「バッカス・レディ」ユン・ゲサン、自然体の演技に関心集中

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写真=映画「バッカス・レディ(The Bacchus Lady)」スチールカット
俳優ユン・ゲサンが映画「バッカス・レディ(The Bacchus Lady)」(監督:イ・ジェヨン、制作:韓国映画アカデミー) で変身演技に乗り出す。

最近、韓国で放送終了となったtvNドラマ「グッドワイフ」で冷徹な弁護士でありながら1人の女性だけを見つめるロマンチストを演じ、好評を浴びたユン・ゲサンが今回は貧しい青年として観客との出会いを準備している。

ユン・ゲサンが演じたドフンは幼い頃事故で足に怪我をし、狭い部屋で大人向けのフィギュアを作りながら生きていく30代の貧しい青年だ。厳しい環境の中でも人に対する偏見を持たず、温かい心を持っている彼は“バッカスおばあさん”と呼んでいるソヨン(ユン・ヨジョン) と親しく、彼女のお願いは喜んで聞いてあげる。ユン・ゲサンは穏やかな目元と善良な笑顔で町の青年、それ自体の姿を自然な演技で表現した。

ユン・ゲサンはこれまで映画「バレエ教習所」「ビースティーボーイズ」「執行者」「豊山犬」「国選弁護人ユン・ジンウォン」など社会的な問題を取り扱う作品を選び、人並みはずれた歩みで注目を浴びた。ユン・ゲサンの信念ある選択が際立つ映画「バッカス・レディ(The Bacchus Lady)」は社会的な問題だけでなく、彼に特別な意味を与えてくれる作品だ。

ユン・ゲサンは「20才まで祖父と同じ部屋を使ったからか、老人たちの寂しさとプライド、感情の変化など老人問題に多くの関心を持っている。『バッカス・レディ(The Bacchus Lady)」はバッカスおばあさんを通じて老人問題と社会の無関心を喚起する作品で、今の社会に必要な映画だと思った』と説明した。

イ・ジェヨン監督も「ユン・ゲサンはいろんな色を着させることができる俳優だ。彼の善良な笑顔から町の青年の平凡ながらも温かい姿を見て、ドフン役にピッタリだと思った」とキャスティングの理由を明かした。

「バッカス・レディ(The Bacchus Lady)」はベルリン国際映画祭に続き、香港国際映画祭など世界有数の映画祭に招待され、期待を集めている。韓国で10月6日に公開される。

記者 : キム・スジョン