日本人メンバーの意外な経歴も明らかに…お笑いアイドルKOKOONに注目

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インタビュー前にポーズをとるKOKOONのメンバー5人
コメディアンでもなく、アイドルでもなく、「ギャグアイドル」と名乗る韓国の5人組グループ、KOKOON(コクーン)の人気が高まっている。

KOKOONは今月、ケーブルチャンネルtvNのお笑い番組「コメディー・ビッグリーグ」に出演し、視聴者投票で5位に入った。また16日にはデビュー曲「なんだって?」(原題)の音源とミュージックビデオ(MV)を公開するなど、コメディアンとアーティストの活動をエネルギッシュに両立させている。

KOKOONはリーダーのチョン・ジェミン、イ・チャンハン、カン・ジュウォン、キム・テギル、田中凌の5人で結成された。ダンスの経験はほとんどなかったが、人気デュオの東方神起などを指導したトレーナーから5ヶ月にわたる猛訓練を受け、MVでは切れのあるダンスを披露している。メンバーは「編集の技術」と謙遜するが、それぞれ基本が備わっていたようだ。

KOKOONとして活動する前、チョン・ジェミンはすでにファンもいる舞台俳優、184センチの長身のイ・チャンハンはモデル、キム・テギルは喜劇俳優として活動していた。カン・ジュウォンはアルバイトをしていたという。

田中凌は日本で漫才師として活動した経験があり、吉本興業のオーディションを経てKOKOONに加わった。メンバーの中では最年少だが、経歴は長い。田中凌は韓国と日本の笑いは基本的には同じとしながら、「日本にはコメディアンがとにかく多く、テレビをつけるといつもいるため、観客は審査員のような目で見るが、韓国の観客はたくさん笑ってくれるので元気が出る」と話した。

KOKOONは韓国のコメディアン、ユン・ヒョンビンが代表を務めるユンソグループに所属しており、自分たちを育ててくれたユン・ヒョンビンに対する信頼と感謝を隠さなかった。

ユン・ヒョンビンは6月、吉本興業と協力し、ギャグやダンス、歌までこなす「グローバルギャグアイドル」を養成する計画を発表した。KOKOONはお笑い公演や音楽活動、バラエティー、ドラマなど多彩な分野で活躍する万能エンターテイナーグループになることを目指している。

メンバーのキム・テギルは「私たちが出てきた理由は停滞したコメディー界に新鮮さを吹き込むため」とし、「私たちのようなニュー・フェースがたくさん出てきてほしい」と話した。チョン・ジェミンも「新しい道を切り開いて新鮮だ、おもしろいという反応を得たい」と強調した。

今後は「コメディー・ビッグリーグ」への出演と音楽活動のほか、お笑い関係のイベントなどに出演する予定。まだデビューした実感はないが思い切り頑張ると口をそろえた。

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記者 : 聯合ニュース