ソン・スンウォン、1審で懲役1年6ヶ月の実刑判決…兵役免除の可能性

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飲酒運転の処罰を強化した“ユン・チャンホ法”が1年前に執行されてから、初めて適用される芸能人となった、ソン・スンウォンの懲役が1審で確定した。このため、軍の入隊はできなくなる可能性が高くなった。

11日午前10時にソウル中央地方裁判所で、道路交通法上の飲酒運転、及び無免許運転、特定犯罪加重処罰等に関する法律上の逃走致傷及び危険運転致死傷等の容疑で拘束されたソン・スンウォンに対する1審宣告裁判が行われた。裁判部は懲役1年6ヶ月の実刑を言い渡した。

ソン・スンウォンは、昨年12月26日にソウル江南(カンナム)区で父親のベンツを運転し、他の車に衝突した。事故後、150mほど逃走し、それを目撃した人によって捕まった。事故当時ソン・スンウォンは血中アルコール濃度0.206%で免許取消のレベルであった。

裁判部は「2018年8月に飲酒運転及び損壊の疑いを受けており、2018年12月に飲酒運転及び逃走、損壊の疑いなどで起訴された」と主張し、ユン・チャンホ法(特定犯罪加重処罰等に関する法律上の逃走致傷及び危険運転致死傷)違反の疑いで書類送検されたソン・スンウォンに対し懲役刑を言い渡した。

これに先立ってソン・スンウォンは、弁護士を通じて「事件発生の3~4ヶ月前からパニック障害で苦しんでいた。所属事務所や家族にすまない気持ちを抱きつつも、酒に依存するようになった。現在、軍の入隊を控えている状態だ。被告が自然に裁判を受けて、将来についてもう一度考える機会を与えてほしい」と善処を呼び掛けた。

しかし、ソン・スンウォンが控訴をしない限り、軍服務は免除となる。現在の法律では1年6ヶ月以上の懲役またはそれに相当する禁固刑が言い渡された場合、5級戦時勤労役に編入される。

特にソン・スンウォンには、“ユン・チャンホ法”が適用される第1号芸能人という不名誉も追加された。ユン・チャンホ法は飲酒運転により人命被害をもたらした運転者に対する処罰を重くし、飲酒運転の基準を強化する内容などを盛り込んだ、「特定犯罪加重処罰等に関する法律改正案」及び「道路交通法改正案」を意味する。

警察は上記の法律を適用したが、裁判部は「交通事故犯罪のうち、刑が重い類型である致傷後逃走罪を犯したせいで、皮肉にも法理上の理由でユン・チャンホ法の適用ができなくなった。しかし飲酒運転を厳罰に処するべきだという立法趣旨は、この事件にも反映されるべきだという点を見逃すことはできない」と説明した。

記者 : パク・ソヨン