KBSのバラエティ番組をめぐり論争…指摘の声続々「外国人に失礼」
OSEN |
写真=「一晩だけ寝かせて」放送画面キャプチャー
またパクリ論争だ。今回の秋夕(チュソク:日本のお盆にあたる韓国の祭日) 連休期間に、パイロット番組(レギュラー編成に先立ちテスト放送した後、編成を決定する番組) だけで7本を披露したKBSが“パクリ論争”に加え“迷惑論争”まで追加し、視聴者から酷評を受けている。視聴率は高かったかもしれないが、レギュラー編成までは難航が予想される。KBSは、10日間という長い秋夕連休期間中に7本の新バラエティ番組を披露した。「一人で来ました」「列に並んでください」「白鳥クラブ」「1%の友情」「一晩だけ寝かせて」などが代表的だ。ほとんどが野外で撮影されたリアルバラエティで、話題集め、高視聴率獲得に成功した。
しかし、今回も類似性をめぐる論争が巻き起こった。「一人で来ました」は20代の若い男女6人が一緒に時間を過ごす番組で、チャンネルAの「ハートシグナル」に似ているという評価を受けた。両方の番組共に、男性と女性が同じ空間で時間を過ごし、ある感情が芽生えるかを見守り、当事者たちの心を推理して共感するという点で似ている。もちろん「一人で来ました」は“旅行中に”という差別点があるが、視聴者は“どこかで見たような”印象が拭えないという反応だ。
写真=「列に並んでください」放送画面キャプチャー
一番大きな論争を巻き起こしたのは「列に並んでください」と「一晩だけ寝かせて」だ。「列に並んでください」は、ソウル各地にある美味しいレストランをMCが訪問し、列に並んで、味を評価する。コンセプトだけでもJTBC「夜鬼」が頭に浮かぶほど似ている。ゲームや人気投票で差別化させようとする努力は見えるが、大筋が似ているため「夜鬼」を観ているという錯覚さえする。また、昨日(9日) 韓国で放送された「一晩だけ寝かせて」は、JTBC「一食ください」に似ているという指摘がある。それに加え、国際的な迷惑だという指摘の声も出ている。この番組はイ・サンミンとキム・ジョンミンが、事前交渉なしにイタリアに向かって、現地の人に宿泊を頼むという内容だ。一行の説明を読んだだけで、インターホンを押して一緒に食事をしようとする「一食ください」を連想させる。海外と宿泊という点が違うだけだ。
さらに問題なのは、迷惑だという論争だ。面識もない外国人に一晩泊めてくださいというのは、迷惑にしかならないという指摘だ。もちろん、自由意志に従って断っても良い状況ではあるが、向こう見ずに泊めてほしいと聞くこと自体が失礼だということ。文化的交流を通じて得る感動があったという好評もあったが、ほとんどが類似性と迷惑を指摘した。
しかし、あいにくにも「一晩だけ寝かせて」は、今回の秋夕連休期間に韓国で放送されたパイロットバラエティ番組のうち、最も高い視聴率を記録した。10.1%(ニールセン・コリア、全国基準) で二桁を超えたのだ。しかし、酷評が多すぎる状況であるため、レギュラー編成までは難航が予想されている。
記者 : パク・ジニョン