KNK「空白期間が長く、不安とプレッシャーが大きかった」

10asia |

「KNOCK」で歌謡界の門を叩き「BACK AGAIN」で華麗に戻ってきた。そして今度は「U」。今年3月にデビューしたKNK(クナクン) の2016年度の歩みだ。合計3枚のアルバムを出し、活動も休むことなく続けている。KNKにしかない色を確実に広めるという気持ち一つで、誰より最善を尽くして走っている5人の男。努力する分成果も出して、きちんと経験を積み上げているところだ。

まず高い身長で視線を引き付け、次に優れた歌唱力と揺れのないダンスをこなし可能性も見せた。今回出した2ndミニアルバム「REMAIN」では、アメリカiTunesジャンル別カテゴリーのK-POPアルバムチャート1位を占めた。それだけでなくシンガポール、タイ、マレーシア、台湾に至るまで3位内ランクインに成功した。今年より来年がもっと期待できるKNKだ。

―2ndミニアルバム「REMAIN」で帰ってきた。準備過程を聞いてみよう。

パク・スンジュン:前回の活動を終え、レコーディングをしながら過ごした。デビューに続き3度目の活動だったので、やはり慎重だった。タイトル曲を決めるのに非常に長くかかった。

―「KNOCK」以降「BACK AGAIN」を準備する時とは違ったか。

パク・スンジュン:「KNOCK」の活動を終え1ヶ月も経たずにすぐ出てきたが、今回はその時よりは空白が長かった。だから不安もあったし、ますます負担も大きかった。

チョン・インソン:忘れられてるんじゃないかと心配だった。これまで苦労したこと、一瞬で飛んで行かないかと。

パク・スンジュン:ファンも待ちくたびれてるんじゃないかと思った。休んでいる間、新人グループも本当にたくさん出た。

―競争相手が多くなるということが不安の背景だったのか。

パク・スンジュン:不安というよりは刺激になった。あ、こんなグループが出てきたんだなと、ステージを見て刺激になった。

―その中でも一番注意深く見たグループは?

パク・スンジュン:うーん…PENTAGONの振り付けが新鮮だった。

―「REMAIN」を準備して最も気を遣った部分は何か?

オ・ヒジュン:メンバーがたくさん参加した。色と方向性について作曲家と話をたくさんした。デビューアルバムの時から重要だと考えていたのは、収録曲まで信じて聴ける歌で満たしたかった。

パク・スンジュン:空白が長くなった理由のうちの1つは、色を一気に変えないようにしたためだ。KNKにしかない色、イメージを固めなければならないから。候補に上がった曲は良い歌も多かったが、多くのことを考えすぎて遅れた。僕たちに似合う、最大限に合う曲を選んだ。

キム・ジフン:強烈さは持ってきた。以前が力強い振り付けだとすると、今度はちょっと柔軟でセクシーな面もある。

―維持と変化を同時にした。休むことなくずっと動かなければならないし、変化も多くて容易ではなかっただろう。

オ・ヒジュン:この頃流行の動作が多くて、ダンサーと一緒に合わせたり、全体に合わせなければならない部分も多くてそれが一番難しかった。

キム・ジフン:ダンサーの方々は経験が豊富で慣れていて、要求してもすぐに反映してくれた。僕たちさえ上手くやれば良かったんだ(笑)

―空白期の間、チョン・インソンとキム・ユジンは音楽バラエティ番組にも出演した。

チョン・インソン:「デュエット歌謡祭」に出て、キム・ワンソン先輩と息を合わせた。良い経験だった。

キム・ユジン:「覆面歌王」に出演して、当時アルバム準備の真っ最中だったのでストレスが大きかった。アルバム作業で眠れない状態で「覆面歌王」の準備もしなければならなく、容易ではなかった。合奏というのを初めてやったが、本当に不慣れなステージだった。準備をもう少し徹底してできたら良かったのにと残念さが残る。

―やはりKNKという名前を広められる良い機会というプレッシャーと、チームを代表して出て行くという責任感もあっただろう。

キム・ユジン:システムがもう少し分かっていたら、より良いステージを見せることができたはずなのにと思った。KNKという名前を広めることができる本当に良い機会ではないか。だからこそ負担になったと思う。メンバーなしで1人で舞台に立っているので、本当に緊張した。1人でやらなければならないという全ての負担を背負った。

