カン・ハヌル「映画『二十歳』出演の一番の成果はジュノとウビン2人の良い友達を得たこと」

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韓国にて興行ランキング1位を獲得、観客動員数300万人突破を記録し、昨年11月には待望の日本公開を果たし、現在もロングランヒット中の話題作、映画『二十歳』が早くも4月2日(土) にBlu-ray&DVDで登場!

本作は、今最も有望株の俳優キム・ウビン、2PM ジュノ、カン・ハヌルの豪華共演で注目を集めた話題作。今回、DVDリリースを記念して、平凡な大学生ギョンジェ役を演じたカン・ハヌルのオフィシャルインタビューが到着。撮影エピソードや共演者について、そして自身の“二十歳”を振り返っている。

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―映画『二十歳』に出演されることになったきっかけは何ですか? また、最初に台本を読んだ時の印象はいかがでしたか?

カン・ハヌル:台本を読んだ時は、とても面白いと思いました。それにいつもこんなジャンルの映画ができたらいいなと思っていたので、本当にこんな映画が作られようとしているとわかって興奮しました。この台本で演技ができれば、かなり楽しくて幸せな撮影ができる気がしました。それで出演を決めました。

―今回、演じたギョンジェという人物について簡単に紹介してください。

カン・ハヌル:映画『二十歳』は3人の男友達の話です。僕の演じたギョンジェは本がとても好きで勉強熱心な青年です。恋愛についても本で勉強してしまうようなタイプの青年です。でも実際に恋愛をしたことはなくて、とても不器用で挫折したり、傷ついたりすることも多いのですが、そういった経験を通してだんだんと大人になっていくキャラクターです。

―演じたギョンジェに共感したところはありますか?

カン・ハヌル:ギョンジェは好きな女の子に対してはとても不器用で、その本人を目の前にすると、ぎこちなくなってしまうようなタイプです。でもそういったことは、誰しも好きな人ができれば、そんなふうになってしまうだろうと思いましたし、共感できました。

―ギョンジェと自分とは違うと感じたところは、どのようなところですか?

カン・ハヌル:ギョンジェはとっても小心者です。でも、僕はそんなに小心者じゃないですよ(笑) なのでその部分はちょっと自分とは違うと思いました。


「映画『二十歳』の一番の成果はジュノとウビン2人の良い友達を得たこと」

―2PMのジュノさんと共演してみていかがでしたか?

カン・ハヌル:実のところ、ジュノのことはステージでの姿しか知らなかったんです。実際に会った時もステージの上の姿と同じようにカッコよかったですね。それでちょっと最初は近づき難い感じだったんですが、ジュノの方から心を開いてくれました。それはとてもありがたかったですね。話してみると育った町も似たような所でとても共通点が多いみたいでした。それでますます距離が縮まってとても親しい友人になりました。それに最初に彼に会って感じたのは、本当にエンターテイナーだということです。とても才能のある人だなあと……。僕はあんなふうにステージの上で踊ったり歌ったりはできないですからね。ところが、ジュノはそれもカッコよくこなした上に演技も上手くて、そういう姿を見て本当にマルチなエンターテイナーとは、彼のことだなあと思いましたね。

―キム・ウビンさんとの共演はいかがでしたか?

カン・ハヌル:ウビンが、もとからカッコいいのはわかっていたし、会う前も会ってからもカッコいいと思っているのは変わらないですね(笑)

―今でも連絡を取り合って、会ったりしていますか?

カン・ハヌル:はい。今回の映画『二十歳』を通しての一番の成果は、映画に出演できたこともですが、2人の友達を得たことです。ジュノとウビン。本当に良い友達を得ました。

―ギョンジェを演じる上で最も気を遣ったところは? ギョンジェというキャラクターをどのように分析して役作りをしましたか?

カン・ハヌル:ギョンジェという人物を分析するというよりは、僕が少年だった頃の、好きな女の子を前にしてぎこちない感じになっている姿、もじもじしてちょっとかっこ悪い姿を思い出そうと努力しました。ギョンジェがそんな感じのキャラクターだったので……。

―イ・ビョンホン監督と一緒に仕事をしてみていかがでしたか?

