【REPORT】gugudanが初の来日ショーケースを開催!「ワクワクという日本語が気に入りました」

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(C)Jellyfish Entertainment Japan
VIXXを擁するJellyfishエンターテインメントが送り出した初のガールズグループgugudanが、日本活動のスタートを切るショーケース「gugudan 1st Showcase “Dear Friend”」を9月21日、マイナビBLIZ AKASAKAにて開催。同日夜にはファンミーティングも開催され、初来日を心待ちにしていた多くのファンから熱烈歓迎を受けた。ここでは昼の部に行われたショーケースの模様をレポートする。

gugudanは「9つの魅力を持った9人の少女たちが集まった劇団」を意味し、「パフォーマンスを通して舞台の上で1つの劇をするアイドルグループ」として、童話、映画、演劇など様々なジャンルの作品をコンセプトにした楽曲が話題に。またグループ名は「かけ算九九」の韓国語である「九九段」にも由来しているため、メンバーひとりひとりに担当の段があるのもユニークだ。そんなグループの特徴や、各自の魅力を日本で紹介するための今回のショーケース。会場前方にはプレス席が設けられ、記者会見さながらの雰囲気に観客は緊張感とワクワク感を募らせている様子だった。
 

gugudanの登場に熱い声援

NICE73(ナイスナナサン)の司会進行でステージに登壇した8人(ヘヨンは健康上の理由で休養中)は元気よく「stand by cue! こんにちはgugudanです」と挨拶したのに続き、順番に「八色鳥(ヤイロチョウ)の魅力を担当しているハナです」「かわいいソイです」「gugudanのメインボーカル、幸せを呼ぶ3段のセジョンです」「カメレオンのメンバー、輝くナヨンです」「メインボーカル、6段のヘビンです」「ラッキーガール、7段のミミです」「gugudanの8段、セリです」「ビタミン、ミナです」と自分の特徴を交えながら自己紹介すると、観客からは「わ~~!」と熱い声援が送られた。

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フォトセッションを挟み、まずは韓国最新活動曲の「The Boots」のパフォーマンスを披露。ホワイトのチュール生地にレースと星の柄をあしらったブラウスに、ブラックのホットパンツを身にまとい、カリスマあふれるステージを見せると、日本人男性ファンから「モッチダ(カッコイイ)」「チャランダ(いいぞ)」という韓国語の歓声が飛び交った。尚、9月中旬に足の怪我で全治4週間の診断を受けたセジョンは椅子に腰かけてのパフォーマンスになったが、力強く伸びやかな高音ボイスで会場を沸かせた。
 

待望の日本イベント!「緊張感も気分のいいトキメキ」

ここからはトークタイムへ。NICE73が「日本のファンクラブ設立と、初の単独来日おめでとうございます」と言うと、ハナは「私たち皆が日本の活動を待っていました。ステージに上がる直前も緊張していましたが、その緊張感も気分のいいトキメキだったと思います」と感想を。ヘビンも「公式では初のイベントなので緊張しましたが、温かく迎えてくださってうれしいです。情熱的な応援をありがとうございます」とファンへの感謝を述べた。

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ショーケースに向けての準備については、ミナが「日本のファンとコミュニケーションをとるために、全員が日本語の勉強を一生懸命にしてきました」と発言すると、メンバーの好きな日本語を挙げることに。ミナは「“ゆき”。空から降ってくる雪。とても好きです」。セジョンは「私は“ドキドキ”という言葉だけは知っていましたが、今回“ワクワク”も覚えました。違う雰囲気の言葉だけど、なんとなく“ワクワク”がもっと気に入りました。あと、変わった言葉では“ほんまに”を覚えました」とコメント。日本の文化が大好きでメンバーの中で一番日本語が堪能なハナは「日本語の勉強をするときにJ-POPを聞いていますが、私の名前がハナなので『世界で一つだけの花~♪』。この曲が好きです」とSMAPの曲を口ずさみながらコメントし、拍手が巻き起こった。
 

