10月17日から日本ツアースタート!MYNANME コヌ「インスの面白いパートは僕がたまにやっています(笑)」

Kstyle |

個性豊かなキャラクター、その歌声と切れのあるダンスパフォーマンスでファンを魅了してきた韓国男性5人組グループMYNAME。昨年、最年長のメンバーインスが入隊し、現在は4人で活動中だ。

日本デビュー6周年を迎えた7月25日には、6枚目のオリジナル・アルバム「KISEKI」発売。そして、10月17日(水)からはアルバムタイトル“KISEKI”をコンセプトしたツアーがスタートする。公演を目前に控えたMYNAMEのリーダーコヌに、ツアーの見どころ、アルバム「KISEKI」、6周年を迎えたMYNAMEとファンについてたっぷり語ってもらった。

【プレゼント】MYNAME コヌ直筆サイン入りチェキを2名様に!応募はTwitterをフォロー&ツイート



MYNAMEの原動力は?「ファンがいないと何もできないし…」

――今年、7月25日でMYNAMEは日本デビュー6周年を迎えましたが、リーダーとしてどんな気持ちでしょうか?

コヌ:今年の7月25日には6枚目のアルバム「KISEKI」もリリースしました。リリースイベントをやりながら感じたのは、昔だったら「今の音楽や今の僕たちの姿をみんなが見てどのように感じているのかな」など、色んな不安があったのですが、6年目になって、今は皆と僕たちの絆みたいなものがあって、すごく安心感ができました。もちろんこれからも頑張って成長していく姿を見せなきゃいけないですが、今だったらMYNAMEが何をやっても、あるいはどんな仕事をやっても多分皆が「MYNAMEって感じだな」というのができているというのが一番変わった部分だと思います。

――リーダーとしても昔と今では全然違う気持ちですか?

コヌ:そうですね。2年前ぐらいからかな? 1人での仕事もそれぞれでやっているし、他のメンバーは舞台とかもやっています。僕は舞台今まであまり興味が無かったのでやっていなかったのですが、僕が知らないことを他のメンバーは知っていたりするので、リーダーとしては少し楽になった気がします。それぞれのメンバーが成長したので、リーダーとしての心配も減りました。

――具体的にどんな部分でメンバーの成長を感じますか?

コヌ:メンバーそれぞれが舞台や演技などをやるようになってから、家でメンバーたちのリハーサルの様子とかを見ていると「すごく成長したな」という感じています。
これまでのグループ活動とは違って、舞台や演技の現場では日本の監督やスタッフ、キャストの方がいて、異なる環境で経験を積んできて、そう感じるんだと思います。

――メンバーのソロ活動は、チェックしたり見に行ったりしているんですか?

コヌ:なかなかスケジュールが合わなくて……。でも、たまたまインスのミュージカルを見たら、僕たちといる時全然違う活動をしているから不思議でした。僕が「すごく難しいんだろうな」と感じているようなこともやっているのですごいなと思いました。セヨンの舞台も行きました。お客さんを演技でいっぱい笑わせていて驚きました。

――逆にコヌさんのソロ活動にメンバーから何かアドバイスとかもらったりしますか?

コヌ:最近の僕のソロ公演にはやっぱりスケジュールが合わなくて、見に来れてないんですが、でも曲を作ったらメンバーに「聞いてみて!」とか「これどう?」と聞いています。それに対してメンバーがアドバイスをしてくれたりしています。

――メンバーからのアドバイスはコヌさんにとって大事ですか?

コヌ:大事ですね。今までは僕の曲だけを作っていたけれど、今回は初めてグループの曲も作ったので、メンバーの気持ちやメンバーがやりたい音楽も大事でした。だからメンバーからのアドバイスは大事です。

――6年間活動してきて、MYNAMEとしての原動力は何ですか?

コヌ:やっぱりファンの皆さんですよね。本当に感じたのが、皆さんがいないと何もできないし、やることもないです。だから「皆さんがいないと」という気持ちはすごく強いです。メンバーも同じ気持ちで、ファンの皆さんの為に新しいアルバムで、そしてまた新しく出会うファンの皆さんの為にも頑張っています。


「ファンを思い、ストレートで簡単な日本語で歌詞を書きました」

――アルバム「KISEKI」では、4曲コヌさんが作曲していますが、音楽作業はどのようにしていますか?

