キム・ゴウン「映画のために1ヶ月半で8キロも増量、その分痩せるときには…」

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写真=MEGABOX PLUS M
生真面目だったり、どこか抜けていたり。映画「サンセット・イン・マイ・ホームタウン」(監督イ・ジュンイク)は、そんな女優キム・ゴウンの真の魅力を思う存分に盛り込んだ作品だ。

破格のデビュー作「ウンギョ」を皮切りに「モンスター」「チャイナタウン」「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」など、様々な作品で異なる魅力を披露してきたキム・ゴウン。中でも「サンセット・イン・マイ・ホームタウン」は、20代後半を迎えたキム・ゴウンの現在の姿をそのまま盛り込んでいるという点で、より新鮮な作品だ。

「サンセット・イン・マイ・ホームタウン」は何もかも上手くいかない瞬間、初恋のソンミ(キム・ゴウン)の小細工で、恥ずかしい過去がいっぱいある故郷・辺山に強制的に召喚される青年ハクス(パク・ジョンミン)の人生最大の危機を描いた映画だ。キム・ゴウンは、ハクスを故郷に強制召喚させた同窓生ソンミ役を演じ、全羅道(チョンラド)の方言やナチュラルな演技、コミカルな演技までの様々な姿を披露している。

キム・ゴウンは「キャスティングの段階でイ・ジュンイク監督が私に言及したら、パク・ジョンミン先輩が『ゴウンちゃん、多分出演しないと思いますよ』と言ったらしいんです(笑)。ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』が終わったばかりでしたからね。でも私は前から、いつかイ・ジュンイク監督と一緒に仕事をしてみたいと思っていたんです。私の周りで彼の映画に出演した人は、みんな口を揃えて『本当に幸せだった』と言っていましたからね。監督の現場が気になっていました。パク・ジョンミン先輩との共演も逃したくなかったです」と、出演を決めたきっかけについて説明した。

キム・ゴウンが「サンセット・イン・マイ・ホームタウン」の出演を決定したのは「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」シンドロームの直後であった。デビュー以来、最も高い関心や注目を浴びていた時期に選んだ「サンセット・イン・マイ・ホームタウン」という作品は、彼女に以前にはなかった幸せを与えてくれたのだという。

彼女は「撮影の速度が速いことで有名な監督であっただけに、撮影はいつも夕方頃には終わっていました。撮影をしていると現場の雰囲気が悪くなったり、神経質になる瞬間が必ずあるのですが、イ・ジュンイク監督と一緒に仕事をしたことがある先輩たちはみんな『毎瞬間が幸せだった』と言っていました。どうすればそんなことができるんだろうと気になっていましたが、実際に『サンセット・イン・マイ・ホームタウン』の撮影に参加してみて分かりました。『サンセット・イン・マイ・ホームタウン』の撮影だって、雰囲気があまり良くない瞬間がなかった訳ではありません。それは不可能です。でも誰かがミスをしたりすると、監督はまず笑っていました。そして『全部、僕のせいだ』と言うんです。全てのミスを自分のせいにして、他の人を配慮するんです。それが監督の魅力だと思います」と伝えた。

どの現場よりも気が楽だったおかげか「サンセット・イン・マイ・ホームタウン」でキム・ゴウンは、今まで見せたことの無いような明るい笑顔や表情を見せている。これに加えて、親しみのあるビジュアルに仕上げるために8キロも増量したと話した。

「1ヶ月半で8キロも増やしました。体重を増やす時はとても幸せでした。もともと夜食は食べないのですが、毎日コンビニで夜食を食べました。でも痩せる時はすごく大変でしたね。今まで一度もしたことがなかった献立調節を2ヶ月ほどしたのですが、本当に悲しかったです。友達に会った時も、自由に食べられないから周りに迷惑をかけているような気がして……。運動も頑張りましたが、食べたいものを思う存分に食べれないという悲しさはもう……(笑)」

記者 : キム・スジョン