ソン・ガンホ×ユ・アイン「王の運命―歴史を変えた八日間―」6月4日の日本公開が決定…ソ・ジソブもノーギャラで出演!

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李朝最大の謎とも言われ、18世紀の朝鮮王朝において王権争いが激化した時代を舞台に、王が王位継承者である実の息子を米びつの中に入れて餓死させたという衝撃の史実を描く「王の運命―歴史を変えた八日間―」が、6月4日よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開される。

実力派俳優ソン・ガンホと、2015年最大のヒット作「ベテラン」で今、波に乗っている俳優ユ・アインの最強タッグの共演が大きな話題呼んだ今作で、映画「会社員」以来3年振りのスクリーン復帰を果たしたのが、ソ・ジソブ。95年にモデルとして芸能活動を始めて、2004年のドラマ「パリでの出来事」「ごめん、愛してる」で熱狂的ファンを生んだ後、「映画は映画だ」で「青龍映画賞」など多くの賞に輝き、俳優としての実力の高さを立証。幅広い分野で活躍の幅を広げてきたソ・ジソブが本作でスクリーン復帰。しかもノーギャラで特別出演を果たしていた。

演じるのは、ユ・アイン演じる思悼世子の息子・正祖役で、出演シーンはそれほど多くないが重要なシーンを担っている。かつて、出世作「映画は映画だ」でも興行結果に見合った歩合制でギャラを受け取る条件で、出演を決めたことがあるソ・ジソブ。本作は世界に名の知れた韓国実力派のベテラン俳優ソン・ガンホという大俳優の映画。自分が最後を飾るのは負担だったからという理由でノーギャラ出演を取り付けたうえで、出演を決めたという。本作への出演に関して「出演シーンの多い少ないにかかわらず、役が重要だと思った。シナリオが良かったので出演を決めた。自分がはたして、うまく演じられるのかと悩んだが、現場に入ってみると、本当に楽しい撮影だった。チャンスがあれば、次の作品でイ・ジュニク監督とまた仕事をしたい」と語った。

【STORY】
朝鮮第21代国王の英祖(ソン・ガンホ) は40才を過ぎてから生まれた息子・思悼(ユ・アイン) を、自分と同じく学問と礼法に秀でた世子(セジャ=王位継承者) に育てあげようとする。だが父の望みとは裏腹に、思悼は芸術と武芸を好む自由奔放な青年へと成長。英祖が抱いていた息子への期待は怒りをと失望へと転じ、思悼もまた、親子として接することのない王に憎悪にも似た思いを募らせていく。心のすれ違いを埋められぬまま二人の関係は悪化の一途をたどり、ついには謀反にかこつけて、我が子を米びつに閉じ込めようとする英祖。もはや誰にも止められぬ哀切と愛憎の8日間の行方は──。

監督:イ・ジュニク(「王の男」「ソウォン/願い」)
撮影:キム・テギョン
美術:カン・スンヨン(「王の男」)
音楽:パン・ジュンソク(「ソウォン/願い、」)
出演:ソン・ガンホ(「殺人の記憶」) ユ・アイン(「ベテラン」) ムン・グニョン(「ダンサーの純情」) キム・ヘスク(「10人の泥棒たち」) チョン・ヘジン(「テロ、ライブ」) ソ・ジソブ(「会社員」)
2015年/韓国/125分/原題:「사도」/配給:ハーク (C) 2015 SHOWBOX AND TIGER PICTURES ALL RIGHTS RESERVED

公式HP:http://ounosadame.com/

記者 : Kstyle編集部