2017年の韓国ドラマ、時代劇と法廷ものに注目!

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「師任堂、色の日記」のポスター
2017年の韓国ドラマ界は時代劇が豊富な1年になると予想される。視聴者に緊張感を与える法廷ドラマも複数放送される予定だ。

上半期は時代劇が目白押し

来年上半期(1~6月)はKBS、MBC、SBSの地上波3社が時代劇で競い合うことになりそうだ。

まずはSBSが1月中に「師任堂(サイムダン)、色の日記」の放送をスタートさせる。同作は女優イ・ヨンエの13年ぶりのドラマ復帰作としても高い関心を集めている。

当初、今年の10月から韓中で同時放送される予定だったが、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備の影響で、放送開始が来月に延期された。

同じくSBSで放送される予定の「猟奇的な彼女」は、ヒロインのキャスティングをめぐり騒動があったが、現在は撮影が順調に進められている。2001年に韓国で公開され大ヒットとなった映画「猟奇的な彼女」のリメイク版だが、映画とは異なり朝鮮王朝時代が舞台。俳優のチュウォンと女優のオ・ヨンソが主役を務める。

チュウォン(右)とオ・ヨンソ
MBCは時代劇3作品を準備している。5月から放送される予定の「君主-仮面の持ち主」は、朝鮮王朝時代を舞台に、全国の水を私物化し金と権力を手に入れた組織と闘う王子の物語を描く。俳優のユ・スンホ、女優のキム・ソヒョンが主演だ。

「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」は主人公のホン・ギルドンを通じ、今の時代に必要な指導者像を描く。これまで助演で活躍してきた俳優のユン・ギュンサンがホン・ギルドン役に抜擢された。放送開始日は決まっていない。

高麗時代を舞台にした「王は愛する」では少女時代のユナとZE:Aのシワンが共演する。シワンは高麗時代の王、ワンウォンを、ユナは金持ちの一人娘、ウンサンを演じる。ワンウォンとウンサンは悲運の王妃、ワンダンと共に三角関係を織りなしていく。

今月19日からスタートしたKBS 2TVの「花郎」は来年2月まで放送される。

法廷ドラマや警察ドラマも

SBSでは法廷ドラマが次々と放送される予定だ。

1月23日からは「被告人」がスタート。妻と娘を殺したという濡れ衣を着せられたまま死刑囚となった検事が、無実の罪を晴らすまでの過程を描く。俳優のチソンが検事を演じる。

「被告人」のワンシーン
3月には女優イ・ボヨン主演の「耳打ち」が放送される予定だ。韓国最大の法律事務所を舞台に主人公が悪を暴く。

イ・ジョンソクとmiss Aのスジ主演「あなたが眠っている間に」も検事が主人公として登場。誰かに起きる不幸な事件や事故をあらかじめ夢で見る女と、その夢が現実になるのを防ごうと奮闘する検事の物語を描く。

ケーブルチャンネルのOCNでは、刑事ドラマ「ボイス」が来月14日から放送される。チャン・ヒョクとイ・ハナが主演。

このほか、ケーブルチャンネルのtvNではロマンスを描くドラマが2作品放送される。来月16日スタートの「内省的なボス」は、極度に内気な上司ウン・ファンギと誰とでもすぐに打ち解ける性格の新入社員チェ・ロウンがロマンスを繰り広げる。俳優のヨン・ウジンと女優のパク・ヘスが主演する。

来年2月3日から放送予定の「明日、キミと」は時間旅行者とその妻の愛の物語だ。イ・ジェフンとシン・ミナが夫婦役で共演。

記者 : 聯合ニュース