U-KISS フン、2ndシングル「Anniversary」をリリース“スヒョンさんに怒られないように、記念日を忘れないようにします”

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U-KISSのHOON(フン)が、1月24日に2ndシングル「Anniversary」をリリース。“全ての人の「Anniversary」のために”というキャッチコピーのもと、温かみのあるサウンドにフンの甘くも力強い歌声が合わさったバラード曲「Anniversary」と、自身が作曲を手掛け“失ったあとに気づく大切さ”を表現したというカップリング曲「Rain」について、たっぷりと話を聞いた。また昨年12月28日入隊したU-KISSのリーダー・スヒョンや、アイドル再起プロジェクト「The Unit」で活躍中の末っ子ジュンに対する思いにも直撃!!

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――「Anniversary」を初めて聞いたときの感想は?

フン:僕の声には切ない感じのバラードが似合うと思っていたので、正直言うと、最初は心配でした。僕の声で人を幸せにするための曲を歌うことができるかと不安があったんですけど、歌ってみたら、結構、似合っているなって(笑)。歌っているうちにどんどん、曲の完成度もあがってきたと思います。メンバーも、ファンも僕には切ないバラードが似合うって言っていましたが、明るい曲も結構いけるなと思いました。

――フンさんの歌唱力が生かされた甘いバラードですが、一番苦労した部分、特に気に入っている部分は?

フン:やっぱり発音ですよね。僕は「たちつてと」「ざじずぜぞ」が苦手なのですが、「Anniversary」には、その発音がたくさん入っていたんです。「絆」って言葉がたくさん出てくるのですが、最初は「キジュナ」になってしまって、ディレクターさんに教えてもらって、何時間もかかってレコーディングしました。「絆」という一つの単語のために、とても苦労しました(笑)。気に入っているところは、サビの部分で演奏がなくなる箇所があるのですが、僕の声だけが生かされているので、そこに注目していただけたらと思います。

――MVでは結婚が「Anniversary」のストーリーになっていますが、MVの中で結婚式を挙げた感想は?

フン:う~ん、僕にはまだ早いなって思いました(笑)。前回の「雪桜」のMVでも女優さんと共演したので、割と慣れてきて緊張はしなかったのですが、撮影をしながらKISSme(ファン)のことが思い浮かんできて、ちょっと怖くなりました(笑)。というのも、いつもMVを見せるとKISSmeたちが「嫉妬しちゃう~」って言うので「また悲しませちゃうかな」って思って、接近もなるべく控えるように心がけました。

――最後にはキスシーンらしきものもありましたが、実際にキスはしたんですか?

フン:ファンのみなさんにも「またキスしたの?」って聞かれましたが、していませんよ(笑)。僕がドラマ「我が家のハニーポット」と「名前のない女」でキスシーンがあったので、ファンのみなさんが「また? 」って心配したようですが、今回はしていません(笑)。


HOONが理想とする将来の伴侶像は?

――では、フンさんが実際に結婚をするなら、理想の伴侶、理想の結婚式、理想のプロポーズは?

フン:伴侶は僕と一緒になんでもしてくれる人がいいですね。例えばスポーツとか。ボウリングとかスノーボードとか、ジムに一緒に行ったり、楽しみを共有できる人が理想です。結婚式は、家族や仕事の仲間だけを招待して、小さな場所でアットホームにやりたいです。プロポーズは、いつも言っていることなんですが、どこかの会場を借りて、彼女を客席に座らせて、彼女ひとりだけのために歌を歌ってあげます。その後、ハイタッチ会も、握手会も、サイン会までやります(笑)。

――では、結婚したらどんな夫になると思いますか?

フン:僕がいつかは結婚したいと思う理由が、早く自分の子どもの顔が見たいからなんです。だからたぶん、友だちのようなお父さんになると思いますね。ちゃんと育児にも協力します。子どもは4人くらい、男の子と女の子2人ずつ欲しいです。

――結婚記念日にはどんなことをしてあげますか?

フン:2人が初めて出会った場所に行って、食べたもの、見たものを再現してみます。初心に戻って、これからも変わらないようにって。


記念日を忘れがち…「これからは忘れないように集中します」

――韓国の人は記念日を大切にしますが、フンさんはどうですか?

