Wanna One出身カン・ダニエル、専属契約効力停止仮処分の尋問期日…事務所と激しく対立

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Wanna One出身カン・ダニエルと所属事務所LMエンターテインメント(以下、LM)が共同事業契約をめぐり、激しく意見が対立した。

24日、ソウル瑞草(ソチョ)区ソウル中央地裁で、カン・ダニエルがLMに提起した専属契約効力停止仮処分申請に関する尋問が行われた。これに先立って、カン・ダニエルは法務法人ユルチョンと契約して、3月21日LMを相手に専属契約効力停止仮処分申請を提起した。これに対して、LM側は法務法人(有限)チピョンに法律代理を依頼した。

カン・ダニエル側は、LMがカン・ダニエルの事前の同意なしにカン・ダニエルの専属契約上の各種の権利を第3者(MMOエンターテインメント)に有償で譲渡する共同事業契約を締結し、このような無断権利の譲渡を通じて専属契約に違反したと主張している。一方でLM側は、この契約は実質的に投資を受けるための契約であるだけで、誰にも専属契約上の権利を譲渡しておらず、アルバムの企画、ファンミーティングやコンサートなどの公演契約は、各種渉外業務などのマネジメント権利をそのまま保有するという立場だと主張している。

専属契約効力停止仮処分申請から1ヶ月あまりで開かれた審問期日でカン・ダニエル側は、「(LMがMMOに)一部の権利を委任したと主張しているが、専属契約上の権利を譲渡することと同様だ。代行は事実行為を代わりに行うことで、代行者は実行する際の補助者に過ぎないため、結局権利はMMOに付与される」とし、これまでの立場を維持した。

また、カン・ダニエル側は、LMとの信頼関係が回復不可能な状態であり、契約関係の維持が難しいと明かした。カン・ダニエル側は「キム・ジョンファ(LM代表)は、専属契約上の権利をMMOにほぼそのまま譲渡し、債権者に支払った5,000万ウォン(約500万円)の専属契約金の数十倍に及ぶ金額を受領した。また、悪質な情報操作を行っている。信頼関係は既に回復し難いレベルに達しており、契約関係を保つのは難しい」と主張した。

LM側はこれに先立って、カン・ダニエルがLMから専属契約金を受け取っていないと主張したことに対して、「カン・ダニエル側が契約金を受け取っていないというが、2月14日に既に支払い済みだ。契約の効力が発生する10ヶ月前に既に契約金を受け取っている状態だ」と説明した。

MMOとの共同事業契約件に対しても、カン・ダニエル側と相反する立場を表した。LM側は「カン・ダニエルの代理人として登場するソル・ヘスンさんも既にCJとの共同事業契約を知っているという。もっと有利な条件も提示する。このような形でやってきたため、ソル・ヘスンら代理人たちが、これらの契約事実を知らなかったというのはあり得ない。債権者(カン・ダニエル)側はMMOとの共同事業契約について既に認知しており、利用していた」と主張した。

また「交渉権はMMOにあるが、契約締結権は相変わらず債務者(LM)が保有している。交渉自体が権利を指すわけではない。これ自体で専属契約上の権利を譲渡したとは言えない」と明かした。また、共同事業契約の締結を権利譲渡であると認めた判例はないという主張も付け加え、カン・ダニエル側の主張に説得力がないと強調した。

カン・ダニエル側は、カン・ダニエルが暗黙的に同意したという相手側の主張に対して、「当時の所属事務所がMMOだった。さまざまなサポートをするのは、このような権利の付与と全く関係のないものであり、ソロ活動をしてからは独自活動のために債務者と専属契約を締結したという意向だったが、債務者(LM)が債権者(カン・ダニエル)に知らせずにMMOと契約を締結したというのがこの事件の本質だ」と明らかにした。

LM側は「債権者のWanna One活動終了後、ソロ活動のサポートに対する企画をした時に出たサポートの話だ。具体的な文献を見ながら、説明したわけではないが、MMOに宿泊を支援してもらうなどの事情に対して債権者も知っていた。ほとんどを債権者(カン・ダニエル)も認知している状態だった」と話した。

カン・ダニエル側は「債権者(カン・ダニエル)本人が、契約書を見て想像できなかったと言っている。ものすごい信頼関係の破綻だ」と強調した。

記者 : ファン・ヘジン