CNBLUE カン・ミンヒョクからTEENTOPのL.JOEまで…“ヒーリング・ボーイズ”タンタラバンド4人の楽屋に突撃

OSEN |

“タンタラバンド”をご存知だろうか? 見ているだけで目の保養になるハンサムな顔立ちや耳が幸せになる音楽で人気を得ている4人組の新人バンドだ。ボーカルのチョ・ハヌル(CNBLUE カン・ミンヒョク)、ギターのカイル(5urprise コンミョン)、ベースのナ・ヨンス(イ・テソン)、ドラムのソ・ジェフン(TEENTOPのL.JOE)には、それぞれ少し特別な事情はあるが、音楽に対する情熱だけは誰と比較しても劣らない。“ヒーリング・ボーイズ”タンタラバンドについて、もう少し詳しく紹介しよう。

SBS水木ドラマ「タンタラ」(脚本:ユ・ヨンア、演出:ホン・ソンチャン)は、崖っぷちで出会った傍若無人なマネージャーシン・ソクホ(チソン) と、初心者バンド“タンタラ”の成功プロジェクト。タンタラバンドはソクホとグリン(Girl's Day ヘリ) の努力により無事デビューし、各種イベントまで独占しながら認知度を高めている。

これまで無数の危機と挫折を経てきた彼らに、視聴者たちも“これからは成功だけが待っていますように”と応援の声を伝えている。18日、京畿道(キョンギド) 一山(イルサン) 炭縣(タンヒョン)で撮影中だったタンタラバンドの楽屋をOSENが突撃した。

タンタラバンドの4人が共同で使うこの楽屋は、韓国で19日放送された「タンタラ」第10話の最後で登場したが、白と緑のシンプルな雰囲気が印象的だ。4人の俳優たちはここでメイクをして台本を読んだり、一緒におしゃべりをしたりもする。

ドラマとは逆に、実際はバンドの最年長であるカン・ミンヒョクを中心に、4人は20代の血気旺盛な青年らしく、終始いたずらをするなどエネルギー溢れる様子だった。厳しいスケジュールの中でも元気を出して笑うことができる理由だ。それではこの4人の俳優はそれぞれどんな方法で役に入り、演技をしているのだろうか。


CNBLUE カン・ミンヒョク:チョ・ハヌル

カン・ミンヒョクが演じるチョ・ハヌルは、音楽を誰よりも愛しているが、セクハラの濡れ衣や事故で両親を亡くすなどの切ない環境により、仕方なく夢を諦めなければならなかった。しかし、自身の歌に耳を傾け、信じてくれるシン・ソクホに出会い、もう一度夢に向かって進むことができるようになる。

カン・ミンヒョクは「ハヌルは元々明るく優しい人だけど、濡れ衣を着せられてすべてを失い、諦めようとする。しかしソクホ兄さんに出会って、元気な20代の人生を取り戻し、逆境を乗り越えようとする姿に重点を置いた。幼い頃に両親を亡くし、またそんな濡れ衣を着せられて、本当に辛かったと思う。そういうことを表現しようと思った」と説明した。

また、カン・ミンヒョクは「誰か自分を支えてくれる人がいて、その人に心を開いた時、それを乗り越えられる力が生まれることを伝えたかった」とし、演技で気を配った部分を説明した。


イ・テソン:ナ・ヨンス

5歳の息子チャニを育てながら逞しく生きるシングルファザーナ・ヨンスは、三流ルームサロン(風俗店)でギターのオブリガート(メロディを引き立てる役として演奏すること)をして暮らしていたが、シン・ソクホ率いるタンタラバンドに加わることになった。彼が時々伝えてくれる慰めは、ソクホとタンタラバンドに大きな力になる。

ドラマ「タンタラ」を通じてデビューした新人イ・テソンは「シングルファザーという部分に共感してもらうのが課題だった。チャニと本当の親子に見えるかに重点をおいて演技した。実際に仲良く親子関係のように生活してこそ視聴者にもそのように感じていただけると思って、普段からそうしようと努力し、たくさん研究している。もちろんまだとても難しい」と話した。

また、彼は「甥っ子がいるが、会って遊んであげたりもする。しかし子供たちと遊ぶのは本当に大変だ。子供を持ち上げること自体もすごく重い。お母さんたちが簡単に持ち上げるので軽いと思っていたけれど、3分ほど持っていると、腕が折れそうだ」と笑った。


TEENTOPのL.JOE:ソ・ジェフン

L.JOEは「タンタラ」を通じて初めてドラムを叩くことになった。彼が演じるソ・ジェフンはソウル大生で、5歳の時から母に手を引かれてあちこちを連れ回されながら作られた優等生として生きてきた。応募書類に趣味をドラム演奏と書いたためにドラムを学び始め、結局バンド活動まですることになったのだ。絶対に越えられそうになかった母を説得し、タンタラバンドのメンバーとして完全に合流したジェフンは、思いがけない突飛な発言と行動で笑いを届けている。

L.JOEは「ジェフンは空気も読めないし、可愛い人なので、普段の僕とは違う。僕は可愛い性格ではない。また、静かで人見知りがちだ。ジェフンは途中から加わったので、残りの3人とは異なるキャラクターを披露しなければならなかったが、その部分についてたくさん考えて一生懸命やっている」と答えた。

またL.JOEは「キャラクターのために脚本家さんとたくさん話し合ったが、僕が生きてきた環境と似ている感じに書いてくださった。口調や性格、そして両親が歌手を反対したことまで」と明かし、「先輩たちがアドバイスをたくさんしてくださった。そのため思ったより役に入りやすかったと思う」と感謝の気持ちを伝えた。一方で自身の演技が不安だったのか、「たまにはテレビを消してしまいたい時もある」と話し、笑いを誘った。


5urprise コンミョン:カイル

ジュリアード音楽院でギターを専攻した“見栄っ張り男”カイルにも、人知れぬ苦しみがあった。ジュリアードでいつも友達と比較されていたためだ。そのため、逃げるような形で韓国に帰ってきたカイルは、他のバンドのゲストギタリストとして働きながら、毎日を耐えている中、ソクホに出会った。生活費を稼ぐために夜には代理運転までしているが、プライドだけは高く、これを秘密にしたり、愚痴を言ったりする。しかし、これもカイルの魅力の一つだ。

コンミョンは「カイルはジュリアード出身で、見栄っ張りな部分があり、ぶつぶつ文句を言うけれど、可愛いところのあるキャラクターだ。最初は自分と性格が違っていたので大変で、難しかった。キャラクター的な部分が大変だったけれど、撮影をして兄さんたちとシーンを作りながら楽しいものを探し、自分のキャラクターの状況に合わせて、心をこめて演技しようと考えている」と伝えた。

また、コンミョンは「カイルの話は7、8話で放送されたが、カイルについてたくさん知ったので、僕もドラマに夢中になりながら演技をしている。台本を見るたびにカイルはどんなことを悩んでいて、何を感じて、どんな生活をするだろうかと考えながら演技するけれど、どっちに転ぶか分からないカイルを表現できるように皆さんが雰囲気をちゃんと作ってくれて、しっかりやることができる」と説明した。

記者 : パク・ジニョン