ミュージカル「モーツァルト！」が2年ぶりに帰ってくる。

5日、EMKミュージカルカンパニーによると今回の「モーツァルト！」は、初演当時の純粋で自由を渇望したミュージシャンの姿で帰ってくる。

また、ミュージカル「モーツァルト！」のユニークなキャスティング公開が視線を引き付ける。俳優たちが歌ったミュージカルナンバーを聞いて、キャスティングを行う方式の今回の「Who's next MOZART！(次のモーツァルトは誰だ)」のイベントは、ミュージカルファンはもちろん、一般の観客たちからも爆発的な反応を巻き起こした。

EMKミュージカルカンパニーとINTERPARK TICKETの公式Facebook、NAVERの本＆文化のブログで6日間行われたイベントには約8500人がコメントで参加し、音楽映像の再生回数は計7万250件を記録した。「モーツァルト！」のキャスティングは、昨年の公演と同じく抜群の歌唱力をベースにしたラインナップで、各俳優たちの個性が際立ち、期待感を高めている。

今回ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト役にはイ・ジフン、SUPER JUNIORのキュヒョン、M.C the MAXのイス、チョン・ドンソクが出演する。

モーツァルトの妻コンスタンツェ役には、キム・ソヒャンとナンア、ザルツブルクの領主であり、政治と宗教を支配する最高の権力者であるコロレド大司教役にはミン・ヨンギとキム・ジュンヒョン、厳しいが内面では息子に対して深い愛情を持っているモーツァルトの父レオポルト役にはイ・ジョンヨルとユン・ヨンソク、「モーツァルト！」において重要なナンバーのひとつである「黄金の星」の主人公ヴァルトシュテッテン男爵夫人役には、シン・ヨンスクとキム・ソヒョンが出演する。

抜群の音楽才能を持っているにも関わらず、女性という理由で才能を発揮することはできないが、弟のモーツァルトをいつも暖かくサポートする姉ナンネール役には、ペ・ヘソンとキム・ジウ、コンスタンツェの母で娘を利用し、モーツァルトから利益を得ようとするセシリア・ウェーバー夫人役にチョン・ヨンジュ、モーツァルトにオペラ「魔笛」を提案するなど時代を先駆ける優れた感覚を備えた劇作家兼演出家、プロデューサーであるシカネーダー役にホン・ロッキとイ・チャンヒが出演する。

ミュージカル「モーツァルト！」は天才音楽家と人間の苦悩、自身との葛藤のような深いテーマを、周りの多様な人物との関係を通じてドラマチックに描いた脚本と、クラシックで大衆的なミュージカルナンバー、華やかなステージと美術でミュージカルの大作としての象徴的な意味を持つ作品だ。

ミュージカル「モーツァルト！」は6月10日に世宗(セジョン) 文化会館で開幕する。