9つの魅力を持った少女たちの魅力

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続いては、グループの魅力やメンバーの個性を紹介するトーク。セジョンは「gugudanは“9つの魅力を持った9人の少女たちが集まった劇団”という意味があるので、作品のたびにカメレオンのように変わる魅力があります。これからお見せする多様な作品も楽しみにしてください」と。ミミは「1段から9段までの担当があるように、各自の魅力が多様で、その9つの魅力が1つになったときに、どんな色を見せるのか気になる魅力もあります」とコメントした。

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また、メンバーは担当段に加えてシンボルマークも持っているとのことで、それぞれが自分のシンボルマークについての説明を。まずはハナが「“花”です。花のように華やかな人になれ。ハナが日本語で花という意味もあります」と発言すると、NICE73は「愛嬌担当は誰ですか? 花のようにかわいい愛嬌をやってほしい」とむちゃぶりを。するとナヨンが「ミナちゃん」、ミナは「ナヨンちゃんがすごいです」と、譲り合うというよりは、擦り付け合いをする姿に大爆笑。すかさず、セジョンが「2人ともすごいです。ファイト~(笑)」とうまく仕切り、結局2人とも愛嬌を見せることに。ミナは「私はミナで~す。う~ん」と甘えると、ナヨンは「私はカメレオン、輝くナヨンです~」と投げキッスで盛り上げた。

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シンボルマークの説明に戻り、ソイは「gugudanをもっと輝かせるという意味で、半音あげる“シャープ”を担当しています」。セジョンは「“三つ葉のクローバー”は幸せを意味しますが、私のキャッチフレーズが“幸せを呼ぶ”なんです。だから幸せと幸せが合わさってシンボルになりました」。ナヨンは「“光”ですが、私は笑顔が明るくてかわいいです(笑)。周囲の人たちの気分を良くするという意味を持っています」。ヘビン「“イコライザー”の記号ですが、メインボーカルとして多様な声色を持っているからです」。ミミは「“矢印”です。7段でラッキーを担当しているので、みんなを幸せに導く、美しく花咲くという意味が込められています」。セリ「“(数字の)8”です。私は中国出身なのですが、中国で8はラッキーな数字なんです」。最後にミナは「”風車“です。見る人に涼しい風のように爽やかさを届けたいと意味です」と言いながら、両手に息を吹きかけて風を送るしぐさを見せると大歓声が巻き起こった。
 

甘くかわいらしい魅力全開のステージにメロメロ

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初の単独来日公演開催を記念し、これまで韓国で発表したAct.1『The Little Mermaid』、Act.2『Narcissus』、Act.3『Chococo Factory』、Act.4『Cait Sith』のリード・トラックを集めた来日記念盤もリリースしたgugudan。そこでアルバムや楽曲についての紹介も。ヘビンは「これまで多様なコンセプトのアルバムを出してきましたが、そのタイトル曲をすべて収録しました。このアルバムでgugudanの音楽のカラーと多様性を感じていただけるのではないかと思います」。ナヨンは「『Wonderland』という曲は、gugudanだけの初々しさが感じられますし、『A Girl Like Me』は名画『ナルシス』をモチーフに堂々とした姿を感じられます」。ソイ「『Chococo』は映画『チャーリーとチョコレート工場』をモチーフにしていて、ぴょんぴょんと跳ねるかわいい魅力を感じていただけると思います。『The Boots』は、これまでのイメージから変身を試みた曲で、gugudanの隠されたガールズクラッシュの魅力を見せられるカッコイイ曲です」とコメント。

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続いては、セリの「今みたいな午後は疲れることがありますが、そんな時に聞くと力が沸く曲です」という紹介から、「Chococo」のパフォーマンス披露へ。1曲目の「The Boots」とは一転して、甘くかわいらしい魅力が全開のステージに観客はメロメロに。ナヨンやミナが自分のパートになると、椅子に座るセジョンにちょっかいを入れに行くのも愛らしく、仲良しぶりが伝わった。

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再びのトークタイム。これまでの曲で一番愛着がある曲を聞かれたミミは「ありきたりの答えだと思われるかもしれませんが、愛着を持ってない曲が1つもないです。曲ごとにイメージが違うので、雰囲気によって、気分によって選んで聞く楽しみがあります。4曲とも愛してくれたらいうれしいです」と愛くるしい笑顔でコメント。今後やってみたいコンセプトについては「皆がやってみたいと言っているのが『バンパイア』なんです。怖いものではなく、gugudanらしく成熟した魅惑的なバンパイアをやってみたいです」と発言すると、ミミとセジョンがバンパイアのように噛むしぐさを見せて「かわいい~」と歓声があがった。
 

gugudanが日本でやってみたい活動は?

