ソン・ホジュン&キム・ヘスク主演映画「大きくなる奴」多様な解釈が可能なタイトルに注目“皮肉も?”

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写真=映画会社オウォン(ONLY ONE)
「大きくなる奴」という皮肉なタイトルの多様な解釈が注目されている。

10日、映画「大きくなる奴」は、視線を引くタイトルとドラマチックなストーリーの皮肉で、多様な解釈を電撃公開した。

「大きくなる奴」は、むなしい期待ばかり抱いて生きてきた末に死刑囚になった息子と、その息子を生かすために、生まれて初めて文字を学ぶ文盲の母親の物語を描いた感動ドラマ。

「大きくなる奴」は、疑問を誘発する独特のタイトルでも視線を引く。

映画のタイトルである「大きくなる奴」は、ひとつの慣用表現で、主に将来に「成功する人物」程度の肯定的な意味として通用する。映画の中では島の村長が、友達と事故を起こして帰ってきた主人公キガンに、「大きくなる奴」と言う。ところが、皮肉にも「大きくなる奴」と言われながら育ったキガンは、後で犯罪者に転落し、若い年で死刑囚になってしまう。ストーリーラインによると、タイトルとは全く相反する展開で、「大きくなる奴」というタイトルは返語的な表現だ。

また別の「大きくなる奴」に対する解釈は、言葉が持つ意味通りに、肉体や精神的な「成長」の側面からその前に省略されたと思う「どのように」に対する、アプローチで把握することができる。「将来的には標準以上のレベルに到達する」という従来の慣用表現と同じ脈絡で、「無駄な期待にとらわれ、犯罪者として大きくなる」というのがストーリーラインと合致する。

また、映画全体の核心メッセージである「母なる愛情」に焦点を合わせ、「死刑囚になった息子を生かすために孤軍奮闘する母親の切ない愛を通して、その息子が心から反省し、心で大きくなる」という意味にも解釈できる。

このように多様な解釈が可能なタイトルの「大きくなる奴」は、観客にとって人生において本当に「大きくなる」ことがどのようなものかに対する質問を投げかける作品で、意味を深める。

映画「大きくなる奴」は4月18日に公開予定だ。

記者 : パク・アルム