ユンソナの息子らの「校内暴力事件」めぐり広がる論争…学校 vs 教育長が激しく対立

OSEN |

女優ユンソナの子供が関わった校内暴力事件をめぐって、教育長と学校が激しく対立しており、波乱を予告している。


ソウル市教育長:校長、教頭などの隠蔽疑惑は事実! 重処分を要求

ソウル市教育長は昨日(12日)、先月SBSニュースを通じて公開された校内暴力隠蔽・事件縮小疑惑が提起された、スンイ小学校に対する特別監査の結果を発表した。結果の内容は校長と教頭、生活指導部長、担任教師ら4人に対する重処分の要求、ソウル市教育長は今回の事件を警察に捜査を依頼する予定だ。

ソウル市教育長によると、スンイ小学校の校長は、被害学生の親に転校を誘導する発言で父兄との対立を深め、教頭は被害学生が長期間の安静が必要だという医師意見書まで学校に提出したが、病院に訪問してまで被害者陳述を受けようとするなど、被害学生に対する保護を疎かにした。

特に被害学生の担任教師は、関連学生や父兄から聞いた校内暴力関連の事実を黙殺し、加害学生らが被害学生を普段いじめているという事前情報があったにも関わらず、修練会で同じ部屋を割り当てた。


スンイ小学校:隠蔽は事実ではない! 明確な根拠がないとして“法的対応”を示唆

しかし、スンイ小学校は強く否定している。スンイ小学校はこの日、公式コメントを通じて「特定の学生を加害者からわざわざ排除したり、事件縮小または隠蔽を試みたことは全くない」と明らかにした。

また「教育庁の監査結果は、実物をもって直接確認された“5歳以上利用可能なおもちゃの野球バット”も、何の補足もなく“野球バット”と確定して記載したことだけをみても、客観的な真実解明の努力なしに、特定のマスコミの報道内容を既成事実化して、それに合う結論を出すことに汲々としていたことを確認することができた」とし、ソウル市教育長の特別監査結果は、客観的な検証ではなく一方的な被害主張だけを打ち立てて、扇情的なタイトルの報道内容から一歩も踏み出していないと批判した。また、当事者と目撃者の主張を無視して、学校が財閥家の学生を庇護し、校内暴力案件の処理を隠蔽・事件縮小したという疑惑だけを並べ、いかなる明白な根拠も示していないと声を上げた。

スンイ小学校は「処罰中心の方式よりは、調整や対話を通じた和解が正しいと信じており、これからもこれをずっとやっていききます」と自分たちの教育観を強調し、できるすべての法的措置を取ることを伝えた。


「最高の一発」ユンソナ、その波及効果は?

これと共に、KBS 2TV「最高の一発」に対するドラマ降板の要求が相次いでいたユンソナに対する議論も、もう一度水面上に浮上した。

ユンソナは1次意見表明では、心よりの謝罪よりは無実を主張し、ネットユーザーから大きな非難を受けた。その後、彼女は2次謝罪文を通じて「今回のことに対応する上で、我々家族の無念さを先に考えていた部分についても、謝罪申し上げる。初期対応において弁明で一貫してしまった姿についても深く反省している。もう一度私たち家族のことで心配おかけして、本当に申し訳ない」として頭を下げた。

この内容を報道したSBSキム・ジョンウォン記者によると、ユンソナは加害者の父兄の中で唯一、息子と共に被害者の母親を訪れて謝罪した父兄だった。ドラマ側は「すべての案件を考慮して、慎重に推移を見守る」と公式コメントした。

スンイ小学校では4月、学校の修練会でユンソナの子供と大手企業会長の孫、有名芸能人の息子らが、同じクラスの学生に暴行を加える事件があった。加害学生に特に処分をくださず、隠蔽・事件縮小の疑惑がもたれていた。

記者 : チェ・ナヨン