「プロデュース101」シーズン2、議論を乗り越えシーズン1を上回るヒット番組となるだろうか(総合)

OSEN |

「男性版I.O.I、一緒に作りましょう」

話題性だけは1位だ。放送スタート前から音楽界と放送界から注目されているMnet「プロデュース101」シーズン2が徐々にベールを脱ぎ始めた。

3日午後2時、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ) 区汝矣島(ヨイドドン) 63コンベンションセンターグランドボールルームにてMnet「プロデュース101」シーズン2制作発表会が開催された。国民プロデューサーを代表するBoAをはじめ、制作陣らが取材陣の前に登場した。

「プロデュース101」シーズン2は、全53の芸能プロダクションに所属する男性練習生らが参加し、デビューの機会を獲得するため競争を繰り広げるサバイバル番組だ。昨年行われたシーズン1と同様に国民プロデューサーの投票でデビューするメンバーらが選ばれる。

シーズン1に続き、シーズン2の演出を手がけるアン・ジュニョンプロデューサーは「韓国の国民が直接作るグローバルアイドルの誕生を目標としている。実は韓国では1年に70以上のグループがデビューしているが、印象に残るグループは1年に2~3グループに過ぎない。大型か、中小規模のプロダクションかなどに関係なく、全ての人々がデビューの夢を叶えるため努力する姿を描く」と企画意図を明かした。

シーズン1のチャン・グンソクに続き、BoAが国民プロデューサーの代わりに練習生に課題を伝え、投票の結果を発表する代表兼メッセンジャー役を務める。女性アーティストとして韓国国内外を魅了した“先輩”であり、温かくて人間的な“お姉さん”として活躍する予定だ。

BoAは「昨年シーズン1を面白く見ていた視聴者だ。今年は男性アイドルグループを作るというプロジェクトで、性別が違うので魅力的に感じられた。韓国の練習生たちは実力がすごいので良いグループができればいいなと思って参加することになった。それぞれ異なる魅力を持った人たちが多い。皆さんのチョイスによって新しいアイドルグループが誕生すると思う」と微笑んだ。

昨年「PICK ME」に続き、今回のテーマ曲は「僕だよ僕」だ。すでに先月9日に放送されたMnet「M COUNTDOWN」で練習生が団体ステージを披露した。センターのイ・デフィをはじめ“エンディング妖精”チャン・ムンボク、“ウィンク男”パク・ジフンなどが強い印象を残した。

BoAをはじめ、イ・ソクフンとシン・ユミがボーカルトレーニングを、カヒとクォン・ジェスンがダンストレーニングを、CheetahとDon Millsがラップトレーニングを担当した。彼らは練習生らを弟のように、弟子のように愛情を込めて教育し、必ずデビューの機会を与えたいと強調した。

昨年I.O.Iを誕生させた「プロデュース101」。しかし、分量と公平性や契約問題など様々な問題も生じた。今シーズンは放送スタート前から合宿と教育の過程でランキングごとに人権差別があったという議論が起きた。

これに対し、アン・ジュニョンプロデューサーは「昨年足りない部分が多かった。投票の公正性は、アビューズ(不正) 行為を防ぐため確認できるひとつのIDに1票のみ与えられる。分量は非常に敏感な問題だが、練習生たちに撮影から競争だと話した。アピールする人にカメラが向くことは事実だ」と説明した。

人権問題については「僕たちに1番重要なのは101人のアイドルだ。報道のように差別があったことはない。ただグループ別に移動し、ケアしている。大変だが、できるだけ練習生らが不公平だと思うことのないよう一生懸命にする」と解明した。

放送スタート前から圧倒的な支持を受けているのはチャン・ムンボクだ。“ヒップホップ大統領”としてMnet「SUPER STAR K」に出演し、ネットユーザーから非難された彼はラップへの情熱を燃やし、今に至った。国民プロデューサーは「どうせ優勝はチャン・ムンボクだ」という意味を込め“オムンボク”というあだ名までつけた。

アン・ジュニョンプロデューサーは「打ち合わせのとき本当にアイドルになりたくて志願したかと聞いた。前はラップだけやろうとしたが、今は踊ってステージに立ちたいと言っていた。チャン・ムンボクの人気は予想できなかった。制作陣も毎日驚いている」と微笑んだ。

幕が開ける前からホットな「プロデュース101」シーズン2。昨年そうだったように男性版I.O.Iが誕生することができるだろうか。色々な問題を乗り越え、シーズン1の人気を上回る番組になれるだろうか。「プロデュース」シーズン2は韓国で7日午後11時に放送がスタートする。

記者 : パク・ソヨン、写真 : チ・ヒョンジュン