ガールズバンドWalking After U「日本のCDショップにアルバムが置かれていてやりがいを感じた」

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写真=LINE LIHGT
LINE LIGHT所属のWalking After Uは、2014年9月にデビューアルバム「Unleash…/アンリーシュ」を発売し、本格的な活動をスタートさせた。最近、新メンバーとして中部(チュンブ) 大学校実用音楽科に在学中のベーシストチョ・ミニョン(22) を抜擢し、2月25日に2ndアルバム「RUNNIG WILD」を発売した。

Walking After Uは2014年末と2015年1月、日本で1991年より開催されているライブイベントである「WOMEN'S POWER(ウーマンズパワー)」に出演した。これを始め、東京などで56回の公演を行い、韓国よりは日本で注目を浴びてきた。

Walking After Uはこのような日本活動の影響により、日本のインターネット放送局Radio TNTの制作陣が選ぶ「2015年ベストソング発表!」に選定された。

2月のある日、全羅南道(チョルラナムド) 康津(カンジン) の音楽創作所オガムトンで2ndアルバム「RUNNING WILD」の発売と共に全国ツアーを準備中のWalking After Uとインタビューを行った。以下は一問一答である。


4人で意気投合した専業バンド

写真=左からアッチャン、ペク・ヘイン、チョ・ミニョン、キム・ソニ
―音楽を始めたのはいつ頃で、そのきっかけは?

ペク・ヘイン:幼い頃から自然に歌を歌ってきた。

アッチャン:両親から買ってもらったMP3をいつも持ち歩いて音楽を聴いていたのが、音楽をするきっかけになった。

キム・ソニ:幼い頃、母親に薦められてドラムを演奏して音楽を始めた。

チョ・ミニョン:中学の時、グリーン・デイを見て格好良いと思って……。

―バンドの名前はどんな意味なのか?

ペク・ヘイン:「Walking After U」は直訳すると“あなたの後を追う”だ。ファンたちがWalking After Uと呼んでくれた時に光を放つグループ名だ(笑)

―メンバー別に簡単に自己紹介を。

ペク・ヘイン:リーダーでボーカル、そしてギターを担当している。可愛いものを見るのが好きだ。

アッチャン:ドラムでボーカル、高所恐怖症がひどく、食べるのが好きだ。

キム・ソニ:キーボードとボーカルを担当している。アニメが好きだ。

チョ・ミニョン:ベース担当だ。私はガンダムが大好きだ。

―1stアルバムはいつ発売したのか? その後のアルバム活動は?

ペク・ヘイン:1stアルバムは2014年9月末に発売した。2013年春にWalking After Uを結成し、多くの練習と公演を経て、互いの音楽的な見解を合わせながら発売したアルバムだ。一番嬉しいのは、このアルバムが日本で公式発売されたことだ。日本のCDショップに私たちのアルバムが置かれているのを見た時、やりがいを感じた。

―Walking After Uを結成した理由は?

ペク・ヘイン:世界のロック史に名を残すようなガールズロックバンドを作ってみようという意味で結成した。

―現在、専業で音楽をする上で不便な点はあるか?

ペク・ヘイン:何が問題かな? 専業で音楽をすることが不便? 本当に幸せなことだと思う。ただ専業でやっているので、毎日長時間練習をして、個人的な時間があまりないのは残念だ。

―音楽的な影響を受けたアーティストがいるとしたら?

アッチャン:コア、パンク系の音楽が好きだ。例えば、フィンチ(FINCH) やストーリー・オブ・ザ・イヤー(Story of the Year)。

キム・ソニ:ジャンルに関係なく聴くほうだ。ロックバンドの中ではグリーン・デイ(Green Day) が好きだ。

ペク・ヘイン:中学3年生の頃、ジャニス・ジョプリン(Janis LYn Joplin) の歌を初めて聴いて、ロック音楽を深く聴き始めた。

チョ・ミニョン:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers) 全曲のベースラインが大好きだ。

―代表的な他バンドの音楽仲間がいるとしたら?