コヌ:普段は最初にトラックを作ってから「どんなメロディーがいいか」や「どんなタイトルでいくか」を考えるのですが、今回のアルバム「KISEKI」の「きせき」という曲と僕のソロ曲「Tokyo wind」「君に会いたいよ」は、ファンの皆さんの為に作った曲なので、まずタイトルや内容、歌詞を作り、皆さんに伝えたいメッセージなどを決めてからトラックを作りました。今までは僕が好きなジャンルで曲を作っていたけれど、今回はタイトルも「KISEKI」なんですが、6年目を迎えて、5人での活動が今回は4人になって、新しい気持ちも僕の中にあったので、それをリアルに伝えたいと思い、先に歌詞や内容を決めてから曲を作りました。

――自身のソロ曲「君に会いたいよ」は日本語で作詞もしていますが、どんなコンセプトで書いたのですか?

コヌ:今年の1月30日の僕の誕生日の時に、メンバーはそれぞれで活動をしていたんですが、僕はその時期は活動が無かったんです。そしたら、ファンの皆さんが「メンバーはそれぞれ活動をしているけれど、コヌくんはやらないの?」「コヌ会いたいよ!」とメッセージを送ってくれて、それを見てアイディアが浮かんだんです。僕自身もスケジュールが無いとき「皆に会いたい」という気持ちが沸き上がります。そういう気持ちを込めて曲を作ったので、本当に皆さんのために作った曲です。

――具体的に思い浮かべたものはありますか?

コヌ:曲を作る時は、ファンの顔などを思い浮かべながら作りました。ソロ曲「君に会いたいよ」の歌詞は、僕が初めて日本語で書いたものなので、とてもストレートで簡単な日本語を使って書きました。

――日本語での作詞は挑戦だったと思います。難しかったですか?

コヌ:難しかったですよ~(笑)。僕は、まず韓国語で歌詞を作ってから日本語に直して、分からない単語は会社の方に「どういう単語を使ったら良いですか?」とお願いして、アドバイスをもらったりしました。正直大変だったけど、完成したものを皆の前で歌ってみたら「やっぱり歌詞は日本語で書いたほうが良いな」と思ったので、もっと日本語を勉強しなければならないなと感じました。

――ファンの反応はどうでしたか?

コヌ:ファンの皆さんの顔を見たら、嬉しそうな顔をしていましたね。ソロでディナーショーをやった日に初披露したのですが、泣いてくれたファンも沢山いました。でもまだMYNAMEのライブでは歌ったことが無いので、17日からはじまるツアーが楽しみです。

――曲を作る時は作業室にこもって作るタイプですか? それとも何かしている時に思い浮かぶタイプですか?

コヌ:僕は、僕と全然違う仕事をしている人と友だちになるのが好きで、その人が感じているストレスや話を聞くのがすごく面白いなと思っているんです。僕とはまた違った環境で感じる感情とかを聞いて、そこで「もし僕だったらどうしていただろう」と考えたりすると、アイディアが浮かぶんです。そこから「曲を作ってみよう!」と思って作り出したら、大体1日丸ごと使って作っていたりしますね。

――自分世界とは別の環境にいる人の話からインスピレーションを受けて、作るのですね。

コヌ:はい、そうです。人の話からイメージを作っていくことが多いのですが、最近は僕の話を多く取り入れています。僕が感じたことや僕のメッセージを曲にして皆さんにお見せしたいんですよね。


「ファンの前で歌えることもMYNAMEとしての活動も奇跡」

――コヌさんにとって、今まで生きてきた中での“奇跡”は何ですか?

コヌ:ファンの皆さんの前で歌うことも奇跡だし、これからのMYNAMEとしての活動も奇跡だと思っています。でもやはり自分にとっての一番の奇跡は、僕が伝えたいストーリーを曲にすることができることだと思います。デビューから1~2年しか経っていなかったら、僕が感じたリアルなことを曲にするには足りない部分が多かっただろうなと思いますが、今年で6年目になって、僕自身日本で活動をしながら大変だった事や辛かった事、楽しかった事などを感じられたから、今こうやって曲にすることができているので、これが一番の奇跡ですね。

――大変だったこともあったと話してくれましたが、一番大変だったことは何ですか?

コヌ:一番大変だったのは日本語です。今もまだまだなのですが、最初の頃は話したいことがあるのに日本語ができなくて皆さんに伝えられないということがあったので、それが一番大変でした。その当時は日本に友達もいなかったし、もし友達ができたとしても日本語ができないからしょうがなかったですし。そういうことが一番大変でした。

――今は少しずつ克服をしていますね。

コヌ:そうですね。今は日本の友達もいるし、難しい日本語はまだ分からないけれど、僕が韓国人であることを知っているから理解してくれます。

――最近、コヌさんの身の回りで起きた奇跡はありますか?

