【REPORT】カリスマ性をプラスし、パワーアップしたApinkが今年初来日!「待たせてごめんなさい、お久しぶり」の言葉にファンが嬉し涙

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韓国の人気女性6人組、Apinkが9月21日、東京・豊洲PITで「2018 Apink Fanmeeting in Japan “ONE&SIX”」を開催。今年7月に発売したミニ・アルバム『ONE&SIX』からの新曲披露も交えて、詰めかけたPANDA(Apinkのファン)と触れ合った。では、1部(昼公演)の模様をレポート!

今回のファンミは新作『ONE&SIX』を引っ提げてのもの。タイトル曲「I'm so sick(1もない)」では、それまでの清純で妖精のようなイメージを一変させ、セクシーさをアピール。現在開催中のアジアツアーでも赤、青といった原色の衣装をまとって、ヴィヴィッドかつ大人びたステージを見せている。ここ日本でも、6人のイメチェンぶりに期待が集まるが、10ヶ月ぶりの来日となった彼女たちの姿は果たして?


「一つもない」トークでは酸っぱさMAXなロシアンルーレットも!

オープニングでは付き合っていた頃の恋愛感情なんて一つもない、と強気なウソをつく「I'm so sick(1もない)」と、ラブリーチューンのサブタイトル曲「ALRIGHT」を歌い、早速、New Apinkを打ち出していくメンバーたち。が、アジアツアーの衣装とは違って、白を基調としたファッションをまとえば、従来のピュアな印象はそのまま。イメチェンというより、バージョンアップしたApinkを見ることが出来た。

自己紹介でそれぞれが「お久しぶりですね」とファンとの再会を喜んだ後は、New Apinkについてセルフ解説。メンバーは「I'm so sick(1もない)」のコンセプトを“ピンクラッシュ”と説明し、チョロンは“ピンク+ガール・クラッシュ”、つまり、「既存のApinkのコンセプトにカリスマ性をプラスした」と明かす。

続くトークコーナーは新曲にちなんで「一つもない」がテーマ。「〇〇が一つもないメンバーは?」というお題について、メンバーが該当すると思ったメンバーを一斉に指さし、6人の“素”にアプローチする。
最初のお題は「怖いものが一つもないメンバーは誰?」で、自他共にウンジが該当と認定。彼女は「私は怖いものがないです」とニッコリほほ笑むが、茶目っ気たっぷりに「ウソだよ」と続け、「お化けは怖い」と本音をポロリ。怖い物を見てもリアクションが少ない……それが「怖いものが一つもない」と思われている理由のようだ。そして「蛙と深い海が怖い」というチョロンや、「暗い場所が怖いので、いつも電気を点けて寝ます」と話すボミなど、他のメンバーの怖がり度にも迫った後は、ウンジの実際の怖がりっぷりを「箱の中身は何かな?」ゲームでチェック。司会者の「ちょっと前まで生きていたかもしれない物」というヒントに「おー、そうか」と余裕綽々で応じるウンジ。箱の中身は鳥の羽で出来た“毛ばたき”なのだが、手探りでそれをチェックしている間に、肝心のはたきが箱から飛び出て、彼女から丸見えになるという事態が発生。ゲームは強制終了となり、ウンジの破壊力を印象付けた。

「人見知りを一つもしないメンバーは?」で認定されたのはナムジュ。自ら「本当に人見知り」と話す彼女は、「人と仲良くするように努力します。努力したら大丈夫、そして笑顔も大事。ずっと笑ってください」と続けた。さらにチョロンも人見知りが激しいそうで、「人と楽しく話す方法が中々、分かりません」と意外な悩みを打ち明けるのだった。

「退屈なことに、一つも耐えられないメンバーは?」ではボミが3票を獲得。「暇なのは面白くないし、ジッとしてると体がムズムズしてきます」と話す彼女は4月に「ポムポムポム」という動画チャンネルを開設し、寸暇を惜しんで活動。YouTubeスターとしても活躍中だ。そんな彼女が現在ハマっているのはPCゲームの“サドンアタック”で、ネットカフェで日々を過ごすそう。トップアイドルが食事も睡眠もネカフェというからビックリだ!

