イ・ジョク、日本初のアコースティックライブ「Premium meets Premium 2019」でステージ披露…流暢な日本語でトークも

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韓国の国民的シンガーソングライターのイ・ジョクが5月20日、浜離宮朝日ホールで日本初のアコースティックライブを開催した。これはクラシック音楽の巨匠たちが名演を重ねてきたステージで繰り広げる「Premium meets Premium」の1組として出演したもの。過去2度の来日はバンド編成でのライブだったが、今回はイ・ジョク、ギタリスト、ピアニストの3人構成で、この日のために全てを編曲し直したという“プレミアム”な歌の数々を届けた。

幕開けはギターを弾き語りしながら、最新曲「数字」の優しいメロディでいざない、ミディアムテンポの「僕、言ったことないですか」で会場を温めてゆく。「こんにちは、イ・ジョクです」とハイチェアーから降りて深く一礼。昨年6月に恵比寿リキッドルームで行われた約3年振りの日本単独ライブにも来た人を尋ねると、客席の約8割から手が挙がり、「やっぱり(僕のライブは)やみつきになりますよね」と早々に客を笑わせる。イ・ジョクは長年にわたり何度も日本を訪れている知日家で、日本語能力試験1級の持ち主。時に冗談を織り交ぜながら曲の解説を語る様は、もはや日本在住レベルの流暢さで、彼のライブの醍醐味の一つだ。

キム・ドンリュルと組んだプロジェクト<カーニバル>のヒット曲「その時はそうだったね」を、この日はギタリストのイム・ホニルと声を合わせ、デビュー当初から10年間組んでいた<パニック>の「川」を歌い終わると「時間の流れが川のようで、自分の夢は川に流れて小さな島になるという歌詞」と説明。「これを書いた時22歳だったが、最近この歌詞の意味を分かってきた。小説家は昔書いた小説を普通読まないだろうが、シンガーソングライターはずっと歌わないといけない。歌っているうちに(さらに意味を)悟る瞬間がある」と、ベテランならではの深い話も披露した。

グランドピアノの前に座ると、<パニック>の曲「つの」から「嘘嘘嘘」「よかった」と自身の代表曲を連続で弾き語り。変わって「Rain」では、韓国屈指のブルース&ジャズピアニストというナム・メアリの軽快なジャズ調ピアノに乗せて歌い上げ、ダブルギターを力強く響かせた「空を駆ける」は会場もコーラスで呼応した。アンコールは<パニック>の「左利き」を声量たっぷりに熱唱、アコースティックの域を超えたパワーで会場中を掌握した。大歓声と拍手のなか、大きなハートを頭上に作りながらステージを後にし、特別な一夜を締めくくった。

なお、本日5月21日(火)21時よりLINE LIVE「イ・ジョク☓古家正亨のスペシャル対談 Vol.2 ~古家の部屋~bar編」が生配信。難題日本語クイズで日本語堪能のイ・ジョクを徹底分析する。また、「Premium meets Premium 2019」公演の感想なども一早くお届け。古家正亨氏とお届けする「スペシャル対談 Vol.2 ~古家の部屋~bar編」をお見逃しなく。

【公演概要】
「Premium meets Premium 2019」
日時:2019年5月20日(月)
会場:東京・浜離宮朝日ホール

<セットリスト>
M-1 数字
M-2 僕、言ったことないですか
M-3 愛はどこへ
M-4 一緒に歩こうか
M-5 その時はそうだったね
M-6 待つ
M-7 川
M-8 よりによって
M-9 羅針盤
M-10 つの
M-11 嘘嘘嘘
M-12 よかった
M-13 Rain
M-14 空を駆ける
En-1 左利き

■配信概要
LINE LIVE「イ・ジョク☓古家正亨のスペシャル対談 Vol.2 ~古家の部屋~bar編」
配信日時:5月21日(火) 21:00~
視聴URL:https://live.line.me/channels/260601/upcoming/11340231

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■関連サイト
イ・ジョク日本オフィシャルサイト:http://leejuck-official.jp

記者 : Kstyle編集部