「また、春」ホン・ジョンヒョン“平凡な日々…その瞬間を楽しんで生きたい”

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写真=26カンパニー
俳優ホン・ジョンヒョンが、映画「また、春」を通じて感じたことをインタビューで明かした。

最近、映画「また、春」に出演したホン・ジョンヒョンは、ソウルの三清洞(サムチョンドン)にあるカフェでNewsenとのインタビューに応じ、映画の撮影過程で感じた点などについて語った。

まだ映画を1度しか見ていないというホン・ジョンヒョンは「見る前は期待と心配を半分ずつ抱いていました。久しぶりの映画なので、憂慮が大きかったせいか、思ったより良い作品ができたと思います。もちろん知人たちは応援してくれて、よい評価を言ってくれましたが、これから数回繰り返して見てみないといけません。最初に見る時は、客観的に見ることができませんから」と、自身の主演する映画を見た心境を素直に伝えた。

ホン・ジョンヒョンは「また、春」を選択した理由について「一旦シナリオを読み終わってから、いろんなことを考えました。“時間旅行”について、普通一度くらいは想像してみた経験があると思います。僕も子どもの頃、一人でそんな想像をしたりしました」と切り出した。彼は「シナリオを読んでから、過去のことが思い浮かびました。実際に映画では、シナリオと結末が変わった部分もありますが、この映画を見ると慰められる気がして、力をもらえるというか……勇気を与えてくれる点が気に入り、選択しました。観客のみなさんも、僕と同じように感じてくだされば嬉しいです。僕が出演した映画を見て、そんなことを感じてくださったなら、やりがいを感じられると思います」と、映画に対する期待を示した。

ホン・ジョンヒョンは、タイム・リワインド・ムービーである「また、春」に出演して、自分の過去を思い出したという。彼は「後悔をするまではないですが、この仕事をしながら、生活をしながら、必要以上にストレスを受けているのではないかと思いました。もうちょっと余裕を持って、気楽に生きることもできるのに……そして、軽く考えてみたことですが『過去に戻ることができるとしたら、異なる人生を生きることができるかな?』『過去に戻れても、そんなに変わらないだろうな』と思いました。今までは『僕の責任だ』と自責したりしましたが、この映画を通じて考えを変えるきっかけになりました」と明かした。

また「変えたいと思うほどの大きな事件はありませんね。最近『昨日、何をしたっけ?』と、昨日のことが思い出せない日も多いです。ただ、一日一日が平凡な日常であっても、その瞬間を楽しみながら生きていけば良いんじゃないかな、と思ったりします」と付け加えた。

「また、春」は娘を失った女性が重大な決心をしたその日、昨日へと1日ずつさかのぼる時間を生きることになり、人生2回目のチャンスを得るタイム・リワインド・ムービーだ。韓国で4月18日より上映されている。

記者 : パク・アルム