「僕の中のあいつ」B1A4 ジニョン“先輩とのキスシーンは緊張したけど…”

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写真=LINK8エンターテインメント
「幸い演技力を指摘する声はありませんでしたが、僕は自分の演技に満足したことはありません」

B1A4のジニョンは最近、ソウル昭格洞(ソギョクドン)のあるカフェで行われたインタビューで自身の演技における哲学と今後の計画について率直に語った。自信に満ちた口調だったが、傲慢な態度ではなかった。逆に謙遜な姿で自身の話を打ち明けた。

最近、公開されたコミカル映画「僕の中のあいつ」(監督:カン・ヒョジン、提供・配給: TCO(株) ザ・コンテンツ・ オン(株)メリークリスマス、制作:エコフィルム)は、偶然の事故で体が入れ替わった中年男性と高校生のストーリーを描く映画でジニョンが高校生のキム・ドンヒョン役を、パク・ソンウンが財閥組織の社長チャン・パンス役を演じる。

ジニョンは、2014年に公開された映画「怪しい彼女」(監督:ファン・ドンヒョク)に出演して以来、4年ぶりに映画に復帰することになった。デビュー後初の主演映画だ。先立って、ドラマ「雲が描いた月明り」(2016)では安定した演技で俳優として成長の可能性を見せてくれた。

初主演作である「僕の中のあいつ」で彼はおじさんと体が入れ替わり、切っても切れない関係になってしまった不運な高校生ドンヒョン役に扮し、アクション、恋愛、青春ドラマなど、一本の映画の中で様々な姿を見せてくれた。これで20代の俳優として幅広い演技ができるという事実を証明した。

ジニョンは「初めて出演を提案されたとき、一人二役はベテラン俳優たちも挑戦しない役の一つだと監督がおっしゃっていました。むしろ僕はそんなことを知らずに挑戦することになりました」とし「このような役をしてみてこそ演技に役立ち、学べるのではないかと思いました。挑戦する気持ちでやることにしました」と出演を決めた理由を語った。

続けて彼は「映画が公開され、(観客数が)出てみないと分かりませんが、僕がよくできた、できなかったという話は別にしてたくさん学べたと思います。今回(一人二役など)たくさんのことをやったと思います。イ・ジュニョク先輩と演じるとき、ラ・ミラン先輩と演じるときとは違う感じでした。今回はディテールについてたくさん学んだと思います」と初主演の感想を伝えた。

ラ・ミランはチャン・パンスの初恋のミソン役として登場し、ホットな女優としての姿を誇った。イ・スミンがミソンの娘であるヒョンジョン役として出演し、優れた母娘演技を披露した。ジニョンとパク・ソンウン、ラ・ミランとイ・スミンを筆頭に、キム・グァンギュ、イ・ジュニョクなど演技派俳優らが一堂に会した。

ジニョンはラ・ミランとのキスシーンに対し「ラ・ミラン先輩はとても魅力的です(笑)先輩は怖いイメージでしたが、実はすごく可愛い面が多かったです。本当に明るくて冗談もたくさんおっしゃいます。意外な魅力を感じました」とし「ラ・ミラン先輩とのキスシーンは緊張しましたが、クールに接してくださって僕もクールにできました。これまで僕はキスシーンの経験はあったのですが、このようなロマンスは初めてでプレッシャーがありました。でも、先輩がたくさんアドバイスしてくださいました」と明かした。

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続けて彼は「実は、幼い頃はコメディージャンルをあまり見ませんでした。SF映画ばかり見ていました。率直に『怪しい彼女』を見ながらコメディージャンルにハマッたと思います。面白いテレビ番組を見ながらみんなで笑う気持ちは分かったのですが、映画館でコメディー映画を見ながら観客が一緒に笑うのは初めてでした。映画館で見るコメディー映画が特に魅力的でした」と出演を決めた理由を明かした。

20代俳優を代表するジニョンの演技への情熱と様々なキャラクターで毎回新しい姿を見せてくれるパク・ソンウンの阿吽の呼吸も見ものだが、慣れた状況で起きるどんでん返しと予想を覆し、油断した瞬間、ものすごく面白いシーンが登場する。

外貌はドンヒョンだが、実はパンスであるため生じる誤解を通じてコメディーから濃い恋愛、痛快なアクションまで、様々なジャンルを込めたギフトセットのような面白さを届け、数々のコミカルなシーンを作り出す。一方、ラ・ミランはパンスの初恋ミソンとして登場し“信じて見ていられる女優”らしく、国民の初恋として熱演した。それに体が入れ替わったドンヒョンとの恋愛模様まで披露し、コミカルな状況を演出した。

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ジニョンは「僕は面白い人ではないので(コメディージャンルの)ポイントは俳優たちとのやりとりだと思います。台詞を言ったとき、演技してしまうと間が空きます。お互いのやりとりが重要だと思いました。実際に演技しながらその部分をたくさん気をつけました。僕はまだアドリブをする段階ではないと思います。役そのものが難しくてアドリブはできませんでしたが、先輩たちの演技に対するアドリブはできました」と自身の役割を説明した。

「実は、最初は主演俳優の一人ということで、肩の荷が重かったのですが先輩の方々が僕を信じて大丈夫だ。負担を持たずにやってとおっしゃってくれました」

ジニョンは故郷の先輩でもあるパク・ソンウンから助けてもらったと言った。「先輩が僕の家に来てワインを飲みました。(体が入れ替わったので)僕が言うべき台詞が先輩が演じる役でもあり、先輩が『僕ならこうする』と録音してくださいました。でも、真似はしないでといわれました」というエピソードを伝えた。

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昨年映画「安市城(アンシソン)」「無頼漢 渇いた罪」「新世界」などを通じて幅広い演技を披露したパク・ソンウンは、名門大学出身で高スペックのエリート財閥組織の社長、チャン・パンスを演じた。特別なカリスマ性はもちろん、想像を超える可愛い魅力を披露した。

ジニョンは演技アイドルとして可能性を見せてくれたが、これからは音楽活動も休まないと話した。「僕は曲も書きます。今は演技活動を中心にしていますが、歌手もします。二つともうまくやりたいです」と希望を伝えた。

そしてB1A4の活動について「脱退したわけではないです。僕が申し上げられる立場ではなく、元事務所がやるべきことです。しかし、はっきり言えるのはこれまでどこにも脱退するという立場はありませんでした。メンバー全員そろって活動する可能性はありますし、僕も前向きに考えています」と話した。

記者 : キム・ボラ