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最後は日本に関するトークを。日本でやってみたい活動について、ハナは「中学の時に日本のドラマが流行ったのをきっかけに日本語の勉強を始めましたが、昔からBoA先輩のファンだったので、日本で出演された『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』や『うたばん』などを見て、私もいつか歌手になってBoA先輩みたいに日本で活動したいと思っていました」と、日本通ぶりを発揮。

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プライベートでやってみたいことを、セジョンは「学生時代に日本のマンガをよく読んでいたのですが、『深夜食堂』でだし巻き卵のおすしを食べるシーンがあって『わ~、柔らかい』って表現がたくさん出てきたんです。お刺し身はあまり得意ではなくて、おすしも食べられないものが多いのですが、卵のおすしは食べてみたいです」と。セリは「以前からメンバーや友達と日本に旅行で行ってみたいと話していたんです。たこ焼き、うどん、刺し身とか、日本の食べ物がとても好きなので、休みがあったらメンバーと必ず旅行に行きたいです!!」と。ナヨンは「メンバーたちと日本のたこ焼きを食べたいと話していましたが、昨日、温かいたこ焼きを食べました。ほ~んとうにおいしかったです!! そしてラーメンも食べました。一緒に餃子も食べたら本当においしくて、今度は旅行で日本に来たいねと話していたんです」と、食べ物の話題で大いに盛り上がった。
 

1st JAPAN TOUR開催発表に歓声「ファイティン!」

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最後はハナが「今回の来日を機に、12月にコンサートが予定されています。今回のアルバムに収録されている曲はすべて韓国語ですが、これから日本のDear Friend(gugudanのファン)とコミュニケーションをとるために日本語でも歌えたらいいと思います。これがスタートですので、やりたいことがたくさんあります。これらも1つ1つ成長して、発展してゆく姿をお見せしますので応援してください」と力強くコメントし、客席からは「gugudan、ファイティン(がんばれ)!!」という激励の歓声と大きな拍手が巻き起こった。

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“Dear Friend”というファンの名前にふさわしく、彼女たちのひと言ひと言に対して温かい歓声と拍手を送っていたファンと、その反応を優しい瞳で見つめるメンバーたちの微笑ましい様子が印象的。かつ、客席の半数近くが女性ファンで、男女のファンがマナーよく譲り合う和やかな雰囲気のショーケースだった。メンバーが舞台裏で準備をする間に、NICE73が「いつか全国ツアーができるように、Dear FriendがFriendを連れて、そのFriendがまたFriendを連れて、Dear Friendをたくさん広めてほしい」とファンに呼びかけていたが、まさに一度見たら彼女たちの愛らしさと謙虚さ、パフォーマンス力の高さにハマること必至。その第一歩となる12月のコンサートに期待が高まるばかりだ。

ライター:安部裕子

■公演概要
「gugudan 1st Showcase & Fanmeeting "Dear Friend"」

日時:2018年9月21日(金)
・昼の部(Showcase) 14:00開場 / 15:00開演 ※FC登録会員招待
・夜の部(Fanmeeting) 18:00開場 / 19:00開演

会場:東京・マイナビBLITZ AKASAKA

【披露曲】
1.The Boots
2.Chococo

■ライブ情報
12月東京・大阪で、1st JAPAN TOUR開催が決定!

2018年12月7日(金) 大阪
2018年12月8日(土) 東京

※公演概要・チケット情報等の詳細は、後日発表予定
※FC先行チケットは、10月3日(水)から受付開始予定

■関連サイト
gugudan japan official fanclub:https://gugudan.jp/

記者 : Kstyle編集部