フン:大切にはするんですけど、ちゃんと守れないほうです(笑)。記念日の前には覚えているんですけど、その日になるとなぜか忘れてしまうんですね。でも、今回「Anniversary」を出したことをきっかけに、忘れないように集中することにします(笑)。

――メンバーの誕生日を忘れて、スネられたりしたことは?

フン:あるんです~。以前、スヒョンさんとイライさんの誕生日のときに、忘れたわけじゃないんですけど、お祝いメッセージを送るのが一番遅かったら、スヒョンさんに「なんで、お前が一番遅いんだよ~」って怒られました。スヒョンさんはA型だから、几帳面なんです。だから、もう怒られないように、1月のキソプとジュンの誕生日には、僕が一番最初にお祝いメッセージを送りました。

――では、フンさんにとって、大切な記念日を3つ挙げるなら?

フン:僕がU-KISSに加入して初めて出したアルバムをリリースした3月30日と、僕の誕生日の8月16日。そして今回のシングルの発売日1月24日です。


「歌詞のアイディアも積極的に出して、イメージ通りの曲が完成」

――ご自身が作曲された「Rain」は別れの曲ですが、どうして別れの曲を作ったのですか?

フン:ソロ活動を始める2ヶ月くらい前に作った曲ですが、リリースイベントをしながら、いろいろと感じたことがあって。KISSmeのこともそうだし、今近くにいる人たちをもっと大切にしたいなと思ってこの曲を作ったんです。すぐそばにいた人が、いなくなってから後悔しても遅いから、隣にいるときに大切にしようという思いを込めました。スヒョンさんが兵役に行く直前にも、もっとよくしてあげたらよかったのに~って思ったので(笑)。

――作詞家の方とはどんな話をしましたか?

フン:別れた後の感情、寂しさ、大切にしたいと思う感情などをうまく表現して欲しいとお願いしました。僕の意見をたくさん出して、それを表現してくださったので、素敵な歌詞ができたと思います。

――歌詞に“umbrella”というキーワードが出てきますね。

フン:それも僕がお願いしたんです。別れた人との思い出がいっぱい入っているアイテムをなにか歌詞に入れて欲しいってリクエストをして、それがumbrellaになったんですが、歌ってみたら、僕が思い浮かんだイメージにぴったりでした。恋人同士だと、雨が降っているときに1つの傘に入るじゃないですか、その思い出が忘れられなくて、傘を見るたびに別れた彼女を思い出すんです。

――歌詞にでてくるumbrellaは、どんな傘のイメージですか?

フン:ピンク色ですね。僕の傘ではなくて、彼女のものだからピンクです。まだ好きだから、ずっと僕の家に置いてあるっていうイメージだから。

――今はあまり傘を持ち歩くことはないかもしれませんが、フンさんがかつて愛用していた傘はどんなものですか?

フン:子どもの頃は、長い柄の傘を持っていて、それを刀みたいに振り回して遊んでいました(笑)。


雨の思い出を語る「実は雨男は僕!? 」

――では、雨にまつわるエピソードをおきかせください。

フン:以前は、雨が降るとよく外に出てジョギングをしていました。僕は汗っかきなので、夏に走るとちょっと気持ちが悪いんです。でも、雨の日に走ったら、汗をかくのも感じないし、涼しいし、「なんか、俺カッコいいな」って感じがして(笑)。あとはKISSmeとの思い出もありますね。U-KISSが大事なイベントの日になると雨がよく降るんです。僕らは屋根のあるステージにいますが、KISSmeは雨に濡れてしまっているので、僕らもステージの前のほうに行って、一緒に雨に打たれながら盛り上がりました。大事なイベントだと雨が降るから、僕らのメンバーのうち、誰かが雨男だと思うんですけど、スタッフさんと話していたら、実は僕が雨男なんじゃないかなって言われました。昨日、久しぶりの休日で出かけようとしら、急に雨と雪が一緒に降ってきたんです。仕方なく部屋でゴロゴロして過ごしました。

――歌詞のように別れた女性を忘れられないような状況だったら、フンさんならどうしますか?

