一途な好みのためか？ それとも男性の大衆的な好みに従ったのだろうか？ JYPのガールズグループのセンターは似ている。元Wonder Girlsのソヒ、元miss Aのスジ、TWICEのナヨンはみな“ウサギ顔”だ。

2007年にデビューしたWonder Girlsは最年少のソヒがセンターになった。ポーカーフェイスのソヒは、ふとした瞬間に見せる愛嬌と笑顔で男性ファンを熱狂させた。時々現れるウサギのような前歯は、ソヒのキャラクターになった。

1992年生まれのソヒは中学生でデビューし、ずっと末っ子のイメージを維持していた。おかげで少し大きめの前歯は、ソヒの魅力を最大化することが出来た。

偶然の一致だっただろうか。2010年にデビューしたmiss Aも最年少のスジがセンターだった。色白の肌にふっくらした頬を持っていたスジは特に目を引いた。スジのウサギのような可愛らしい要素で評価された。

1994年生まれのスジは高校生時代から活動し、10代の初々しい雰囲気をアピールした。特に豪快に笑うと現れるスジの歯に、好感度が上がった。

ここまで来ると戦略だ。2015年にデビューしたTWICEは9人のメンバーでセンターが数人。その中でもナヨンが担当している割合が大きい。爽やかなルックスと明るい笑顔、そして目立つウサギのような前歯でカメラフラッシュを浴びている。

1995年生まれのナヨンは、20歳のころデビューした。前述の先輩たちに比べ、もっともウサギ少女らしい。大きな前歯の露出頻度も高い。自身の長所を積極的に活用し、人気を得ている。