チョン・イルからAraまで「ヘチ 王座への道」6人のキャラクターポスター公開…それぞれの表情に注目

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写真=SBS
SBS新ドラマ「ヘチ 王座への道」のチョン・イル、Ara、クォン・ユル、パク・フン、イ・ギョンヨン、チョン・ムンソンという主人公6人のキャラクターポスターが初公開された。 

「ヘチ 王座への道」は王になってはならない問題児の王子(チョン・イル)が繰り広げる愛と友情の話だ。「イ・サン」「トンイ」「馬医」を執筆したキム・イヨン作家とフュージョン時代劇「イルジメ(一枝梅)」、ミステリースリラー「アチアラの秘密」のメガホンを取ったイ・ヨンソク監督が意気投合した作品だ。

22日に公開されたポスターは、チョン・イル、Ara、クォン・ユル、パク・フン、イ・ギョンヨン、チョン・ムンソンなど主役6人のそれぞれ異なるキャラクターの魅力を見せている。また、是非と善悪を判断する伝説の動物であり、司憲府(高麗から李氏朝鮮に存在した政府機関)の象徴である獬豸(ヘチ)の模様をそのまま生かしたロゴが目を引く。「ヘチ 王座への道」を通して王様の目と耳だった朝鮮司憲府の姿がどのように描かれるのか期待を集めている。

まず、王になってはいけない問題児「延礽君(ヨニングン)」役を演じるチョン・イルは、王の象徴である赤い袞竜の御衣とカリスマ性を感じさせる表情で目を引く。固く結んだ唇と相手を注視するかのような強烈な目つきからは、悲壮さまでが感じられる。これに卑賤なムスリ(雑事を担当する下女)から生まれた王子から英祖(李氏朝鮮時代の21代国王)の若い時代をどのように見せるか、注目される。

Araは清楚なビジュアルと異なり、朝鮮最高のガールクラッシュ(女性も憧れる女性)司憲府の茶母(タモ、女刑事のような職業女性)ヨジの覇気溢れる姿を描いた。特に相手を一気に制圧するかのような強い目つきから、司憲府の茶母の根性がそのまま表れている。問題児の皇太子チョン・イルと力を合わせ、朝鮮を正すために繰り広げるAraの活躍に関心が集まっている。

情熱に溢れた科挙の準備生パク・ムンスに扮したクォン・ユルの聡明な眼差しも注目を集める。青い色の衣装で清廉潔白ながらも知的な魅力を見せている。万全の準備態勢を備えた姿は、熱い心に溢れた彼の性格を垣間見ることができる。問題児の皇太子、チョン・イルを王に立てる“キングメーカー”として活躍するクォン・ユルの熱演がどのように描かれるのか、期待を高めている。

パク・フンは乱れた髪と鋭い目を光らせる姿で、町のならず者ダルムン役を表現した。たった1カットで1匹の虎のような荒々しい野性美と、近づくことのできないような雰囲気を見せており、彼の演技による変身に期待が高まる。特に冷たい目つきの正体について好奇心を高めている。

老論勢力の実質的なボスであるミン・ジンウォン役のイ・ギョンヨンの姿も目を引く。虚空を見つめる強い目で、乱れることのないカリスマ性と、政治的野望を抱いた知略家のオーラがおのずと感じられる。世の中を自分の手の中に掌握し、揺さぶろうとする野心家として、イ・ギョンヨンが見せる熱演に関心が集まっている。

チョン・イルと反対の位置に立つ“密豊君・李坦”役のチョン・ムンソンは、紫色のシルクの布が際立つ華麗な衣装で目を引く。笑みのない表情、本音が分からないような眼差しで王権を得るために殺人も躊躇しない冷酷な雰囲気が漂い、彼がチョン・イルに対抗してどのような変身を図るのか、期待が高まる。

「ヘチ 王座への道」の制作陣は「今回公開されたキャラクターポスターには、主人公6人が隠していた長年の熱望と、どうしても抱くことができなかった切実な夢を、目つき一つ、表情一つで象徴的に描いた。朝鮮の第21代王・英祖の青年期を背景に、熾烈な権力闘争が始まる信号弾とともに『ヘチ 王座への道』のチョン・イルとAra、クォン・ユル、パク・フン、イ・ギョンヨン、チョン・ムンソンの活躍に期待してほしい」と話した。

「ヘチ 王座への道」は「ボクスが帰ってきた」の後続ドラマで2月11日午後10時に初放送される。

記者 : ユ・チョンヒ、翻訳 : 浅野わかな