「軍艦島」ソン・ジュンギ“リュ・スンワン監督の作品に出演したくて、僕からラブコールを送った”

MYDAILY |

ソン・ジュンギが最近、ソウル三清洞(サムチョンドン) にあるカフェで行った映画「軍艦島」(監督:リュ・スンワン、配給:CJエンターテインメント) と関連したインタビューで、映画「軍艦島」に対して愛情を示した。「軍艦島」は100回を超える撮影に、多数のエキストラたちと一緒に苦労した作品だ。

昨年、KBS 2TVドラマ「太陽の末裔」で特戦司令部大尉ユ・シジン役を演じてブームを巻き起こしたソン・ジュンギは、「軍艦島」で独立軍パク・ムヨン役を演じた。強靭でカリスマ性溢れるOSS要員に変身し、もう一度アップグレードした演技を見せた。ソン・ジュンギは5年前に出演した「私のオオカミ少年」以来、スクリーン復帰作として「軍艦島」を選択した。

「『私のオオカミ少年』を終えて、出演したい映画がありました。しかし入隊することになって出演することができなかったです。すでに作品に魅了されてから入隊したので、軍隊でもその作品に未練が残りました。それで軍服務中、除隊すると最初に映画に出演したい、映画を通じて復帰したいという熱望がありました。作品が思う通りにできるのではないから、ドラマを通じてカムバックすることになり、そのような状況でいい映画があったら、出演したいと思った時『軍艦島』に会いました。リュ・スンワン監督の作品というのもありましたが、個人的には久しぶりの映画出演だから、上手くやりたい意欲が大きかったです」

先立って、マスコミ向け試写会を通じて公開された「軍艦島」で「太陽の末裔」のユ・シジンキャラクターに似ているとの指摘を受けていた。これに対してソン・ジュンギは「そのような部分を考えずに『太陽の末裔』の後半撮影を行った後、『軍艦島』に合流しながら、キャラクターが似ていると感じる可能性も少しあるだろうと思いました」と伝えた。

「どうしても同じ軍人役だから、そのように思われるかもしれないが、演技する立場では違う姿が多いと思いました。一般の観客の方々は、そのように感じる可能性が十分にあると思いました。『太陽の末裔』のユ・シジンキャラクターは、実際の僕の姿にとても似ています。図々しいキャラクターで表現されたこともあって、キム・ウンスク脚本家が作ってくれたキャラクターに、実際の僕の姿をたくさん入れました。キム・ウンスク脚本家も僕にそのように話したことがあります。しかし『軍艦島』は題材が与える重さがあるため、とても真剣に考えるしかありませんでした」

これに先立ってリュ・スンワン監督はソン・ジュンギに「軍艦島」のパク・ムヨン役でラブコールを送ったと明らかにした。しかしこの日、ソン・ジュンギはインタビューで「監督からラブコールを送ったと話したが、実は僕から監督に出演したいと連絡をしました」と訂正した。

「リュ・スンワン監督がどんな作品を制作するのかは分からないが、その中で僕にできる役割があったら出演してみたいと話したことがあります。監督がそのような話を聞いて、僕が合流することになりました。リュ・スンワン監督が手掛けた『ベテラン』を(軍の) 休暇時に見ましたが、休暇の初日にも見て、翌日にも見ました。軍人が休暇中、二日間映画を見るというのは、簡単ではありません(笑) とても面白かったです。服務中だから作品に対する欲望もあって、撮影したいと思っていました。ユ・アインを羨むほど良い作品でした。もちろん、ユ・アインの演技も素晴らしかったです。好きな韓国映画に対して質問を受けると、いつも5位内にリュ・スンワン監督の『拳が泣く』が入っています。10回ぐらい見ました」

「軍艦島」は日本統治時代、日本の端島(通称:軍艦島) に強制徴用された後、命をかけて脱出を試みる朝鮮人の物語を描いた映画で、韓国で26日に公開された。

記者 : シン・ソウォン、写真 : BLOSSOMエンターテインメント