カン・ハヌル:僕が今まで出会った監督の中で一番親しくて、兄のように最も感じている人です。今回の作品は一緒に映画を作っていったという感じが強くて、監督の指示に従って動く演技者というよりは、みんなで一緒になって作り上げたと思っています。監督と色々と話し合いながら映画を作っていく時間は、とても楽しい時間でした。

―カッコ悪い姿やコミカルな演技に戸惑いは感じませんでしたか?

カン・ハヌル:はい、それはなかったです。それは僕でなくてギョンジェだから……。でも今までにない役柄だったため、戸惑いなどは少しだけ感じました。

―映画の序盤で高校時代のシーンがありますが、制服を着て高校生を演じてみた感じはいかがでしたか? 高校時代に戻ったような感じでしたか?

カン・ハヌル:以前も制服を着る機会が多かったのですが、今回かなり久しぶりに制服を着ました。ドラマ「ミセン-未生-」ではスーツを着たのに……。制服姿は本当に久しぶりでした。でも制服を着ると、やはり高校時代を思い出したりするものですね。


「本当に楽しくて撮影というよりも遊びに行くという感じのほうが強かった」

―映画ではアドリブは多かったですか?

カン・ハヌル:監督が僕たちにアドリブをやることをかなり許してくれました。先ほど申し上げたように監督と一緒に映画を作り上げたと表現したのは、監督が細かなディレクションをするのではなくて、おおまかなアウトラインだけを指示してくれて、後は僕たち3人が自由にリラックスして演じられるようにしてくださったからです。実際に映画に使われたアドリブもありますし、良くなくて編集でカットされる場合もありました(笑)

―アドリブの中で一番印象に残っているものや、何かエピソードのあるものはありますか?

カン・ハヌル:僕が自分の頬を叩きながら悪態をつくシーンがあります。そのシーンはすべてアドリブです。台本ではただ「申し訳ありません」と謝るだけだったのですが、やってみたくて監督にも黙ってアドリブでやったんです。みんな驚いていました。誰も予想できなかった行動だったので、控えていた救急スタッフも飛んできて「大丈夫か」と尋ねられました。

―NGが続出したり、撮影に長くかかったシーンはありますか?

カン・ハヌル:NGが続出するようなことはありませんでした。3人一緒になって面白がってやっているうちに監督のOKが出たのに、また違った感じでやりたくなって違うパターンでやってみて、さらにパターンを変えてやってみてというように、何度か同じシーンをパターンを変えてやるようなことはありましたが、NGが出てしまって撮り直すようなことはほとんどなかったように思います。

―特に気に入っているシーンやセリフ、このシーンは絶対見逃さないでほしいというシーンはありますか?

カン・ハヌル:僕が出ているシーンで見逃せないほどのシーンはないですよ。僕が気に入っている名セリフは、この映画の名セリフというわけではないですが、ロックバント「ニルヴァーナ」のリーダー、カート・コバーンの名言が映画に出てきます。「腐敗と戦うのは若者の使命だ」というものですが、台本を読みながら、その言葉がとても胸に響きました。

―撮影現場はどのような雰囲気でしたか? 和気あいあいとした写真が多く公開されていましたが、何かエピソードはありますか?

カン・ハヌル:取り立ててお話しするようなことは、すぐには思い浮かびませんが、撮影現場はとても楽しくて面白かったですね。幸せでした。だから現場に撮影に行くというよりも遊びに行くという感じのほうが強かったですね。

―編集カットされたシーンの中で、カットされて惜しかったと思うようなシーンはありますか?

