「空から降る一億の星」ソ・イングク&チョン・ソミン対談インタビュー“日本版は10年以上も前の作品だけど…”

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韓国で放送を終えたばかりの話題のドラマ「空から降る一億の星」が早くもCS放送局「衛星劇場」にて、12月21日(金)より日本初放送!

今作は2002年にフジテレビ系列で放送された、北川悦吏子脚本の大ヒットドラマの韓国リメイク作。怪物と呼ばれた危険な男、ムヨン(ソ・イングク)と彼と同じ傷を持つ女性、ジンガン(チョン・ソミン)そしてムヨンに立ちはだかる彼女の兄、ジングク(パク・ソンウン)を中心に彼らに訪れる衝撃的な運命を描くミステリーラブストーリーだ。

今回、日本初放送を記念して、ソ・イングク&チョン・ソミンに対談インタビューを実施! 今作の見どころや撮影エピソードなどたっぷりと語ってくれた。

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――衛星劇場にてドラマ「空から降る一億の星」が12月より日本初放送されます。今作が日本で放送される感想について教えてください。

ソ・イングク:日本でもすごく有名なドラマ「空から降る一億の星」が韓国でリメイクされることになり、チョン・ソミンさん、パク・ソンウンさん、その他多くの出演者の皆さんと共に撮影に励んでいます。12月から衛星劇場で日本初放送されるという朗報を受け、とても光栄に思います。韓国版の「空から降る一億の星」も期待していただき、たくさんの皆さんにご覧いただけると嬉しいです。

チョン・ソミン:日本ドラマのリメイク版である今作が日本で放送されるというお話を、思ったよりも早くお伺いすることができ、とても光栄に思います。韓国版はまた別のカラーで描かれた作品ですので、原作のファンの皆さんにもぜひご覧いただけると嬉しいです。

――原作である日本版の「空から降る一億の星」はご覧になりましたか? 原作との違いや、韓国版ならではの魅力を教えてください。

ソ・イングク:原作を本当に楽しみながら、興味深く拝見しました。僕個人の考えですが、人間の心理的な部分を刺激する鋭い視点で描かれた作品だと感じたんです。日本版は10年以上も前の作品(2002年)ですよね。かなり昔の作品にもかかわらず、観ている間ずっと興味深く、新鮮で本当に面白かったです。だから今回の撮影もすごく期待していました。リメイク作品だからといっても、そっくりそのまま描かれるわけではなく、僕たちが今作をどう作り上げていくのか、どんな点が原作と似ているのかなど、韓国ならではのカラーで再解釈して視聴者の皆さんにお届けするため、原作とはまた一味違う魅力のある新しいドラマになるのではないかと思います。原作が制作された日本で、日本の皆さんが今作をご覧になり、どう感じるのかもすごく楽しみでドキドキしています。

チョン・ソミン:私も原作を拝見したのですが、とても深い感銘を受けました。特に終盤部分は、心がすごく締め付けられるような内容だったのですが、その余韻がずっと残っていましたね。私も原作のファンの1人として、韓国版が原作とどれくらい似ているのか、どのようなカラーで描かれていくのかが、すごく気になります。すごく難しい内容のドラマのため、原作を拝見しただけでは今作への出演を決意することはできなかったと思うのですが、今作(韓国版)の台本もすごく面白く、また新たな雰囲気で描かれていたため、挑戦することにしたんです。ですので、韓国版ならではの「空から降る一億の星」を楽しみにしていてくださると嬉しいです。

――今作へ出演を決めた理由は?

チョン・ソミン:私が出演を決めた理由は、作家さんと監督さんの存在が大きいですね。それから、原作ファンとしての愛もありますし、世の中を見つめる観点がとても純粋な“ジンガン”という役柄にすごく魅力を感じたんですよ。幼少期につらい経験をしてきたにもかかわらず、兄であるユ・ジングク(パク・ソンウン)から、無限の愛を受けて育ててもらったことにより、明るく温かい子に成長するんです。そういった多様な生い立ちを持つ人物なので、すごく惹かれましたね。日本の原作がとても素晴らしい作品なので、かなりプレッシャーはありましたが、一方で“こんな作品に出演できる機会は二度とないかもしれない”という思いもあり、今作への出演を決めました。

ソ・イングク:今作の出演者の方々、スタッフさんのほとんどが同じように感じていると思うのですが、ユ・ジェウォン監督はすごく魅力あふれる方で、監督によって全員が一致団結しているんです。それから原作には、そうそうたる役者さんが出演されていますし、あまりにも有名な作品なので、最初はプレッシャーもかなり大きかったのですが、ソミンさんがおっしゃったように、台本がすごく面白く、原作とは異なる解釈や一味違った物語で進んでいく部分もあるんです。その中で、僕たちがどのように乗り越えていくのか……。そういった点に惹かれ、今作に挑戦することにしました。

――ムヨンは、自身を取り巻くすべてのことをゲームだと考え、操ろうとする人物ですが、演じながら難しいと感じる点はありますか?