フン:切ないけど、いい経験だと思うようにして、あえて忘れようと努力はしないですね。そのつらい経験があったからこそ、今後の自分の成長につながるので、いろんな感情を持ったまま、消そうとはしません。


最善の選択はU-KISSへの合流…しかし、ダンスでは後悔も?

――対照的な2曲には「人生はいつでも選択をしなければならないし、その選択の先に待っているのはハッピーなことかもしれないし、そうでないかもしれない。どの道を選んだとしても信じて歩いていこう」というメッセージが込められているそうですが、フンさんのこれまでの人生において、これは失敗したなと後悔した選択と、これはよかったと思う選択を教えてください。

フン:僕はコーヒーがとても好きなんですが、いつもサイズを選ぶときにすごく悩むんです。たまたま持っている小銭がSサイズにぴったりだからSにしてみたら、1分くらいで飲み終えてしまって、「あ~、Lサイズにすればよかった」って思うことがあります(笑)。

――そんな小さな後悔しかないなんて、幸せな人生ですね(笑)。

フン:そうですね(笑)。よかった選択は、やはりU-KISSに合流したことです。僕はソロ歌手として活動していたころもあったのですが、歌手として自信を持てなくて、あきらめて俳優に転向をしようとしたんです。でも会社から、俳優の道もあるけど、アイドルとしてやってみないかと提案されて、本当にいっぱい悩みました。結果として、歌を歌いたいという気持ちからU-KISSに合流したのですが、最初は大変でした。でも、メンバーと仲良くなって、KISSmeからたくさんの愛をもらって、今考えたら、本当によい選択をしたなと思います。

――いきなりアイドルになって、悩んだことは?

フン:もちろん悩みました。ダンスはまったく経験がなかったから、最初は本当に大変だったんです。

――ではそのとき、少しは選択を後悔しましたか?

フン:ダンスに関しては、ステージで踊りながら3年くらいは後悔し続けましたね(笑)。「こりゃ、ダメだ」って(笑)。でも、メンバーみんなが先生になってくれて、努力も一杯したから、そういう意味でもU-KISSに入ってよかったと思います。

――リリースイベントでファンから曲について言われた言葉は?

フン:「フンには切ないバラードが似合うと思っていたけど、甘いバラードも似合うね」っていう言葉をたくさんいただいて、今後もこうした甘い感じの曲や明るい曲もやっていきたいし、機会があれば違うジャンルの曲にも挑戦したいなと思います。


初のソロライブはトークが不安「ギャグも一応考えてます」

――1月31日には初のソロライブも開催しますが、今の心境は?

フン:生まれて初めてのソロライブなので、不安だし、緊張しますが、うれしいし、とても幸せです。その日に来てくれたファンのみなさんのために、ちゃんとした歌をお聞かせするのが一番大切だと思います。歌詞に込めた気持ちをきちんと感情を入れて伝えたいという強い思いで、準備を頑張っています、ファンの方々が聞きたいと思う曲を選んで、物語のようにつながっていくようなセットリストを考えています。一番怖いのがトークですね。U-KISSのときは、つまらないことを言ったとしても、他のメンバーがリアクションをしてくれて会話がつながっていきますが、ひとりですべってしまって、リアクションがなんにもなかったら、プレッシャーで言葉が出なくなってしまうかもしれないなって。一応、ギャグとか、いろいろ考えてはいますけどね。

――他のメンバーは今回のソロ活動について、どのようなことを言っていましたか?

フン:ソロ曲をレコーディングした後は、必ずメンバーのみんなに聞いてもらうんです。スヒョンさんにも、まだ入隊前だったので聞いてもらいましたが、「Anniversary」はフンの声にぴったりで、僕が作った「Rain」もファンのみんなが好きになりそうだねって言ってくれて、自信を持てるようになりました。前回のソロ活動のときよりは、少し気持ちに余裕を持って活動ができそうです。メンバーのおかげで頑張れます。


入隊現場でスヒョンがとった行動とは!?

――去年末にスヒョンさんが入隊して、見送りに行きましたね。なにか約束を交わしたりしましたか?

