「いま、会いにゆきます」イ・ユジン“ソ・ジソブ先輩似?似ていると思うところは…”

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“リトルソ・ジソブ”とも呼ばれる、映画「いま、会いにゆきます」(監督:イ・ジャンフン)のイ・ユジン。そこで彼は、子役それ以上の役を果たす必要があった。映画の中で、ウジン(ソ・ジソブ)とスア(ソン・イェジン)の回想シーンが積み重なって感情が形成されていくため、過去のシーンはとても重要なシーンだからだ。

その中でもイ・ユジンが演じた高校時代のウジンとスアの物語では、初々しくも、どこかぎこちない初恋を表現する必要があったため、さらに重要だった。

「映画全体での初撮影が、僕のシーンでした。映画では最後に出てくる、ウジンが初めて教室に登場するシーンです。幼いウジンと成人のウジンの雰囲気が似ていないといけないからです。ソ・ジソブ先輩は、僕があまりプレッシャーを感じないように、アドバイスよりはたくさんの配慮をしてくれました。僕がやりたいようでやればいいと言って(笑)。不思議なことに、俳優の性格とキャラクターは似ていることが多いです。僕やソ・ジソブ先輩もウジンと似ているところが多いです。純粋で、一途で、真っ直ぐなところですね。なので、わざわざ雰囲気を合わせたりする必要もありませんでした」

もっと驚きなのは、性格だけでなく、外見もソ・ジソブにそっくりであることだ。特に、彼の一重まぶたの目と無邪気な笑顔を見ると、さらにソ・ジソブと重なって見える。ファンの間では“コン・ユのそっくりさん”としても有名なイ・ユジン。ソ・ジソブとコン・ユのどちらにもっと似ていると思うかという記者の冗談に「まだ『いま、会いにゆきます』が上映中なので、ソ・ジソブ先輩と答えます(笑)」とセンスのある回答で笑いを誘った。

「ソ・ジソブ先輩とは、一重まぶたの目や横に長い目元が似ていると思います(笑)。撮影がない日も撮影現場に行ってソ・ジソブ先輩に挨拶したりしていました。僕にとってものすごいトップスターなのに、カメラの外ではとても気さくでした。配慮もたくさんしてくださります。僕のような新人俳優でも大事に思ってくださる心が感じられ、感動しました」

映画は、人々の初恋の思い出をくすぐり、観客動員数200万人を突破している。一生に一度だけの、純粋で切実だった初恋。イ・ユジンにも初恋の思い出について質問した。しばらく悩んだイ・ユジンは初恋の定義について聞いてきた。

「初恋は初めて交際したのが初恋ですか? だとしたら高校時代です(笑)。初恋に限らず、人は失敗と恋を繰り返すことで成長すると思っています。僕は20代になってから、そんな恋も経験しました。本当に心が痛く、最も愛して熱かった恋。その子には申し訳ないと思っています。いつも過ぎてから自分の足りなさに気付きます。気付いた時には、すでにその人は傍にいません。その子が幸せになってほしいです」

2013年にMBCドラマ「火の女神ジョンイ」でデビューしたイ・ユジンは、いつの間にかデビュー6年目となった。昨年はMnet「プロデュース101」シーズン2に出演し、音楽の実力も見せつけたイ・ユジンは、俳優にとって音楽は大きな慰めになると話した。

「俳優は、常に非正規社員みたいなものです。誰かに選ばれてようやく作品に出演することができます。常に待たないといけない立場です。一方で、音楽は自分で作ることができます。だから僕にとって音楽は、慰めそのものです。演技と音楽、どちらも芸術ですが、方向性が全く違います。僕が作った音楽を売りたいと思っているわけではありませんが、だからと言って、適当に作っているわけでもありません。でも、僕には俳優としての仕事が優先で、良い俳優になるのが目標です」

俳優イ・ユジンではなく人間イ・ユジンとして、最近最も関心のあるテーマは「確信できる愛」だという。

「1歳違いの姉が今年結婚しました。先週末に両家の顔合わせがありましたが、恋愛期間がなんと7年だったそうです。僕は知りませんでした(笑)。そこまで長く交際し、お互いに確信もって結婚できるというのは、本当に恵まれていますよね。僕はいつそんな愛に出会えるのだろうと思いました」

記者 : キム・スジョン、写真 : ムン・スジ