「不滅の恋人」元4Minute ソン・ジヒョン“グループ解散後は絶望感に陥った…人生の3分の1が無くなった気分”

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写真=TVレポート DB
ナム・ジヒョンから改名した元4Minuteのソン・ジヒョン。4Minuteの解散後、本格的に女優として活動することを予告した彼女は最近、TV朝鮮の特別企画ドラマ「大君–愛を描く」に出演して視聴者に会った。

2年ぶりに戻ってきた彼女は、私たちが元々知っていたナム・ジヒョンの姿とは見違えるほどに変わっていた。ドラマの中でソン・ジヒョンは、ウンソン大君イ・フィ(ユン・シユン)の護衛武士で獣に近い本能を持っている女真族少女ルシゲ役を演じた。

強い女性を表現するために可愛く見えることを諦めたというソン・ジヒョン。そのため、彼女が元4Minuteのソン・ジヒョンだということに気づかなかったという視聴者もかなりいた。これはそのキャラクターを完璧に演じたという意味でもあるため、女優ソン・ジヒョンとしては嬉しい話である。

“演技ドル”から立派な演技派俳優としての道のりに一歩を踏み出したソン・ジヒョンは「帰るところ(4Minute)がある時とは志が違います。今はこの(演技者という)場が私の領域だから、もっと責任感を感じています」と伝えた。

ガールズグループとしてはトップの座にまで登り詰めた彼女。その座を諦め、今まで自分が築き上げてきたもの全てを捨てるということは、簡単では無かったはずだ。ソン・ジヒョンは「他の会社だったら、こんなに早く諦めることはできなかったと思います」として自身を迎え入れてくれた今の所属事務所アーティストカンパニーに対する愛情を示した。

「4Minuteの解散後、最初は得体の知れない絶望感に陥っていました。私の人生の3分の1が無くなったような気分でした。長い間築いてきた塔が、まるで最初から無かったものであるかのように削除された感じです。ファンの皆さんも同じ気持ちだったと思います。『一人で何ができるだろう』という不安感よりは、虚しさの方がもっと大きかったです」

この出来事を機にソン・ジヒョンは、自らを振り返る時間を持ったという。彼女は「演技者としては、何か新しい姿を見せなければならないというプレッシャーを感じなくてもよい新人なのだと認知するようになってから、気が楽になりました。新人の俳優さんたちと練習をしながら、自らの実力の足りなさもたくさん感じました。また事務所にいる素晴らしい先輩方を見ながら『私なんか大したことないんだな』ということを心から実感しました。先輩方は、偶然道で出くわしても『あなた、何か悩みがあるの? 』と優しく聞いて、一緒に悩んだりアドバイスをしてくださるような方々です。他の会社に行っていたら、今までナム・ジヒョンとしての築き上げてきたものをこんなにも早く諦めることはできなかったのではないかなと思います」と正直に打ち明けた。

最後にソン・ジヒョンは、ガールズグループ出身の俳優たちの苦悩が理解できると話しつつ「同僚たちはとても力になる存在です。現場で感じました。口で言わなくても、お互いの考えが分かる人々です。その眼差しからは『あなたもたくさん悪口を言われて大変でしょう』という慰めの気持ちも伝わります。見ているだけで、彼女たちの心が読めるような気がします。さらには、挨拶をしただけでも力になります」と同僚への愛情を表した。

記者 : シン・ナラ