみてもはっきりと考えられなかった。初めて放送された時『僕たちのドラマの色はこんなもので、人々に好いてもらえるだろう』という考えは間違ってなかった。僕たちの努力は無駄ではなかったと思った」と打ち明けた。

何よりナムグン・ミンは「ドクタープリズナー」を通じて初めて正当派医療ドラマに出演し、成果を収めただけに、より一層注目された。ナムグン・ミンは「医師役は何回かしたことがあるが、医者として何かをやったことはない。手術をしたり、専門的な知識を言ったりしたが、今回のドラマでは医者として該博な知識を持ってオ・ジョンヒ(キム・ジョンナン)という人に専門的に紹介してあげるシーンが最初のシーンで、次のシーンに繋がる状況から見て3~4シーンほどになったが、台詞がとても多くて完璧に覚えるのにかなり時間がかかった。ドラマが終わった今も最初のシーンをあまりにもたくさん見たからか、今も台詞を言ってみろと言われたらずっと言えるような気がするほどとてもたくさん練習した」と振り返った。

ナムグン・ミンは「ドクタープリズナー」だけの特色に合う医者役を作るため役作りに集中し、周りから色々助けてもらったという。まず「医療専門ドラマも何回かやったことがあるが、果たして医師たちが手術の状況や患者、人々と接する時、どういう姿なのかと考えたし、自身の家族でない限り、いくら緊迫した状況であっても興奮したり、これまでドラマで見たように何か強調したりしないだろうと思った」とナ・イジェ役について初めて自身が考えたことを明かしたナムグン・ミンは「実は面白いのが、僕の体に良くないところがある。脊椎の方がかなり悪くて以前、3年間ほとんど横になっていた時があった。これは演技も2年ほど休んでいたスランプ時代でもある。体を支えていられないほど悪かったので自然に整形外科の方に知り合いがたくさんできて、高校時代の友達は瑞草洞(ソチョドン)で整形外科をしている。それで友達の前で『こういう台詞があるけど、こうやってみたらどうか?』と言ったら『とても自然に聞こえる』と言ってくれた」と説明した。

ナムグン・ミンは「実際に話す時どうすればよいか、そういうことにたくさん気を使った。しかも『メス』という台詞も強調するよりは自然にしようとたくさん努力した。一つの単語だったが、その台詞だけ撮影現場で何回もして一番自然なものを選んでドラマの映像に貼り付けたりした。最初はそんなことに気を使ったと思う。だけど、8話が過ぎてからは気が気でなくてそんなことができる状況ではなかった」と付け加えた。

ナムグン・ミンは何より劇中で医者だったが、手術をするシーンよりは誰かの身体に注射を打つシーンが多く、注目を集めた。これに対し、ナムグン・ミンは「実際に注射を打つわけにはいかないので針のない偽の注射を早く打った。針のあるものは実際に医者が来てインサートを別に撮影し、僕は注射を打つような表情を作った」と話した。

続けてナムグン・ミンは「諮問を担当する医師の方々がいつもそばにいらっしゃったし、僕が台詞を言ったりするとき、そばで状況を見守ってくださった。そして難しい台詞や長い台詞などもお医者さんが『自然でお上手ですね』とおっしゃって、褒めてもらったような気がする時もあった」と喜んだ。

ナムグン・ミンは「ドクタープリズナー」で“ダークヒーロー”ナ・イジェ役を演じ、愛された。

記者 : パク・アルム