「THE NET 網に囚われた男」東京フィルメックス映画祭のオープニング作品に!

10asia |

写真=NEW
キム・ギドク監督の新作「THE NET 網に囚われた男」がベネチア、トロント、釜山(プサン)に続き、東京フィルメックス映画祭に招待された。

映画「THE NET 網に囚われた男」が11月19日から27日まで開催される第17回東京フィルメックス映画祭のオープニング作品に選定された。東京フィルメックス映画祭は、様々な国で制作された独創的で斬新な作品を紹介する映画祭。創設初期からアジアの新人監督を発掘することに注力しており、映画界の新たな動向を支持することにも大きな意義を置いている。

キム・ギドク監督の作品としては、2011年に東京フィルメックス映画祭で「アリラン」がオープニング作品に選ばれ、2012年に「嘆きのピエタ」、2014年に「殺されたミンジュ」が特別招待作品として上演された。「アリラン」と「嘆きのピエタ」は観客賞を受賞する快挙も成し遂げた。

他にも「THE NET 網に囚われた男」は2016香港アジアン映画祭、ハイファ国際映画祭(イスラエル)、フィラデルフィア映画祭(アメリカ)、サンパウロ国際映画祭(ブラジル)、キエフ国際映画祭(ウクライナ)、台北ゴールデンホース国際映画祭(台湾)、コルカタ映画祭(インド)など海外有数の映画祭に連続で招待されており、世界中から愛されるキム・ギドク監督の名声を再確認させる。

「THE NET 網に囚われた男」は、船が網にかかり、仕方なく一人で南北の境界線を超えることになった北朝鮮の漁師の熾烈な一週間を収めた作品である。

記者 : ユン・ジュンピル、翻訳 : 前田康代