VIXX レオ、ソロ活動の思いやファンへの感謝を語る「ファンを見ると、自分のステージがとても足りないように思う」

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VIXXのレオがソロとしてデビューする。VIXXでデビューし、レオとラビによるユニットVIXX LR、そしてソロまで……レオだけのストーリーをステージにするまで、7年という時間がかかった。これまでグループとユニット活動を通じて自身だけの音楽カラーを構築して人々から愛されたレオは、ボーカリストとして素晴らしい実力を認められ、ミュージカル俳優にまで活動領域を広げた。そして今回のソロアルバムでは、レオならではのカラーを詰め込んでキャンバスを埋めた。ソロアルバムとしてレオが描くキャンバスはどんなものになるだろうか。

――VIXXのレオとしてではなく、ソロの歌手レオとして活動を始めました。感慨深いものがあると思います。

レオ:やっと少しずつ慣れてきたみたいです。ショーケースやバラエティ撮影をしながら、普段はメンバーたちがやっていた役割を自分でやらなければならない立場になり、最初は怖くてたくさん不安もありました。ステージを披露するだけでも頼るところがなくて大変ですが、活動を1人でやったらプレッシャーが大きかったですね。でも今はちゃんと適応していると思います。これからは1人で活動する時の楽しさを探さなければならないんじゃないかって気がします。まだ、メンバーたちがいないことに残念な気持ちで、そういうのを癒すことができる楽しさを見つけなきゃと思っています。

――ソロでの歌手活動が17歳の時からの夢だそうですね。

レオ:僕のたくさんの夢の中の一つでした。歌手になることも、フィソンやRAIN(ピ)先輩のようにカッコいいパフォーマンスを見せることも夢でした。その中の一つを成し遂げたと思います。だからといってただ幸せというよりは、常に緊張感を持って、これからもステージをちゃんと作り上げたいです。

――今回のアルバムとタイトル曲についてご紹介お願いします。

レオ:アルバム名は「CANVAS」です。最初は「Leo Color Collection」といったタイトルを考えました。様々なカラーの音楽をやりたかったからですが、それよりはもっと大きな意味で「レオが持つ様々なカラーの絵を描くことができるキャンバスを見せる」という意味で「CANVAS」にしました。タイトル曲「Touch&Sketch」は僕が作詞しました。アルバムのタイトルと関連付けたいと思いました。「Touch&Sketch」には他の人にタッチするスキンシップのタッチと、キャンバスに絵を描くことを意味するタッチという二つの意味を込めました。セクシーさを感じることができる楽曲です。

――今回の活動を通じて、レオさんが見せたい姿は何でしょうか?

レオ:僕だけのカラーではないかと思います。収録曲を聴いていただけると分かると思いますが、すごく多彩なジャンルが収録されています。収録したい曲も多かったし、作っておいた曲も多かったんですけど、雰囲気が重なる曲は抜きました。多彩なレオのカラー、自分が持つスペクトルと可能性を見せたくて、新しいカラーの楽曲、新しい雰囲気の楽曲を入れるために努力しました。

――収録曲のうち、「COVER GIRL」はEXIDのLEのフィーチャリングで注目を集めました。普段から音楽的な交流があったんでしょうか?

レオ:友人同士で会うと、音楽の話をたくさんします。Highlightのヨン・ジュンヒョン兄さんが音楽的な部分でたくさんアドバイスをしてくれます。ソロ活動を始める時にも、周りからプレッシャーを感じないようにと話してくれました。LEも音楽に対する意欲や自信がある人なので、音楽についてたくさん話し合います。「COVER GIRL」を制作した後、この曲にラップが必要であれば、LEにしてもらうべきだと思いました。LEに「この音楽に一番ぴったりな声は君だと思う」と話しました。

――「CANVAS」を通じて、レオのアイデンティティを見せたという評価に対してはどう思いますか?

レオ:僕のアイデンティティが表れるほかないと思います。もちろん今回のアルバムが僕の全てとは言えません。まだ聴いてもらっていない曲がいっぱいあるからです。「CANVAS」というアルバムの中に合う曲を入れたくてこんな組み合わせになりましたが、もっと良い曲もたくさんあります。「CANVAS」に収録された楽曲がレオが持つカラーではありますが、別のカラーも多いことを、ゆっくりとお見せしていきたいです。

――アルバム収録曲の全曲を作詞されました。シンガーソングライターとしてのイメージも忘れていないようですね。

レオ:作詞は2012年末から習い始めました。曲を書くことができることに感謝しています。曲を書く能力とは関係なく、自分のために曲を書いて作ることができるようになったことに感謝しています。歌は表現の手段であり、作曲と作詞もその中の一つだと思いますが、その両方ができるというのはアーティストとして備えるべき良い部分を備え始めていることではないかと思います。

――VIXXのメンバーたちの反応はどうですか?