ペク・ヘイン:私たちは単独公演が多いため、他のグループと交流する機会は多くない。ぜひたくさんの音楽仲間を作りたい!

―特に記憶に残る公演があるとしたら? またその理由は?

ペク・ヘイン:去年のクリスマスにやったWalking After Uの単独公演だ。ファンと交流できる場だったので、もっとも記憶に残っている。

アッチャン:去年の江原道(カンウォンド) フェステイバルでの公演。野外ステージが非常に高く、後ろが開けていたので緊張した状態で公演をした。

キム・ソニ:日本に初めて公演に行った時に見たメタルバンドの公演を思い出す。見事なテクニックや精巧なサウンドに感銘を受けた。

チョ・ミニョン:Walking After Uに加わって初の公演を故郷でやったのが非常に印象に残った。


海外公演、音楽の新しいターニングポイント

―海外公演に行ってきて、心境の変化があったとしたら?

ペク・ヘイン:広い世の中を見て色々なことを感じ、より広い世界に進みたくなった。

アッチャン:音楽に対する態度について、より真面目になろうと思った。

キム・ソニ:未熟なところがたくさん分かったし、音楽生活の新たなターニングポイントになった。

チョ・ミニョン:私はまだ海外公演に行ったことがない。ぜひ行きたい!

―アルバムPRの計画はあるか? 自らPRするとしたら?

ペク・ヘイン:うーん……。韓国でロックバンドがアルバムPRの計画を持つこと自体が無理だと思う。ロックバンドのための特別なメディアがあまりない。なので、韓国では私たちなりに全国クラブツアーを行っている。容易ではないが、一度始めると本当に楽しい。

日本では私たちのアルバムPRがある程度行われると思う。日本にロックバンドのための宣伝システムがあるためだ。その他、中国や台湾、米州、ヨーロッパ地域はFacebookで宣伝する方法を利用している。単純だが意外と効果がある。

―今後の公演日程は?

ペク・ヘイン:まず26日、木浦(モクポ) のレッドピークでの単独公演を皮切りに、27日に光陽(クァンヤン) のストリングバー、そして昌原(チャンウォン)、麗水(ヨス)、順天(スンチョン)、南原(ナムウォン)、釜山(プサン)、大邸(テグ)、光州(クァンジュ)、全州(チョンジュ)、水原(スウォン)、仁川(インチョン)、江陵(カンヌン)、天安(チョナン)、清州(チョンジュ) 等で毎週金曜日と土曜日に公演を行う。

そして4月22日か23日に、日本のガールズロックバンドAZAZELと共に別の公演も準備している。4月初旬には台湾で開催されるロックフェスティバルにも参加する予定だ。専業バンドであるため、たくさんのイベントに出演してお金を稼がなければならない(笑) 5月と6月に中国で開催される音楽フェスティバルにも参加する予定だ。

―今後の抱負は? それぞれにとって音楽とはどんな意味を持ち、これからの音楽の計画は?

ペク・ヘイン:私の音楽は変わってきたし、これからも変わると思う。人々に絶えずメッセージを発信し続けたい。

アッチャン:これからもっと多くの国に行って、もっと多くの友人と付き合って、私たちの音楽を聴いてもらいたい。

キム・ソニ:枠にはまらない自由な音楽を伝えたい。

チョ・ミニョン:入って間もないので、もっと一生懸命頑張って、確実に自分の音楽を伝えたい。

―Walking After Uはどんなチームか、一言で表現するとしたら?

ペク・ヘイン:私の20代の人生と一緒。

アッチャン:最高の能力。

キム・ソニ:目標を叶えてくれる挑戦。

チョ・ミニョン:私の人生における最初のチャンス。

ラジオスターレーベルでアルバムを発売するWalking After Uの全国ツアーは、4月23日のソウル公演まで行われる。2ndアルバムの発売を記念した14都市全国ツアー「RUNNING WILD」のスタートだ。

記者 : イ・ジュンホ