有村架純&行定勲監督「釜山国際映画祭」に初参加…韓国語で挨拶も
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あいにくの雨の中でのスタートとなったが、招待客が待ち構える中、2人が車で到着すると、会場は大きな声援に包まれた。2人は少し緊張しつつも終始笑顔でレッドカーペットを歩き、サインや握手、写真撮影に応じるなどファンと交流した。
今回で10回目の「釜山国際映画祭」参加となる行定監督は「釜山は毎年のように来たい映画祭。釜山は僕にとって自分の映画が世界で観てもらえるための扉を開いてくれる場所です。そういう意味では第二の故郷、と言っても過言じゃない場所だと思っています。『釜山国際映画祭』がこれからも素晴らしい映画祭であり続けることを応援したいと思いますし、自身も新作があったら必ず戻って来たいと思っています。今回新作『ナラタージュ』が韓国の皆様に観て頂けることがすごく楽しみです。本日はありがとうございます」と釜山映画祭への思いも交えながら熱く語った。
まず韓国語で挨拶をし、「この作品が海外の方にどのように届くか、上映前からすごく感じていたことだったんですけど、観終わった後になんか分からなかったな? とか思われた方でも、それで良いと思います。今はそう思うかもしれないけど、何年かたってまたこの映画を観たときに、今度はどのように感じるかを楽しみながら、この先も愛され続ける作品になったら嬉しいなと思います」(有村架純)、「静かな映画だったでしょ(笑) どうしようもない男女の恋愛の話をどうしても撮りたくて、非常に日本人なりの情緒があって、そういうゆっくりとした時間の中で、セリフが交わされない中で、視線目線の演技が非常に重要でそれをゆっくりゆっくり撮った映画です。気に入って頂けていたら嬉しいです」(行定監督) とそれぞれ喜びと感謝を口にした。退場時にも詰めかけたファンに取り囲まれ、握手などを求められる場面も見られ、現地での人気の高さが伺えた。
・【PHOTO】「釜山国際映画祭」有村架純&行定勲監督、映画「ナラタージュ」記者会見に出席
■上映情報
「ナラタージュ」
10月7日(土) 全国ロードショー
キャスト:松本潤、有村架純、坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地、市川実日子、瀬戸康史
監督:行定勲
原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊)
脚本:堀泉杏
配給:東宝=アスミック・エース
(C)2017「ナラタージュ」製作委員会
<ストーリー>
大学2年生の春。泉のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山から、後輩の為に卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。葉山は、高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた教師だった。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる――。
記者 : Kstyle編集部