ソ・イングク:本当に難しいです。正直、演じている今もすごく難しさを感じているのですが、“分からない”というのと“難しい”というのには大きな違いがあると思うんです。ムヨンの性格は鋭いけれど、感情の起伏が激しいわけではないので、そんな彼の人格を維持しながら、人と人との相対性を表現する点など、そういった部分を細かく演じるのは大変ではあります。でも、そんな中で面白さを感じているのは、ジンガンと一緒の撮影シーンなんですが、すごくいい刺激を受けているんですよ。ジンガンは、ムヨンの行動やムヨンが今まで経験してきたすべてを変えてしまうくらいの人物なので、彼女と撮影するたびに新鮮な気持ちで、撮影中もこれからの展開がすごく楽しみになるんです。キム・ムヨン役を演じるのはすごく難しいですが、とても魅力的な人物なので演じることができて本当に楽しいですし、光栄ですね。

――劇中ユ・ジンガンは、殺人事件の容疑者であり、自由で危険な怪物のようキム・ムヨンを変えようと奮闘する人物ですが、そんなジンガンを演じるために特別に準備した点はありますか?

チョン・ソミン:まず私の心に大きく響いたのは、ジンガンの世界観なんですよ。誰もがはじめは白紙の状態で生まれ、“あなたはこんな人なんだよ”などと周りの一言によって変化し、成長できると信じている人物なんです。そんな彼女の世界観がムヨンにも投影されているんだと思いますね。ムヨンは、これまで生きてきて受けてきた心の傷や寂しさのせいで心を閉ざしてしまい、冷たい人間として生きていますが、そんな彼に対しジンガンは“あなたにも必ず温かい部分があるはず。だからこっちの世界へ来て……”と、ムヨンを明るい方へと引っ張っていってあげたいと思っているんです。そんな彼女の世界観を大切にしながら、演じるよう努力しています。

ソ・イングク:ムヨンとジンガンの関係性について、ソミンさんとも何度か話したことがあるのですが、2人の間には鏡がある感じなんですよ。最初の2人の姿は異なるとしても、どこか必ず似ている部分はあるはずなので、ムヨンにとってジンガンの仕草や眼差しなど、細かいこと一つ一つから刺激を受け、ジンガンもまた、ムヨンから刺激を受けていく……。そういった際どい部分を描いたストーリーで展開されていくので、楽しくご覧いただけると思います。

――今作は、少し暗い題材を扱ったドラマですが、撮影現場の雰囲気はどうですか?

ソ・イングク:撮影現場の雰囲気は、すごく良いです!

チョン・ソミン:はい(笑)。

ソ・イングク:最高です!

チョン・ソミン:それと、私が今作の台本を好きな理由の中の一つは、ドラマの全体的なトーンは暗くて悲しいけれど、その合間合間にウィットとユーモアが隠れていることなんです。そういった点はすごく面白いですし、キラキラと輝くような場面もあるんですよ。例えば、ジングクとタク・ソジョン姉さん(チャン・ヨンナム扮)のシーンや、私とお兄ちゃん(ジングク)のシーンは、単純に面白いというよりは現実的なセリフでやり取りし合うので、すごく面白いんですよ。撮影現場の雰囲気はもちろんすごく良いですし……。

ソ・イングク:うん! 本当に良いんですよ!

チョン・ソミン:演技の相性も抜群ですしね。

ソ・イングク:現場入りの時間より早く到着したとしても、すぐに撮影現場に向かいます。とりあえず、すぐに車から降りてスタッフさんや共演者さんたちに挨拶して、みんなで冗談を言い合ったりしながら、楽しくリハーサルして……。本当に面白く幸せな現場ですね。

――ムードメーカーはどなたですか?

