ハ・ジョンウ&ペ・ドゥナ主演「トンネル」リアルパニック映画がやって来る!メイン予告編公開

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写真=SHOWBOX
映画「トンネル」(監督:キム・ソンフン)のメイン予告編が公開された。

俳優ハ・ジョンウ、ペ・ドゥナ、オ・ダルスとキム・ソンフン監督の出会いで期待を集めている「トンネル」のメイン予告編が公開された。「トンネル」は家に帰る途中、突然崩れたトンネルの中で孤立した一人の男と、彼の救助をめぐって変化していくトンネルの外の話を描いたリアルパニック映画。

公開されたメイン予告編は、帰宅途中に突然崩れたトンネルの中に閉じ込めらてしまった一人の男の話から始まる。予期せぬ事故により、一瞬にして日常が崩れてしまったジョンスにできることは、ただ耐えることだけ。生き残るために自分で生存方法を探し出そうとする彼は、ミネラルウォーターのペットボトルに目盛りを印して少しずつ飲み、車にあった服を着込みながら、最後までトンネルの外に出られるという希望を捨てない。

だが、ジョンスの期待とは裏腹に、トンネルの外の状況は絶望的だった。取材に血眼になっている報道機関と、形だけ救助現場を訪れた政府高位関係者たちなど、トンネルの外の様子はまるで災害をめぐる韓国社会の断面を見せているようだ。時間が経っても進展のない救助状況に疲れ、無関心になって行く人々に向かって、ジョンスの妻セヒョンは「生きていたらどうするんですか? 申し訳ないと思わないんですか?」とやっとの思いで伝え、やるせなさは最高潮に達する。希望を失わないジョンスの「俺、生きてんだけど」という一言も、たった一人の生命も大切だという価値を伝えると共に、その後のジョンスの救助をめぐるストーリーがどのように展開されるのか関心を引く。

公開された予告編では、俳優たちの卓越した演技力も垣間見ることができる。家族のもとへ戻るため、熾烈な生存記を繰り広げるジョンス役のハ・ジョンウは、リアルな演技で皮肉な笑いを誘う。ジョンスの妻セヒョン役のペ・ドゥナは、実際の被害者家族の苦しみを完璧に表現し尽し、観客を一気に引き込む。ジョンスの救助のために奮闘する救助隊長デギョン役のオ・ダルスもまた、自分にしかない魅力で暖かく親近感のわくキャラクターを作った。

「トンネル」は8月10日より韓国で公開される。

記者 : ユン・ジュンピル、翻訳 : 前田康代