SUPER JUNIOR カンイン、番組で見せた涙「デビュー12年で初めて…」(動画あり)

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写真=MBC「覆面歌王」放送画面キャプチャー
SUPER JUNIORのメンバーカンインは脱落したにもかかわらず涙を流した。誰かが偏見なしに自身の歌を聴いてくれたこと、そしてデビュー12年で初めてグループを離れて一人で歌を歌うということに感激したからだろう。
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やはり「覆面歌王」は誰が勝って、誰が負けるのかは重要ではない。歌う人も聴く人も先入観なしに心を開くようになる純粋さ、その過程に力がある。

韓国で7日に放送されたMBCバラエティ番組「僕らの日曜の夜-覆面歌王」は正月特集として行われた。

1ラウンドはトロット(韓国の演歌)対決だった。出演者たちはデュエット曲対決で必ずトロットを歌わなければならなかった。正月特集であることを考慮した制作陣の狙いだった。トロットに素質がある参加者がより有利な構造だった。そのためか、デュエット対決では脱落したものの、ソロ曲ステージではギャップのある実力を見せてくれた人が多かった。

この日も決まって隠れていた達人たちが続々と登場した。AFTERSCHOOLのメンバーリジとお笑い芸人イ・ボンウォン、ヤン・グムソクとSUPER JUNIORのカンインなどが出演したのだ。特にカンインはソロ曲で強い面を見せた。

ハイライトはカンインのステージだった。彼はテバクという仮名で登場し、カクソリ(乞食)」と共にテ・ジナの「オクギョン」を歌った。二人は五分五分の実力で判定団を混乱させた。残念ながらカンインはカクソリのパワーに負けてしまった。

カンインはソロ曲のステージで繊細な感受性を表現した。彼の声からは深さが感じられ、目には涙が浮かんだ。飾らない、落ち着いた声が際立った。デュエット曲対決で見せてくれた実力より優れていたため、判定団は彼の脱落を残念に思いながら耳を済ませた。しかし誰も彼がカンインだとは予想できなかった。毎回高い的中率を見せるキム・グラさえ、一度もカンインの名前に言及しなかった。その分カンインの実力が現れる機会が多くなかったという意味にもなる。

カンインが仮面を外すとみんな驚いた。彼は「この12年で一人で舞台で歌を歌うのは初めてだ」とし、「本当に歌手になりたくて、歌手として愛されたくてこの10年間頑張ってきた。しかし歌手というより他のイメージが強いようだ。一度このように歌を披露したかった」と話した。歌手アイドルというレッテルを外した彼はむしろいつにも増して大きな幸福感を感じた。「覆面歌王」だけがくれる癒しだった。

記者 : キム・ジヒョン