ソ・イングク:今作では“ムードメーカーはこの人だ!”とはっきりと言えるような人はいないですね。

チョン・ソミン:(笑) 私が1人で撮影していても、イングクさんがいらっしゃったら、イングクさんがムードメーカーで、
そこにソンウンさんがいらっしゃったら、ムードメーカーはソンウンさんに変わる感じで……(笑)。

ソ・イングク:僕の撮影中にソミンさんが来たら、ソミンさんがムードメーカーになりますしね! 各自がとても楽しく、それぞれに合った役割を果たしている感じなので……。あぁ~本当に撮影現場をお見せしたいです! どれくらい面白いのか……。

チョン・ソミン:ムードメーカーじゃない人はいないですよね。

ソ・イングク:そう! 全員がムードメーカー!

チョン・ソミン:しかも、今作で唯一の悪役とも言えるキャラクターのチャン・ウサン役を演じるト・サンウさんが、一番面白いんですよ(笑)。役柄とは異なり、実際にはすごく面白い方なんです。

ソ・イングク:そうだね!

チョン・ソミン:だから、本当にムードメーカーじゃない人はいないですね。ユリ(コ・ミンシ扮)もナイスキャラクターだし……。

ソ・イングク:ユリが出演者の中で最年少だよね?

チョン・ソミン:はい。一番若いのに、大先輩のような雰囲気!(笑)

ソ・イングク:話す内容も、年を重ねたような貫禄があって……。

チョン・ソミン:そうなんですよ!(笑) 独特な雰囲気の持ち主ですね。

ソ・イングク:全員が本当に面白いです。あ~本当に撮影現場にご招待したいですね。

――今までの撮影で一番記憶に残るエピソードを教えてください。

チョン・ソミン:ジンガンがムヨンに“世界には、まだ温かい部分があるんだよ”と話し、それに対してムヨンが“そんなことはない”といったニュアンスで否定するシーンがあるんです。そんな彼の悲観的な言葉を聞きながら、“あぁ……、表向きは強がっていても実は寂しくてつらいから、こんなことを言うんだな”と思い、気付かぬうちに“その傷を癒やしてあげたい”という気持ちが芽生えたんですね。だから、セリフに“私の言葉が慰めになるといいなぁ……”という気持ちを込めながら話したんですが、撮影が終わった後、イングクさんが私のところに来て、“ソミンさんの言葉にすごく癒やされた”っておっしゃったんですよ! 本当に心を込めて話すと伝わるんだなぁって、すごく不思議で鳥肌が立ちましたね。反対に私もそれを聞いて、イングクさんの“癒やされた”という言葉に癒やされましたし、感無量でした。演じることに対して幸せを感じるのは、こういった瞬間なんだなぁって。魂が通じ合っていると感じた時のことは、本当に記憶に残っていますね。

ソ・イングク:そうですね。セリフからソミンさんの気持ちを感じ取れた時や、ソミンさんにそのことを話す時、そしてソミンさんがそれを聞いて自分もそうだと話した時……。役者として、それくらい演技の相性がピッタリと合って、幸せを感じる瞬間はないと思います。自身が表現しようとした感情を相手が確実に感じ取り、それについて語る時は一番嬉しいですし、記憶にも残りますね。それから、少し心が痛んだ記憶なのですが……。僕が悪い連中に殴れらるシーンがあるんですが、その時、殴る側の役者さんが演技に熱中しすぎて、足の甲をケガして血が流れていることに気付かないまま、ずっと演じてらっしゃったんですよ。その時は、本当に心苦しかったですね……。

――クランクインした頃は、すごく暑い時期でしたが、演技しながら大変だった点は?

チョン・ソミン:大変だった点は、多すぎますね(笑)。

ソ・イングク:今作の初撮影の日、僕が撮影現場にお邪魔したんですが……覚えていますか?

チョン・ソミン:はい、覚えています。私はチョロン(クォン・スヒョン扮)と2人のシーンの撮影中で、イングクさんは撮影がない日だったのですが、ト・サンウさんと一緒に遊びにいらっしゃったんですよ。

ソ・イングク:あの日は、本当に暑かったよね!!

チョン・ソミン:猛暑でしたからね。あの頃から夏が終わるまで、ず~っと暑くて……。私は今まで、冬の寒い時期の撮影よりも夏の暑い時期の撮影のほうが、断然マシだと思っていたタイプなんですが……。

ソ・イングク:僕もです(笑)。

チョン・ソミン:でも今年の夏は違いましたね。ただの夏じゃなくて超超超夏!

