放送開始「ディア・マイ・フレンズ」古い世代に対する概念を覆す愉快なドラマが登場“人生賛歌”

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「ディア・マイ・フレンズ」放送画面キャプチャー
大人たちの話を描いたドラマ「ディア・マイ・フレンズ(Dear my friends)」が、いよいよ放送スタートした。37歳の独身女性パク・ワン(コ・ヒョンジョン) の視点で60~70代のお年寄り、いわゆる“コンデ”(頑固な旧世代の人を卑下する隠語) たちの人生を描いたこのドラマは、第1話から好評を得た。

tvN新金土ドラマ「ディア・マイ・フレンズ」第1話は、人間愛あふれる作品で有名なノ・ヒギョン脚本家の新作にふさわしく、60~70代の老人たちの人生を愉快なタッチで描いた。

世の中は、特に若者たちは、彼らを頭の固い“コンデ”と呼ぶが、実際はそうではなかった。他の世代のように、それぞれの幸せのために適度に他人を思いやり、適度に鈍感に行動した。このドラマには、パク・ワンの母やその母の友達の話、そしてパク・ワンという若者が見る老人に対する誤解や偏見、そして切ない感情が盛り込まれている。

世代間の葛藤や統合という大げさなテーマではないが、ノ・ヒギョン脚本家は世代間のちょっとした衝突を、堅過ぎず、そして軽すぎないように描いている。“コンデ”という単語の持つネガティブな意味は、世代間の壁を一瞬にして感じさせる。このドラマは60~70代を“コンデ”と呼んでいる世の中や若者を、無理やりにではなく自然な方法で語りかけている。“コンデ”と呼ぶなと強引に説得するのではなく、誰にでも美しい人生を生きる資格はあるという、温かい人間愛の中で意見を説いている。

だから、このドラマは面白い。中高年層にとっては近い未来、または現在の彼らの話であるし、若者たちにとっては、共感して一度考えてみる要素があるから興味深い。劇中で作家のワンは「“コンデ”の話には誰も興味ない」と自分の親の話にさえ興味がないとぼやいたが、ノ・ヒギョン脚本家はこのドラマを通じて“コンデ”と呼ばれている世代の人生も、美しくて愉快なものだと伝えている。“コンデ”でも、“コンデ”ではなくても、私たちの人生は十分大変で、そして美しいということを、このドラマは物語っている。

記者 : ピョ・ジェミン