「贅肉が一つもないメンバーは?」ではナウンとナムジュに焦点が。ボミが「沢山食べるけど太りません」と明かすナムジュは、太らない体質をプレゼントしてくれた両親に感謝。ダンスもスタイル維持の秘訣と話し、ウンジは「ナムジュちゃんはいつも動いてます」とコメント。睡眠、ピラティス、有酸素運動、ダイエットサプリのカロバイが鍵と話すナウンは「見えないところに贅肉があります」と謙遜するが、ウンジは「全部見ましたけど、(贅肉は)ない」とフォローした。

最後のお題は「運が一つもないメンバーは?」。ウンジは「私たちはApinkだから、メンバー全員がラッキー」と話すが、ボミは「チョロンさんはジャンケンで負ける」と明かし、ウンジも「負けたら怒る」とトーク。そんなメンバーのラッキー度をチェックするために「レモンジュース・ランダム・ミッション」が発動されることに。レモンジュースが入った6個のグラスが現れ、その中の一つには“激酸っぱい”希釈用の濃縮レモンが入っているというロシアンルーレットがスタートする。ところが、ボミは「(一つだけ)色が違う」と気づき、開始前からバレバレという緊急事態に! 6人はそんな危機も、持ち前のバラエティ力で切り抜ける。ジャンケンの結果、ボミが濃縮レモンを飲むことになるのだが、その前にナムジュが試し飲み。最初は「美味しいと思います」と意気込んだものの、飲んだ後は「酸っぱい」と漏らし、いよいよボミへバトンタッチ。彼女は一気飲みで客席を沸かせ、「本当に美味しい」とコメントするが、最後に「ちょっと酸っぱい」と付け加えて、笑いをとるのも忘れなかった。
さらにウンジは舞台袖から原液を瓶ごと運び込み、ワンモアタイム。その匂いを嗅いだだけで酸っぱさを実感し、飲めばリアルに「酸っぱい」と一言。すぐに口直しをし、次のステージに備えた。

ファンと楽しい時間を過ごした後は、Apinkのトレードマークとも呼べる、ピュアで爽やかな、正調アイドル・ポップを披露する番。「FIVE」でボミがマイクをフロアに向けると、ファンは「1、2、3、4、FIVE!」と声を揃え、「LUV」では客席が「L.O.V.E LUV」とシャウトする。そしてボミが「皆さん、叫べ~」と声を発せば、ファンはメンバーの名前をコールし、フロアが一つに。お久しぶりのApinkらしいステージに会場が熱くなる。


ファンと一緒に歩んだ7年を爆笑トークでプレイバック

2011年にデビューし、今年、記念すべき7周年を迎えたApink。ワールドワイドな活躍もPANDAがいたからこそ! そんな7年の歴史を振り返るべく、後半では、事前に実施した4択アンケートをベースにトークショーを開催。メンバーへも同じ質問をし、ファンとメンバーの答えのマッチ度、つまり、両者の共感度をチェックする。題して「ファンの共感領域」がスタートだ!

第1問は「あなたが好きなApinkのベストスタイルは?」で、答えは「スクールルック、清純女神、ストリートファッション、カリスマセクシー」からチョイス。ファンの支持率は「清純女神」が一番高く、ウンジ、ナウン、チョロンも同意見。ご褒美として、ファンと波長の合う3人が、客席のリクエストに応えて、メンバーの物真似をする。ウンジは「ハヨン」と声を上げながら椅子の上に立ち、ハヨンのモデルばりのビジュアルを表現。チョロンは四股を踏むようなポーズでウンジの力強さを真似、ナウンはチョロンの耳打ちを受けて、YouTuber、ボミの「ポム、ポム、ポム」を声真似。そのソックリ具合にはボミ本人が「同じです」と太鼓判を押した。