カン・ハヌル:なんでこのシーンはカットされたんだと思うようなシーンはなかったです。なぜならストーリーの流れを考えたら、なくてもかまわないと思えたからです。だからカットされたシーンについて惜しいとか悔しいとかは思いませんでした。ただ映画館で見たかったシーンをあえて挙げるとするならば、ギョンジェの恋のシーンでしょうか。コミカルなシーン中心のストーリー展開になりましたが、撮影した恋のシーンを思い返してみると、一度はスクリーンで見てみたかったとは思いますね。


「僕にとって二十歳は焼酎…振り返るとそれで1日を終える事ができた」

―カン・ハヌルさんにとって二十歳の頃はどんな時期でしたか? 「僕にとって二十歳は焼酎だ」というハヌルさんの言葉が韓国での資料にありましたが、この言葉の意味を教えてください。

カン・ハヌル:19歳の12月から20歳の11月までの1年間はずっと舞台だけをしていました。公演期間は半年で、稽古を含めると1年間一つの舞台のために過ごしました。なので二十歳の頃の思い出といえば劇場での公演の思い出しかありません。あの頃は公演が終わるといつもお酒を飲みに出かけ、辛いと思えば焼酎を飲んでいて……。その当時はそのことがとてもしんどいと感じていました。辛くなってまた焼酎を飲まなきゃと思い、でも今振り返ってみると、焼酎で一杯やれば、それで1日を終えることができたという感じでした。

―ギョンジェは酒が入ると人が変わるキャラクターでしたが、カン・ハヌルさんはお酒が強い方でしょうか? 酒癖などはありますか?

カン・ハヌル:酒癖はそんなに悪くないです(笑) お酒を飲むと眠くなってしまって家に帰る程度です。そんなに多く飲む方ではなくて雰囲気を楽しむ方です。

―焼酎何本くらいですか?

カン・ハヌル:3~4本程度です。

―NAVERのムービートークでキム・ウビンさんが、クリスマスイブにカン・ハヌルさんとジュノさん、CNBLUEのイ・ジョンヒョンさんたちと一緒にお酒を飲んだと言っていましたが、その時、一番強かったのは誰でしたか?

カン・ハヌル:まずジュノはお酒がほとんど飲めません。ビール一杯を飲み会が終る時までに少しずつ飲むといったスタイルです。ウビンもよく飲んいましたが、僕も酔っぱらうというほどではなくて……。ジョンヒョンもよく飲んでいたけれど、酔っぱらってという感じではなかったですね。イブの日に男たちだけで集まってお酒を飲んで酔っぱらったりなんかしたら、気が滅入るだけですからね(笑)

―普段カン・ハヌルさんは、男友達といる時はどんな感じですか? この映画のような感じですか?

カン・ハヌル:この映画のギョンジェのような感じではなくて、いつも僕は酒の席でも友達同士の集まりでもそうですが、楽しく過ごしたいと思っています。それでちょっと重い話になりそうな感じがしたら、みんなが笑えるような話題に持っていくほうです。


「日本の文化がとても好き…バンド音楽もX-JAPANがきっかけでハマッた」

―『二十歳』は日本でも公開されますが、カン・ハヌルさんは日本に対する印象や思い出などはありますか?

カン・ハヌル:お世辞ではなくて、日本の文化がとても好きです。日本の音楽、アニメ、映画も好きでよく楽しんで見ています。僕がバンド音楽にハマッたのもX-JAPANがきっかけでしたからね。日本の音楽は好きで楽しんで聴くほうです。

―ミュージカルでのデビュー以降、映画、ドラマ、演劇など幅広い分野で活躍していますが、作品を選ぶ基準は?

カン・ハヌル:僕が本当に努力をして、大きな愛情を注いでも後悔しないほどの作品、それが基準です。なんて言ってみたりして……。実のところ基準というほどのものはないのです(笑)

―ギョンジェが片思いをする先輩を演じたミン・ヒョリンさんや妹役のイ・ユビさん、ギョンジェら3人の男性が高校生の時に憧れたチョン・ソミンさん、皆さんとても魅力的な方たちですが、印象はいかがでしたか?

カン・ハヌル:ミン・ヒョリンさんは優雅で、イ・ユビさんはかわいらしくて、チョン・ソミンさんは穏やかな感じですね。

―最後に日本で楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。

カン・ハヌル:日本の皆さん、こんにちは。映画『二十歳』は、韓国でも多くの方々が楽しんだ映画です。日本の皆さんも十分に楽しめる作品になっていると思います。皆さんも見て楽しんでください。難しい映画ではありません。楽しい気分で見ていただけたら嬉しいです。

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【発売・販売】NBCユニバーサル・エンターテイメント
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記者 : Kstyle編集部