ソ・イングク:皆さん、地球の環境を大切にしましょう!
しかも、今年の冬は極寒らしいですよ。

チョン・ソミン:そうらしいですね。歴代級の寒波が来るって聞きました。

ソ・イングク:あっ! それから、ムヨンは原作と同様、屋上の部屋に暮らしているんですよ。ほとんどの撮影現場の屋上の床は、ペイントやコーティングがされているんですが、そうすると熱を吸収し本当に熱い中での撮影になるんですが、今回の場所は違ったのでまだマシでした。それでもやっぱり、すごく暑かったですけどね。

チョン・ソミン:私の役は、やけどの跡があるため常に長袖を着ているんですよ。夏なので夏服を着れたら良かったのですが、暑いからといってミニスカートをはくようなキャラクターでもなく、長袖に長ズボンをはいて撮影していたので、今年、生まれて初めて夏バテになりました。

ソ・イングク:たぶん、衛星劇場で今作をご覧になる方々は、冬に猛暑を感じることができると思います(笑)。

チョン・ソミン:寒い冬の放送だから、私たちの暑くて大変だったという言葉を聞いても、実感が湧かないんじゃないですかね(笑)。とにかく、ものすごく暑かったです。夏バテすると意識が朦朧としちゃうので、演技をする上でも大変でしたね。

――現在、撮影真っ只中ですが、撮影を終えた中でお気に入りの名場面と名セリフを教えてください。

ソ・イングク:たくさんありますよ。奇妙な雰囲気で描かれたシーンもたくさんありますし……。理性よりも感情が前にいってしまい、意外な行動を取ってしまう時などは、不思議と面白く表現できるんですよ。特に今作では、ジンガンとムヨンの2人のシーンでそういったことが多かったですね。ムヨンの場合、ジンガンに対して理性よりも感情で近づき、“僕はおかしいみたいだ。もうダメだ。”などと、躊躇うことなく話すんですが、僕が思うジンガンは、すごく心に響いているのに、その気持ちを理性で押し殺そうとする人物なんですよ。そんな正反対の2人が接触していくので、すごく面白い相乗効果が生まれるんです。だから、名場面は本当にたくさんありますね。ジンガンは相手が何かを話そうとする時、“あぁ、またその話か。聞きたくない。”と思ったら、その場を去ってしまうんです。猫みたいな感じですかね。大体の人は、相手がなぜ怒っているのか気になるところを、ジンガンの場合はその場の雰囲気が嫌だから、そこから抜け出そうとするんです。ジンガンとのシーンはほとんど記憶に残っていますね。セミがすごく鳴いていた公園のシーンも面白かったですし、自転車のシーンも面白かったですし……。

チョン・ソミン:私も同じです。それから、難しいけど面白いと感じたのは、ムヨンと初めて会った時から、二回目、三回目……と時間を重ねるたびに、2人の関係が徐々に変化していくのを実感できるんですね。一つずつ積み重ねていくような感じがして、その何かが追加されるたびに不思議な気持ちになるんです。そういった点は演じる際、難しいけど楽しいですね。ドラマの撮影は前後を逆に撮影することもあって、混乱してしまい、頭をフル回転させなければならない時もたくさんあるのですが、徐々に変化していく2人の相乗効果がすごく面白くて……。ムヨンが変化していく姿も視聴ポイントだと思います。

ソ・イングク:あの……、動物に例えたくなってしまったんですけど……。言ってもいいですか? 急に思いついちゃって……(笑)。ノラ猫で鋭い性格なのに、人間のそばにいる子っているじゃないですか。人間には慣れていて、ごはんをもらったら食べるけど、人を絶対に寄せ付けないノラ猫! ムヨンはそんな感じの猫で、ジンガンは、“ケニャン(犬猫)”って感じ?

チョン・ソミン:(笑)

ソ・イングク:韓国では、犬のように愛嬌があって人間にぴったりと寄り添う猫のことを“ケニャン(犬猫)”って言うんですよ。ジンガンは、そんな感じの可愛い猫で、ジングクは、超大型犬って感じです。人間のことが大好きなレトリバーのような……すみません。突拍子もなく、こんなこと言って……(笑)。

――兄ユ・ジングク役のパク・ソンウンさんとの演技もすごく楽しみなのですが、パク・ソンウンさんと共演されてみていかがですか?