2問目は「『NoNoNo』『Mr. Chu』『LUV』『1つもない』の中で、Apinkの魅力が目立つ最高の振り付けの楽曲は?」。ファンの答えは「Mr. Chu」に集中し、ハヨン、チョロン、ナムジュ、ウンジもファンと意見を同じくする。でも、ウンジは悪びれることなく、堂々と複数回答し、「一つだけ選ぶことが出来ませんでした」と笑顔を見せた。
そしてここでは全員で「FIVE」のカリスマバージョンで踊ることに。ハヨンは「カリスマだから笑わない!」と呼びかけ、ウンジも「笑ったら、罰ゲーム! 愛嬌だからね」と呼応する。そしてダンスが始まれば、ここでもウンジがパワーを爆発させ、勢い余って、ステージ上の椅子をパコーンと吹き飛ばすことに。全員が笑みを零すことなく、オールクリアとなったが、ファンならメンバーの愛嬌も見たいってもの。そこでジャンケンで罰ゲーム対象者を選び、負けたボミが愛嬌をすることに。ナムジュは「ボミちゃんは本当に愛嬌が上手」と煽るが、彼女は「お腹ペコペコ」というところを「お金ペコペコ」と話して、会場は大爆笑。メンバーも笑い過ぎから涙が出て、「LUV -Japanese Ver.」のワンフレーズ「ナミダ 止まらなくなるよ~」をアカペラで披露し、ファンを喜ばせた。

3問目は「あなたが一番好きなApinkの日本の曲は?」。「サマータイム!(Summer Time!)」「Brand New Days」「もっとGO!GO!」「Orion」から「Orion」が51%を獲得して支持を集めると、ウンジとボミが「嬉しいです」と立ち上がる。メンバーで「Orion」と答えたのはボミ&ナムジュで、ナムジュは「韓国でオリオン座を見ます」と話し、ウンジは「皆さんが私達のオリオンで~す」とファンを泣かせる。そして、ここからメンバー全員参加型のジェスチャーゲームがスタート。ボミとナムジュがジェスチャーをし、他の4人が連想で答えるというもので、3問正解まで終了しないというガチ企画。でも、「シンクロナイズト・スイミング」ではウンジが一発で回答し、「人魚」では4人が声を揃えてクリアー。そして3問目の「アナと雪の女王」にはハヨンが一発回答し、チームワークの良さでファンを喜ばせた。

たっぷりのトークやゲームの後、メンバーは待ってくれたファンにこう感謝した。

ナムジュ「今日は本当にファンの皆さんに感謝しています。次も早く会いましょう! 大好きで~す」

チョロン「久しぶりに皆さんと語り合って、本当に楽しかったです。私達を待って下さって、本当にありがとうございます。これからも、もっと、よく会いましょう!」

ナウン「今日が最後じゃなく、また会えますから、もうちょっと待ってて下さいね。これからも応援を宜しく御願いします」

ボミ「たくさん待たせてごめんなさい。皆さんの気持と同じで、私達、本当に会いたかったです。久しぶりに皆さんに会えて、本当にいい気分です」

ウンジ「日本のファンの皆さんが『日本にいつ来ますか?』と聞いてくれました。その時、心が本当に痛かったです。でも、今日、このように皆さんに会えてほんとうに幸せな時間でした。これからも度々、日本に来たいです。Apinkに幸せな時間を作って下さって、本当にありがとうございました」

ハヨン「久しぶりにお会いできて本当に嬉しいです。いつも皆さんの力のおかげで舞台が出来ると思います。これからも、日本でも韓国でも、良い曲で、活動します。ありがとうございます」

ファンに感謝した後は咲き誇るマーガレットをバックに、日本デビュー曲「NoNoNo (Japanese Ver.)」を歌い、フィナーレには日本盤2ndシングル「Mr. Chu (Japanese Ver.)」をチョイス。最後はファンが韓国語で「永遠に一緒にいるよ、永遠に愛するよ」と声援を贈り、Apinkとの永遠の愛を誓った。そして名残惜しそうに舞台を後にするメンバーたち。最後までステージに残るボミに向け、ファンはボミ・コールを送り、熱気が止まらない。日本では2017年末の作品を最後に新曲のリリースがないが、PANDAの愛情は変わらぬまま。次は是非、ライブで来日を! ――全てのファンがそう願っていたと思う。

ライター:きむ・たく

※写真はオフィシャル提供となります。ソロカットは掲載しているメンバーのみとなりますので、ご了承くださいますようお願い致します。

【公演概要】
「2018 Apink Fanmeeting in Japan “ONE&SIX”」
日時:2018年9月21日(金)
<1部> 14:00 開場 / 15:00 開演
<2部> 18:00 開場 / 19:00 開演
会場:豊洲PIT

【セットリスト】
01. I'm so sick(1もない)
02. ALRIGHT
03. FIVE
04. LUV
05. No No No -Japanese ver.-
06. Mr.chu -Japanese ver.-

記者 : Kstyle編集部