パニック障害から失神まで…アイドルたちの健康に“赤信号”
OSEN |

ステージの上で華やかな衣装を身にまとい、元気な姿を見せてくれていたアイドルが、プレッシャーやストレスによりパニック障害を患ったり、忙しいスケジュールによる疲労蓄積で失神することは、ファンでなくとも驚くしかない状況だ。
12日、YG ENTERTAINMENTはボーイズグループWINNERのナム・テヒョンが精神的な問題を抱えているという事実を明らかにした。YGは「ナム・テヒョンは練習生時代から精神的な健康の問題を抱えており、最近になって状態が悪化した」とし、「実家で治療に専念している」と伝えた。
WINNERはiKONと共にBIGBANGに次いで精力的に活動し、人気を博しているグループで、ナム・テヒョンはWINNERとしての活動のみならず、バラエティやドラマなど幅広い分野で活躍しているだけに、このニュースは衝撃的だった。
ナム・テヒョンをはじめ、今年は特にアイドルの健康問題が浮上し、ファンを悲しませている。忙しく活動して自身の魅力を余すところなく披露し、人々に愛されることは、アイドルにとって大きな喜びである。しかし、たくさんのアイドルがデビューしている中、人々から愛されるまでの道のりは決して簡単なものではなく、身体に異常が出たり、精神的苦痛を訴えるアイドルも増えている。

過度なダイエットと活動への負担は拒食症とパニック障害を招くこともある。5月、Aprilのヒョンジュは呼吸障害と頭痛で活動を中止し、グループは現在4人で活動している。ヒョンジュは今まで復帰できずにいるのだ。
OH MY GIRLのジニは拒食症で休息を取っており、OH MY GIRLのスンヒは緊張とストレスによる過呼吸症候群で失神した。また、CRAYON POPのソユルはカムバックのストレスとプレッシャーでパニック障害を患い、活動を中止した。EXOのレイも11月、日本への出国を前に仁川(インチョン)国際空港で失神したが、原因は睡眠不足だった。忙しいスケジュールをこなす中で身体を壊したのだ。
長い練習生生活を経てデビューの夢を叶えてもアイドルには毎日が競争の連続だ。新人グループがあふれるK-POP界で人々に名前を知らせるためには、睡眠不足になっても活動しなければならない状況だ。また、一度注目を浴びたとしても、すぐに人々の記憶から消されるかもしれないというプレッシャーやストレスは、パニック障害や呼吸困難につながるしかない。
事務所やアイドルの立場では、今ちょうど人々の関心を受け始めている状況で、十分な睡眠をとって活動することはできない。しかし、確かなことは、アイドルの健康を守ることが最も重要だということだ。精神的な部分も同じだ。音楽関係者たちも着実なケアが必要だと考えているだけに、アイドルの健康管理は体系的に行わなければならない。
記者 : カン・ソジョン