フン:それが、約束どころじゃなかったんですよ(笑)。結構、遠い場所までみんなで一緒に行って、訓練所の前でいろんなことを話したり、写真や動画も撮ろうと計画していたのですが、着いた途端にスヒョンさんが緊張して、表情が固まってしまったんです。そこに、上司の方たちが現れたら、まだ1枚しか写真を撮っていないのに、いきなり「じゃ、バイバイ、バイバイ」って言いながら中に入っていっちゃいました(笑)。その後ろ姿を見たら、なんかおかしいような、寂しいような気持ちになりました。だから笑いながら別れましたね。

――では入隊前は、みんなにどんなことを話していましたか?

フン:やはりリーダーだから、心配していましたね。弟たちがこれからは頑張らないといけないってことを、僕らの頭にちゃんと入れていって入隊しました。でも、それは厳しい言い方ではなくて、メンバーとKISSmeがお互いを大切にしながら待っていてくださいって。スヒョンさんのファンのみなさんにも「僕の弟たちをよろしくお願いします」って言っていました。

――チームの中で、フンさんの果たす役割もより大きくなると思います。

フン:キソプとイライとは同い年の友だちなので、最初は自分が特別に頑張ろうという気持ちはなかったんですが、ファンのみなさんに「これからはフンが守ってね」っていう言葉をたくさん貰って、プレッシャーを感じるようになりました。僕が他のメンバーをまとめていかないと、KISSmeの言葉をきちんと受け止めないといけない、と考えています。


「頑張る末っ子ジュンが誇らしいです」

――ジュンさんも現在「The Unit」で活躍していますね。

フン:やっぱりU-KISSの末っ子だと思いました。僕らはジュンがその番組に出ると決まったときから、絶対1位になると信じていました。もちろんジュンはプレッシャーをすごく感じていると思いますが、期待された以上に努力しているから、よい結果につながっていると思います。ジュンが「必ず1位になってみせる」といったとき、本当にカッコいいと思ったし、実際に1位にも立ったので、僕らお兄さんたちは全員、ジュンの実力を再認識しました。番組をすべて見る時間はないので、ジュンが出ている箇所だけをチェックしていますが、やっぱりマルチプレイヤーだなって思いました。ジュンがU-KISSに合流したときも、ダンスも歌もラップもできるから心強かったのですが、番組を見たら、僕らと活動しているときより、また一段と成長しているなと感じました。戻ってきたときは、より心強い僕らの戦力になると思います。

――「The Unit」を通じて見たジュンさんの新しい一面は?

フン:末っ子だし、お兄さんたちとは年が離れているから、愛嬌のある姿をたくさん見てきましたが、番組を見たら「自分が一番、兄貴だ」という顔をして、リーダーシップにあふれていました。ジュンはいつも「U-KISSのリーダーになるのが夢」と言っているのですが、「あいつ、あの番組の中でその夢を実現させるんじゃないの」って思いました(笑)。でも、とにかくU-KISSのために今、頑張っているから、その姿が誇らしいです。

――最後に読者にメッセージをお願いします。

フン:ソロでも、他のメンバーとのユニットでも、U-KISSとしても、僕ら全員でスヒョンさんの分までがんばりますので、どうか見守ってください。新曲もたくさん聞いてくださったらうれしいです。

撮影:朝岡英輔 / ライター:安部裕子

■リリース情報
2ndシングル「Anniversary」
発売日:2018年1月24日

○CD+DVD
AVCD-83986/B 1,944円(tax in)
【CD収録】
1.Anniversary
2.Rain
3.Anniversary(Instrumental)
4.Rain(Instrumental)

【DVD収録内容】
1.「Anniversary」(Music Video)
2.「Anniversary」(Music Video Making Movie)

○CDのみ
AVCD-83987 1,080円(tax in)
1.Anniversary
2.Rain
3.雪桜(Piano version)
4.Anniversary(Instrumental)
5.Rain(Instrumental)

○mu-mo盤
AVC1-839881,080円(tax in
ピクチャーレーベル仕様

1.Anniversary
2.Rain
3.Anniversary(Instrumental)
4.Rain(Instrumental)

■関連サイト
U-KISSオフィシャルサイト:http://u-kiss.jp/

記者 : Kstyle編集部