コヌ:3日前かな? 韓国の友達が日本に来たので、目黒駅の近くでコーヒーを飲んでいたんですが、その時ファンの方に会って「コヌさんですか?」と話しかけられたんです。けっこう昔からの友達だったんですが、その様子が不思議だったようで、びっくりしていました(笑)。目黒駅だと誰にも気づかれないかなと思って、天気も良かったので外でコーヒーを飲んでいたんです。そこでファンに会ったのが奇跡ですね(笑)。

――嬉しくなりますよね。

コヌ:そうですね(笑)。友達もいましたしね。

――最近はどのように日本語を勉強していますか?

コヌ:最近はYouTubeを見たり、友達に会った時に友達が話しているのを見たりしながら勉強しています。実践で覚えるようにしています。

――最近覚えた新しい日本語やお気に入りの言葉はありますか?

コヌ:「絆」です。今までは知らなかったのですが、最近「絆」を感じたから調べてみたんです。「日本語で『絆』って何だろう?」と。それで「絆」という言葉を知りました。


「4人でやっていくことに不安も…インスの存在の大きさを感じる」

――アルバムタイトルをコンセプトしたツアーが10月17日からはじまりますが、Zeppが3ヶ所、ライブハウスが名古屋、福岡とありますが、どんなライブになりそうですか?

コヌ:4人で行う初めてのライブであるということが一番のポイントです。新しいアルバムの曲を中心としたライブになるんですが、今まで5人で披露していたステージも4人で披露するので新しい感じを受けられると思います。

――構成も新しくしているのですか?

コヌ:これまで5人で披露していたステージも今回4人なので歌のパートなどを少し変えています。ソロのステージもありますし。特に大阪の公演については、最近台風の影響で大きな被害にあわれた方々もいるので、僕たちがファンの方々を慰め応援するという気持ちで行きたいと思っています。

――ファンも喜ぶと思います。

コヌ:はい。僕もニュースで見たのですが、大阪も台風の被害で大変でしたし、北海道も地震の被害で大変でしたので、心配に思っています。

――Zeppの最終日は、“ファイナルスペシャル”とありますが。

コヌ:言っていいかわからないのですが、最後のライブについては変える部分は変更して、MYNAME活動のまとめとして披露する予定です。1回、1回のライブ、会える時間が本当に大事だと思います。どの公演もいい思い出を作りたいです。

――ライブでやってみたいことはありますか?

コヌ:やっぱり、皆と楽しくやっていきたいです。今はまだ色々と不安もありますが、とりあえず楽しく皆と笑ったりしたいです。「MYNAMEのライブ見てよかった~」というコメントをもらうとすごく嬉しいので、楽しくやっていきたいと思います。

――4人でやっていくことに不安はありますか?

コヌ:あります。リリースイベントは無事に終わったのですが、これからのライブが4人では初めてなので、それについては不安もあります。バランス的な部分など……。しかし、メンバーも努力しているし、僕自身も色々と考えています。不安もあるのですが、その分ちゃんと準備をしています。

――リリースイベントも4人で行ったわけですが、その時にインスさんの存在を改めて感じた出来事などはありましたか?

コヌ:ありますね。インスのMCが結構面白いので、その部分をインスの代わりに誰かが埋めていかないといけないなと感じましたし、曲のバランスも……。また、今まで皆さんが見てきたMYNAMEは5人だったし、僕たちも5人に慣れていた部分もあったので大変でした。

――インスさんの面白いパートは誰が埋めているのですか?

コヌ:最近は、たまに僕がやっています(笑)。インスがいた時はずっとインスがやっていましたからね。僕も面白いことを考えてみたりもしたのですが、難しいんですよね。だから大変です(笑)。でもファンから「コヌさん、最近すごく変わりましたね」とメッセージをいただくと、やるしかないなと思う部分もありますし、僕が喋ると笑ってくれたりするのはけっこう嬉しいですね。最近は、これまであまり感じていなかったことをすごくたくさん感じています。人数が減ったり、1人での仕事をやってみたりと。だから「もっと頑張らなきゃな」「もっと成長していかないとな」「もっと楽しくしないとな」という気持ちが凄く強くなって、僕自身も成長したなと感じています。

――インスさんとは連絡を取っていますか?

コヌ:インスとは、韓国に帰った時に1週間に2~3回くらいは会って、家でお酒を飲みながら話したりしています。「最近、リリースイベント終わったけどどうだったの?」とかライブの話など、色々と話しています。韓国では寮ではなく1人で住んでいるのですが、寮まで車で2~3分くらいですごく近いのでメンバーともよく集まって話をしています。インスも、僕が日本にいると「いつ帰ってくるの?」とか「早く会いましょう!」と言ってくれます。最近も頻繁にインスに会っているのですが、この前もインスと飲んだ時にインスが「早く活動したい」と言っていて、でも今はそれができない状況なので可哀想だなと思っています。いつも「僕は大丈夫だよ!」と言っているのですが、根を見るとどこか悲しそうなんです(笑)。


「日本の色んなアーティストとコラボしていくのが僕の目標」

――コヌさんは韓国で活動の無い時には何をしていますか?