レオ:僕とは違って、メンバーたちは男らしいスタイルです。エンは僕と少し似ているんですけど(笑)。僕の場合、叙情的です。メンバーたちは本当に男性アイドルのように行動します。何かをやってあげるというよりは、何気なくポンっとかける一言に気持ちがこもっています。活動しながら怪我するなと、さりげなく言う一言に心がこもっています。ソロ活動を準備しながら、こんなことを言われました。「VIXXのレオだけど、ソロの歌手としてやり直すのだから、すべてを忘れて初めからやり直すという意味で始めろ」と言ってくれました。おかげですごく力になりました。本格的に活動を始めてからも全然興味ないふりをして、ラビが音楽番組の収録現場にも来てくれました。こういうところが僕たちの魅力だと思います。ハハ。

――心強いメンバーたちが隣にいるだけに、ソロ活動をするとメンバーたちの存在を大きく感じるのではないですか?

レオ:テレビ局で楽曲の紹介やカムバックコメントなど、1人で何かをしなければならない場合、メンバーたちがいないんだということをすごく感じます。ステージはたくさん練習して長い時間努力したので、1人でやって寂しいのはありますが、話をする時はメンバーの存在を大きく感じます。また、音楽番組でカムバックインタビューをしたんですけど、楽曲の紹介も難しかったです。ハハ。SBS MTV「THE SHOW」で1位を取ってからも何を言えばいいか分かりませんでした。チョン・テグンという名前で初めて受けた賞なのでもっと意味があって貴重だったし、実感が湧きませんでした。いつも緊張感とプレッシャーを持っていますが、でも今回の機会を通して、新しい経験をしていくのもいいなと思っています。

――ソロ活動を準備しながら自分自身を褒めたい部分と、補わなければならない部分は何ですか?

レオ:自分自身を褒めたいのは情熱に対してです。もちろんVIXXとして活動を準備する時も情熱的ですが、その時とは違う責任感を感じる情熱だったと思います。メンバーたちがいないだけに「その空間を自分で埋めなければならない」という強迫観念がありましたが、その部分を情熱で埋めてくれた自分自身に対する感謝の気持ちを感じます。1人で活動する時に感じる内気なところを補わなければならないと思います。

――そんなに長く活動されていても注目されることにはまだ照れるみたいですね。

レオ:コメントを準備して覚えるのが本当に大変でした。また、自分が注目されて称賛を受けるのが恥ずかしいです。時には褒められることがプレッシャーに感じます。ステージ以外で注目されると恥ずかしいです。

――最近は音楽、またはそれ以外でハマっていることはありますか?

レオ:今は活動にだけ集中しています。ずっと1人で活動しなければならないので、ここに集中するしかありません。僕がエンのように話が上手だったり、ケンのように愛嬌たっぷりだったら特に気にしないと思いますが、今日のスケジュールのことを考えると1から10までの全てで頭がいっぱいになって、他のことに目を向ける余裕がありません。

――今までの活動で一番記憶に残る瞬間はいつですか?

レオ:すごく多いです。最近はVIXXとして活動する時にメンバーたちと笑って騒いでいた楽屋が本当に恋しいです。また、初のソロで賞をもらった瞬間や、ミュージカルをする時に舞台に上がった瞬間とか。そういう瞬間がすごく記憶に残っています。

――最近、一番力になる言葉は何ですか?

レオ:何かの言葉というよりは、この暑さの中で音楽番組の事前収録に来てくれるファンがすごく力になります。また、メンバーたちのグループトーク、両親の気持ちのこもった励まし、事務所の方々の元気あふれる姿など、自分の周りのすべてのことがプレッシャーを振り切ることができる力になります。

――VIXX、そしてソロ歌手レオとしての目標も気になります。

レオ:僕の周りの人たちがいつも健康で幸せな人生を生きることを願っていて、自分もそうなることを願っています。それが目標です。僕を愛してくれるファンの皆さん、メンバーたち、そして家族も健康で幸せに暮らせたらといつも思っています。周りの人々が健康で幸せだと、自分もそのようなオーラをもらえるんじゃないかと思います。僕もそのようなオーラを放つ人になりたいです。そのように生きることが一番大きな目標です。

――いつも待ってくれて、愛してくれて、支持してくれるSTARLIGHT(VIXXのファン)の方々に一言お願いします。

レオ:長い場合は7年間を見てきた人もいるし、短い場合はまだ1ヶ月にもならない人もいらっしゃるんですけど、いつも同じ気持ちで応援してくれるのが本当にありがたいです。僕たちに願うことなく、今回の夏のように本当に暑い日、ステージを一目見るために地方からも来て、ちょっとでも応援してくれるのが本当にありがたいです。先日も朝早い時間に事前収録をして、ファンの皆さんが帰る姿を見ました。本当に申し訳ないと思いました。僕のステージを一目見るために来て、あんなふうに帰る後ろ姿を見て本当に申し訳なかったんですけど、今もそれにお返しできることが何かないか、いつも考えています。以前は漠然とステージと良い音楽でお応えすればいいと思っていたんですけど、最近は「これがいいか、それとも何か他にやってあげられることはないか」と考えながら探しています。ファンの皆さんの思いを考えると、自分のステージはとんでもないほど足りないように思います。


司会:パク・スンヒョン、インタビュー:パク・スンヒョン、スタイリング:チェ・アルム、フォトグラファー:イ・ギョンジン、ビハインド・フォトグラファー:ユン・ダヒ、ヘア:ソフィア(JENNY HOUSE)、メイク:キム・スヨン(JENNY HOUSE)

記者 : パク・スンヒョン