チョン・ソミン:初めてソンウンさんと撮影したのは、2人の家の美術セットだったんです。ソンウンさんは普段、ご自身のビジュアルのせいで周りの人が怖がっていると思っていらっしゃるみたいで……。意識的にリラックスした雰囲気を作ろうとしているのを感じたんですが、私はまったくソンウンさんのことを怖いと思ったことがないんですよ(笑)。とても可愛い一面を持っていらっしゃる方なので、すごく優しく接していただき、リラックスムードで撮影できましたね。ソンウンさんとの初めての撮影が、実際にいる兄妹のようにワーワーと過ごすシーンだったので、そこから一気に気持ちが楽になり、私にもこんなお兄ちゃんがいればなぁと思いました。お互いをけなしながら、ふざけ合うシーンもたくさんありますが、けなし合っているのに、“お互いを思う兄弟愛は無限大”というギャップもすごく面白くて、楽しみながら撮影していますね。

――ソ・イングクさんは、パク・ソンウンさんと共演されてみていかがですか?

ソ・イングク:劇中、ソンウンさんが演じるジングクは僕にとって水風呂のような存在なんですよ。薄い氷が張っている上に立って対峙しているような……。でも、お互いに相手を殺そうと睨み合っているわけではなく、すごく気品高く、ユーモアも含めながら!(笑) 一瞬でも隙を見せてしまったら、その薄い氷が割れてしまう……、そんな心理戦を繰り広げているんです。だからと言って、相手は敵だと決めつけてしまったら面白くないじゃないですか。だから“あぁ~、2人はすごく仲良いんだね”って感じながらも、“あぁ~、2人は心理戦をしているんだ”と思うような二面性のある姿をご覧いただけると思います。劇中では心理戦を繰り広げる間柄だけど、実際はソンウンさんとすごく親しいんですよ。今作が始まる前からプライベートで知り合い、ソンウンさんの人柄もよく知っていたので、本当に楽しい撮影になりそうだなぁと思い、とても気を楽にして撮影に臨めましたね。

――ソ・イングクさんは、いつも鍛えられていて素晴らしい肉体美で多くの人を魅了していますね。日々運動を行っていると思いますが、最近始めたスポーツなどはありますか?

ソ・イングク:最近始めたスポーツは……ゲームかな?(笑)eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)って言うじゃないですか。

――どんなゲームが好きですか?

ソ・イングク:たくさんありますよ~! PCゲームもしますし、家庭用ゲームも好きですし……。eスポーツです!

――今後の活動計画があれば教えてください。

ソ・イングク:まずは「空から降る一億の星」の撮影に集中したいですね。キム・ムヨンというキャラクターの感情は、維持するのが難しい部分もあるんです。そういった部分を最後まで細かく維持しながら、全力で撮影に臨みたいと思います。まだ撮影中盤なんですが、“キム・ムヨンを演じきった頃には体力を消耗しきってるだろうなぁ”と感じているので、クランクアップしたら少しだけお休みするかもしれないですね。

――日本でも多くのファンが待っています。次に日本に来たら何をしたいですか?

ソ・イングク:日本に行くたびに思うのですが、まだ行ったことのない沖縄に一度行ってみたいです。それから、日本のファンの皆さんにはしばらくお目にかかれてないので、すごく申し訳ない気持ちがあって……。だからファンミーティングだったり……別のことでもいいので、一緒に楽しいことをやりたいですね!

――ドラマをこれからご覧になる日本の皆さんに一言お願いします。

チョン・ソミン:このドラマはミステリー・ラブストーリーです。ミステリーやスリラーが好きな方も、温かく美しくも悲しいラブストーリーが好きな方も、どんな方にも楽しんでいただけるドラマなので、ぜひご覧くださいね!

ソ・イングク:僕のファンの皆さんにはすごく久しぶりの挨拶となり、まずは“ごめんなさい”と伝えたいです。こうして久しぶりに挨拶できることになりましたが、今作では皆さんがガッカリしないくらい素敵で完璧な姿をお見せますので、期待してくださいね!

「空から降る一億の星」
CS放送局・衛星劇場にて、12月21日(金)本放送スタート
毎週(金)午後11:00~深夜1:30(2話連続放送)
再放送:翌(木)午後1:30~4:00(2話連続放送)

2018年/韓国tvN/全16話
演出:ユ・ジェウォン
脚本:ソン・ヘジン
出演:ソ・イングク、チョン・ソミン、パク・ソンウン

関連サイト:https://www.eigeki.com/special/hanryu_drama_sengen

記者 : Kstyle編集部