コヌ:韓国ではあまり外に出ないです。家には犬もいますし。だから家でゲームをしたり、犬と遊んだり、散歩をしたりしています。そうしているうちに夜になったら、曲を作ったり動画を見たりしています。最近どんなジャンルの曲が流行っているのかを確認したりしますね。

――インドア派なんですね。

コヌ:韓国ではそうですね。家にいるのが好きなので。日本では、休みがあったら友達に会ったりしています。活動がある時はなかなか会えないですからね。友達に会ったら、日本で最近どんな音楽が流行っているのかを聞いたりしています。

――これからの目標、やってみたいことは?

コヌ:もっとレベルアップして大きいステージに立ちたいし、色んな人にも出会うのが目標です。そして、長く活動をしていきたいです。この先も長く、皆の前で歌ったり、イベントを行ったりと。他にも、今回は日本のアーティストの方々とコラボをしたのですが、それがすごく良かったので、日本の色んなアーティストとコラボしていくのが僕の目標です。

―― 一緒にコラボしてみたい日本のアーティストはいますか?

コヌ:清水翔太さんとやってみたいです。また、今回一緒にコラボした19歳のギターリスト山岸竜之介という方は、すごく若い時からギターを弾いていた方なので、すごく面白くて。彼のようにいろいろな楽器を弾く方々ともコラボをしてみたいです。

――ファンからのメッセージを見て元気をもらうという話をされていましたが、ファンからのコメントに返信したりもしますか?

コヌ:僕はしないです。他のメンバーはセンスがあってそういうのが上手いけど、僕には難しくて……。1回やり始めたら、他のもやらなければならなくなり、どんどん何時間もかかってしまいますからね。僕はセルフショットを撮るのも苦手なんです(笑)。1回撮って投稿しようとしたら30分くらいはかかってます。上手くないから……(笑)。皆さんには申し訳ないですが。でもメッセージは見ているので本当に嬉しいです。

――Kstyleやネットニュースは普段読んだりしますか?

コヌ:Twitterを見ていると、Kstyeの記事も出てきたりするので見ています。でも、カタカナもあったりして読めないので写真だけ見たりしています(笑)。

――それでは、最後にファンにメッセージをお願いします。

コヌ:7月25日にリリースした新しいアルバム「KISEKI」が皆さんのおかげでオリコン・ウィークリーチャートで3位になりました! ありがとうございます。10月17日から始まる僕たちの「KISEKI」のライブも是非チェックして、見に来てください! 全力で楽しいステージを披露して、楽しいライブにしていきますのでぜひ来てください。最近、大阪や北海道では、大変な被害もありとても心配ですが、僕たちが歌手としてできることは皆さんに歌を披露することだと思うので、是非ライブを見に来てください!

撮影:朝岡英輔

■ライブ情報
「MYNAME ZEPP TOUR 2018 ~KISEKI~」

■東京 / ZEPP TOKYO
日時:10月17日(水)
【昼公演】OPEN 14:30 / START 15:00
【夜公演】OPEN 18:30 / START 19:00

■大阪 / ZEPP NAMBA
日時:10月28日(日)
【昼公演】OPEN 14:15 / START 15:00
【夜公演】OPEN 17:45 / START 18:30

■東京 / ZEPP DiverCity Tokyo ※Final Special
日時:11月1日(木) OPEN 18:30 / START 19:00
チケット代金:全席指定(1階席・2階席) ¥9,800 (税込・入場時別途ドリンク代必要)

「MYNAME LIVE Tour 2018 ~KISEKI~」
■愛知 / 名古屋ダイアモンドホール
日時:10月25日(木) OPEN 18:30 / START 19:00

■福岡 / BEAT STATION
日時:10月29日(月) OPEN 18:30 / START 19:00

【チケット一般発売中!】
スタンディング ¥8,800 (税込・入場時別途ドリンク代必要・整理番号付き)

・チケットぴあ:http://ticket-search.pia.jp/pia/search_all.do?kw=MYNAME
・ローソンチケット:http://l-tike.com/search/?keyword=MYNAME
・イープラス:http://eplus.jp/

■関連サイト
MYNAME(マイネーム)オフィシャルウェブサイト:http://www.myname-jp.com/

記者 : Kstyle編集部