チョン・インソン:舞台でも感じたが、控室でも本当に退屈だった。どうすべきかもよく分からないし、チームの大切さが分かった。

―「覆面歌王」を全員で集まって見たと聞いた。

パク・スンジュン:キム・ユジンの声が本当に好きだ。覆面を被っているともっとよく聴こえた(笑)「声、本当に良いな」と浸っていたら、覆面をはずし、見ると鼻が真っ赤になってた(笑)

オ・ヒジュン:「覆面歌王」で鼻が真っ赤な人は初めて見た。

キム・ユジン:覆面が鼻にずっと当たっていたので、とったら赤くなっていた(笑) それは後悔していない。「次上手くやれば良いさ」と考えるタイプで、今僕が披露することは、今後KNKのイメージにもつながると考えた。イ・ユンソク先輩が「KNK」を言及してくれて驚いたが感謝した。

―「デュエット歌謡祭」の経験があるチョン・インソンは違って見えたか。

チョン・インソン:大変な過程を誰よりよく分かっているから、舞台で上手くやって降りてくるのを見て嬉しかった。僕が上手くやれたかのように良かった。

―3度目の活動をしながらメンバーとの間に愛おしさもできたのでは。

パク・スンジュン:今回のアルバムを準備しながらもっと親しくなったと思う。

キム・ユジン:振り付けの練習をしながら感じたのは、わざわざ話をしなくても分かるし、同じような動作が出てくる。同じような考えになるみたいだ。

―今後の活動に関してや、真面目な話もするのか。

オ・ヒジュン:深刻に話し合うのはなく、ぶっきらぼうに話を投げかける。

パク・スンジュン:2年ぶりに5人で日にちを決めて集まり話を交わした。それ以降、そんな場をしばしば設けなければならないなと考えた。

キム・ジフン:僕たちはいつも一緒にいる。だけど日にちを決めて場を作るのは大変(笑)

オ・ヒジュン:チームに1人ぐらいは主導をする人がいるが、僕たちにはいない。だから長くかかる(笑)

―夢に描いたデビュー後、休むことなく走っている。孤独だったり、突然虚しくなる時はあるか。

キム・ジフン:深くはないが、通りすがりに会社員がカフェにいたり、ご飯を食べる姿を見るとうらやましい時がある。

パク・スンジュン:「KNOCK」と「BACK AGAIN」の活動時、孤独な時あった。家族に会いたい気持ちが大きかったようだ。

チョン・インソン:時々1人で部屋にいると胸が苦しくなってくる時がある。そういう時が辛いみたいだ。原因はよく分からないが、初めて経験した感覚だった。

―そういう場合、独自の解消法はあるか。

チョン・インソン:ゲームをすれば孤独さが少しほどける。

パク・スンジュン:ファンとコメント遊びをする。ファンカフェに入ってファンのコメントを見れば、心がちょっと落ち着き、コメントを書きながら対話すると面白い。

キム・ユジン:僕だけの時間を持つが、ゲームをしたり、色々。

―以前活動の際、釣り、自転車など新たに持った趣味に関して話をしながらとても楽しんでいたのを思い出す。ずっと続けているのか、もしくは新たに趣味ができたか。

オ・ヒジュン:相変らずゲームして映画を見たりもする。

チョン・インソン:釣りは続けている(笑)

キム・ジフン:僕とチョン・インソン2人とも自転車を売った(笑)

―万全の準備をしてきた「U」でどんな成果を出したいか、目標を述べてほしい。

オ・ヒジュン:新人賞をもらいたい。何かの授賞式の候補に上がったみたいだ。それだけでもとても満足しているし、可能性を見たと考える。

パク・スンジュン:今回のアルバムが上手くいくことも目標だ。

キム・ユジン:今後も引き続き僕たちのアルバムに参加することが目標だ。名前を掲げたアルバムに自作曲を収録して、音楽的に進化し成長したい。

パク・スンジュン:順位を決める音楽番組のチャートにも進入してみようよ!(笑)

記者 : キム・ハジン、翻訳 : 前田康代、写真 : チョ・ジュンウォン