「ハベクの新婦」ナム・ジュヒョク“自身のターニングポイントになった作品”

OSEN |

写真=YG ENTERTAINMENT
俳優のナム・ジュヒョクが、tvN「ハベクの新婦」(脚本:チョン・ユンジョン、演出:キム・ビョンス) 放送終了の心境を伝えた。

今回の作品でナム・ジュヒョクは、水国から人間界に降りてきた“水の神 ハベク”に扮した。自己愛の塊で、虚勢を張るキャラクターに変身した彼は、毎回中毒性あふれるセリフや天然な魅力で視聴者を魅了。完璧なビジュアルを持つ男神の一面はもちろん、ロマンチックなセリフを絶えず吐き出し、女心をくすぐった。

時にはコミカルに、時には淡々とハベクを演じたナム・ジュヒョク。彼に作品について率直な話を聞いてみた。

――休まずに突っ走って来たんですね。

ナム・ジュヒョク:6ヶ月間、本当に楽しく撮影しました。残念だった部分ももちろんありますが、終わってみると清々しくもあり、名残惜しくもあります。私を引っ張ってくれた制作陣や共演した俳優の方々に本当に感謝しています。

――ナム・ジュヒョクにとって「ハベクの新婦」はどんな意味の作品になりましたか?

ナム・ジュヒョク:個人的に、重要なターニングポイントになると思います。作品ごとに新しく勉強になるものがありますが、今回は特にたくさんのことを学び感じました。今回の作品に参加しながら、プレッシャーよりも気持ち良い責任感がありました。これからもそのような責任感を持って、良い作品で一層成熟した姿を披露したいと思います。

――自身の考えるベストセリフとその理由は何ですか?

ナム・ジュヒョク:ロマンチックなセリフももちろん良かったんですけど、ハベクが人間たちにさり気なく吐くセリフがすごく印象に残りました。「理解すれば何事も簡単になる」とか「信じたいものを信じるのがあなたの真実だろう。その方が簡単だし、辛くないから」というセリフ。自分自身でもいろいろなことに気づかされるものがあって、余韻が残りました。

――キャラクターの表現において一番重要だと思ったのは何でしょう。

ナム・ジュヒョク:ハベクはそれこそ“神様の中の神様”です。しかし、ドラマの序盤に起こる突飛な出来事に“ホダン(しっかりしているように見えるが、どこか抜けている人)”の一面を見せます。どうすれば神様の謹厳さと重量感を保ちながらホダンな姿を上手く表現して、そのとんでもない状況をくぐり抜けることができるか、すごく悩みました。ハベクの言葉や行動を見慣れないと感じるかもしれませんが、それがこのキャラクターならではの魅力だと思いました。これまで披露してきたイメージのほかに、新しい姿を披露するために努力しました。

――記憶に残っているエピソードはありますか?

ナム・ジュヒョク:撮影現場の雰囲気が本当に良かったです。特に、ナム・スリ(パク・ギュソン) 兄さんとお互いの表情や口調が面白くて、何度も笑いがこぼれてしまって、撮影が大変だった時がありました。

――視聴者に一言お願いします。

ナム・ジュヒョク:信頼して観てくださった皆さんのおかげで、力を出して撮影を終えることができました。楽しい思い出がたくさんできました。観た方々にも長く記憶に残る作品になればと思っています。いつも感謝しているという言葉も合わせてお伝えしたいです。

記者 : パク・パンソク