「みんなのキッチン」IZ*ONE 宮脇咲良からイ・チョンアまで、PDも絶賛の絆“プライベートで連絡するほど親しくなった”

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写真=O'live TV
「みんなのキッチン」ではタレントのカン・ホドン、ZE:Aのグァンヒ、IZ*ONEの宮脇咲良、そして女優イ・チョンアまで新しいバラエティ番組のキャラクターが誕生した。制作陣のキャスティングが神の一手だったという評価も出ている。

パク・サンヒョクチーフプロデューサーとキム・グァンテプロデューサーはO'liveバラエティ番組「みんなのキッチン」の放送終了を迎えてTVレポートとインタビューを行った。

最近韓国で放送終了を迎えた「みんなのキッチン」。そんな中、「みんなのキッチン」のコンセプトに相応しい出演者たちの活躍が輝いた。カン・ホドン、イ・チョンア、ZE:Aのグァンヒ、IZ*ONEの宮脇咲良は「みんなのキッチン」がパイロット番組(レギュラー編成に先立ちテスト放送した後、編成を決定する番組)だった時代から正規編成され放送終了を迎える時まで一緒だった。料理を通じて距離が縮み、いつの間にか深いチームワークを誇るようになった。イ・チョンアは最後の撮影現場にコーヒーのケータリングをプレゼントした。

パク・サンヒョクチーフプロデューサーとキム・グァンテプロデューサーは「出演者たちがみんな『みんなのキッチン』に愛情を持っていることが感じられた。なので、もっと楽しかった」とし、「視聴率を考えるよりは、メンバー同士で楽しくやっていたいけど、視聴者も愛情を持って視聴してくれて、『みんなのキッチン』のレシピがネットなどに上がっているのを見て、満足度が高かった」と口を揃えた。

キャスティングはどうやって決まったのだろうか。最も先に決まったのはカン・ホドンだった。パク・サンヒョクチーフプロデューサーはSBS「強心臓」、O'live「島銃士」までカン・ホドンとタッグを組んできた。「みんなのキッチン」はこれまでのバラエティ番組とは色が違うものだったが、パク・サンヒョクチーフプロデューサーとカン・ホドンの意気投合は今回も通じた。

パク・サンヒョクチーフプロデューサーは「カン・ホドンさんは『みんなのキッチン』に出演したがっていた。トレンディなものが好きで、やったことのないことに挑戦したがる。料理の実力もあるし、やりたいという情熱もあったので、この番組にぴったりだった」とし、「出演者の間に最初距離感があった時も基本面白く盛り上げてくれるし、出演者のキャラクターが分かるように導いてくれた。なので、他の出演者たちも気軽に来て撮影できたと思う。忙しい時間を割いて料理を学んだ姿にも感謝している」と話した。

また「初対面の人々の集まりというコンセプトなので、幅広い職業、年齢を考えた。実は、カン・ホドンさんの立場からするとほとんどの芸能人や有名人には会ったことがあるだろう。そこで『カン・ホドンさんが誰に会えば最も当惑するかな』と悩んだ時、宮脇咲良さんのことを思い出した。最近有名で、年齢差もかなりあるためだ」とし、「実は、宮脇さんは韓国語がまだ十分ではなかったのでかなり心配もあった。けれど、本当に一生懸命頑張ってくれて、メモして、覚えようとする努力派だった。そのような姿まで放送に流すことはできなかったけど、制作陣としてはその努力に感謝した」と付け加えた。

「みんなのキッチン」は、毎回出演者が変わった。しかし、カン・ホドンだけはそうでなかった。常に頼もしく「みんなのキッチン」を守った。パク・サンヒョクチーフプロデューサーは「カン・ホドンさんの料理の腕前が本当に良くなった。小麦粉で生地を作る時も、機械のようだった」と感嘆した。キム・グァンテプロデューサーも「『島銃士』の時も感じたけど、適当に料理をしているように見えるのに、実は手先が繊細だ」と頷いた。

何より宮脇咲良は韓国のバラエティ番組では自身初の単独出演だったため注目を浴びた。拙い韓国語と料理の腕から「みんなのキッチン」のマスコットと呼ばれるほど成長した。その成長に、パク・サンヒョクチーフプロデューサーやキム・グァンテプロデューサーも同意した。

パク・サンヒョクチーフプロデューサーは「宮脇さんは、実は色々大変だったと思う。それでも勉強すべきことがあれば勉強してきたし、積極的に料理を勧めたりもした。最後の撮影では、宮脇さんが手紙を書いて制作陣に渡した。スケジュールが忙しくてあまり時間もなかったはずなのに、感謝している」と言い、笑顔を見せた。

キム・グァンテプロデューサーは「宮脇さんのおかげで初対面なのに料理をするという僕たちのコンセプトがよく活かされたと思う。そして韓国語がどんどん上達して、ウィットのあるコメントも発してくれた。それから雰囲気がさらに良くなった」と伝えた。

“万能な女神”と呼ばれていたイ・チョンアは「みんなのキッチン」を通じて好感度が上昇した。相手に配慮し、前向きなエネルギーを休むことなく吹き込んでいたためだ。パク・サンヒョクチーフプロデューサーは「イ・チョンアさんは『みんなのキッチン』に関する書き込みをSNSに掲載するなど休まずPRしてくれた。本当に良かったし、感謝している」とし、「映画のプロモーションやドラマ撮影で忙しかったと思うけれど、『みんなのキッチン』に愛情を持って挑んでくれた。最後のコーヒーのケータリングにも感謝だ」と話した。

ZE:Aのグァンヒも改めて料理ができる男性としての魅力を誇った。ハードなスケジュールの中、「みんなのキッチン」で存在感を見せつけた。パク・サンヒョクチーフプロデューサーは「グァンヒさんはtvNバラエティ『ミスコリア』の海外ロケがあって、JTBCバラエティ『最近の子たち』の収録とも重なっていた。忙しかったけど、了承を得て出演してくれた」と感謝の気持ちを表した。

「みんなのキッチン」では出演者同士の様々なケミストリー(相手との相性)が見られた。カン・ホドンと宮脇咲良の“クラドン(サクラ+ホドン)”が代表的だった。イ・チョンアは宮脇咲良と姉妹のような相性で視聴者を和ませた。

キム・グァンテプロデューサーは「宮脇さんはイ・チョンアさんのことをお姉さんと呼んでいる。イ・チョンアさんは女優、宮脇さんはアイドルで国籍も違うけど、『みんなのキッチン』をやって本当に親しくなったようだ」とし、「宮脇さんは撮影場に入ると『イ・チョンアお姉さんは今日来ますか?』と先に聞いたりする。互いに配慮し、プライベートでも連絡しているようだ」と話した。パク・サンヒョクチーフプロデューサーも「こないだ宮脇さんの誕生日だった。イ・チョンアさんが真っ先に宮脇さんにお祝いのメッセージを送ったそうだ」と付け加え、出演者同士の微笑ましいエピソードを公開した。

記者 : パク・グィイム