Block B ジコ、ダブルタイトル曲「ANTI」&日本で撮影された「ARTIST」MV公開…元AKBメンバーの姿も

OSEN |

写真=ジコ「ARTIST」
Block Bのジコが「TELEVISION」を通じて自身の音楽を放送している。“ARTIST”ジコは今回は“ANTI”になって自身に悪口を言う。まさに奇抜な発想だ。しかし、彼は自身を“天才”と呼ぶことは拒否した。

ジコは12日午後6時、各音楽配信サイトを通じて2ndソロミニアルバム「TELEVISION」を発売した。2015年に発売した1stソロミニアルバム「GALLERY」以来1年7ヶ月ぶりだ。

今回のアルバムはジコが作詞、作曲、プロデュースを手がけ、ダブルタイトル曲として「ANTI」と「ARTIST」を発表した。「ANTI」はジコ自身が仮想のアンチィファンになったという設定で、自身に悪口を言う内容を描いた。

写真=ジコ「ANTI」
ジコは「ANTI」を通じて激しい自己省察をそのまま見せてくれる。ここにG.Soulがフィーチャリングとして参加し、より一層訴えかける力を持った。

ジコは「出世はあなたがまた非難される資格をくれた/ あなたの傲慢の根を抜いて/ 人生がふらつくようにするさ/ こんな無教養なチンピラに/ 彼女はどうして会ったのだろうか/ 芸能人は照明に目が眩んで歓呼に耳が遠くなって/ 見て聞いても手がつけられない」と自身を非難する。

「ANTI」のミュージックビデオはダーク雰囲気だが、トレンディだ。モノクロで始まるミュージックビデオはイラストと結合し、ユニークさを与える。便器に座って歌を始めるG.Soulの姿も印象的だ。

写真=ジコ「ARTIST」
「ARTIST」はバラエティーに富んだ構成が際立つ楽曲でジコのウィットに富んだ編曲が際立つ。彼は「We are Artist」と叫び、それぞれが持っている芸術家としての姿を躊躇なく表現しろというメッセージを伝える。

特にジコの爽やかなビートは明るいエネルギーを見せ、自ずと肩を動かすようになる。退屈な日常を送っている人々を楽しくしてくれるヒップホップナンバーだ。

ジコは「ANTI」とは異なり、「退屈で死ぬ直前の人/ 絶対両班にはなれない人/ あえて藪をつついて蛇を出す人/ 全部壊してしまう人々 Oh yes/ いつまで頭の中だけうるさい/ 芸術に造詣(ぞうけい) が深いなら/ Let's draw something」と言い、雰囲気を盛り上げる。

そして「ARTIST」のミュージックビデオからもジコだけのウィットが感じられる。ジコはBlock Bのユグォンと共に楽しいダンスパフォーマンスを披露する。数人のジコが登場するシーンなど多彩な楽しい場面も登場する。

写真=ジコ「ARTIST」
また同ミュージックビデオには元AKB48メンバーで、現在はタレント・モデル、YouTuberなどとして活躍の場を広げている永尾まりやも出演し、MVは日本の各地で撮影された。

それだけでなく、今回のアルバムには「天才」「Fanxy Child」、昨年11月に発売した「BERMUDA TRIANGLE」、4月に発売した「SHE'S A BABY」など全6曲が収録された。フューチャーベースの新しいジャンルからジコの甘いボーカルが感じられるR&Bテンポの楽曲まで様々なジャンルが収録され、ジコの音楽性をうかがわせる。

このように今回のアルバムからはジコの天才的な面がそのまま見えてくる。しかし、ジコはカムバックを控え「僕は自分を絶対的な天才だと思ったことが一度もない。謙遜しているわけではない」と話した。自ら天才であることを拒否し、“ANTI”になった“ARTIST”ジコ。果たしてジコのTELEVISIONの前にはどれほどのファンが集まるだろうか。



記者 : キム・ウネ