シン・ドンウ、毎日生放送をこなす高校3年生「人々に喜びを与える俳優になりたい」

OSEN |

EBS「ポニハニ」は“ハニ”であるイ・スミンの容姿で有名になった番組だ。しかし「ポニハニ」の真価は“ポニ”のシン・ドンウと“ハニ”のイ・スミンの阿吽の呼吸にある。優れた進行役である二人のおかげで番組の人気は高い。シン・ドンウはこのような人気に囚われず、冷静に俳優としての夢を育んでいた。そして、イ・スミンをきちんと配慮する立派な俳優だった。

シン・ドンウはソン・スンホン、チュウォンなど、大物俳優の子供時代を演じながら役者になるという夢を育て始めた。2008年に放送されたMBCドラマ「エデンの東」で主人公イ・ドンチョル(ソン・スンホン)の子供時代を演じ、新人賞を受賞した。当時11歳だったシン・ドンウは、江原道(カンウォンド)太白(テベク)の炭鉱村で苦労したことが記憶に新しいと話す。そして、「製パン王キム・タック」でク・マジュン(チュウォン)の子供時代を演じ、顔を知らせた。

「『製パン王キム・タック』はあまりにも人気が高かったので町でよく気づかれました。でも『製パン王キム・タック』で見せた自分の姿は気に入っていません。『エデンの東』を撮ったときは、江原道太白の炭鉱村ですごく苦労しました。うちの母も太白まで夜道を運転したりして一緒に苦労しました。その作品で苦労した分だけ賞も頂けて、今も記憶に残っています」

シン・ドンウの夢はそのときから今までずっと俳優だ。俳優の道に進むため活動してきた彼は、今高校3年生で大学進学を準備している。現在芸術高校に通っている彼は、演劇映画科に進学したいという希望を明らかにした。

「今一番の悩みは大学です。これから僕がどうすべきか。計画はたくさんありますが、計画通りにはいかないと思います。まず大学の演劇映画科に入学することが目標で、入試に失敗したら早く軍隊に行くことも考えています」

高校3年生で生放送をこなすことは容易ではない。毎日午後3時までテレビ局に行き、3時間リハーサルや動きなどを合わせた後、6時から7時まで生放送で番組を進行する。イ・スミンが自分の話をよく聞いてくれるし、お互いに練習もたくさんして、番組そのものは楽しいと説明した。

「スミンと僕は正反対です。スミンは元気ハツラツとしたタイプで、僕は落ち着いてまとめるタイプなので、ご覧になった方々も好きになってくださるんだと思います。僕もスミンによく合わせてあげるし、僕がスミンに望むところがあれば話したりします。ポニにはハ二が絶対必要だし、ハニにはポニが絶対必要なので」

有名人につきものの有名税を払ったこともある。シン・ドンウは先日、自身のInstagram(写真共有SNS)に「スミンについての記事に僕と関連したコメントを残すことは、できるだけ自制して頂きたいです」という文章を残した。この投稿をした理由について彼は、自分を利用してイ・スミンをけなそうとする人々がいるためだと話した。

「スミンに迷惑をかけるのではないかと不安になって、そういったことを書き込みました。スミンや彼のファンもコメントで僕に関する話を見たら不愉快な思いをするだろうと思いました。何の理由もなく、スミンをけなすために僕を利用する方々がいらっしゃるようです。だから僕を手段にしないでほしいと書いたわけです。僕も一生懸命活動しているので、あえてそこまで行ってコメントを残す必要もありませんし」

シン・ドンウは週末を除いて一番頻繁に会うイ・スミンの他にも意外な親友がいた。MCグリー(キム・ドンヒョン)がその主人公だ。シン・ドンウはMCグリーがヒップホップに挑戦する過程で自身の果たした役割は大きかったと言う。そして、MCグリーが新しい歌をいつも一番先に自分に聴かせてくれると明かした。

「ドンヒョンとは本当に仲が良いです。昔、子役だった頃や、オーディションを受けていたときもお互いに知っていました。Tooniverseの『マクイレショー』を通じて決定的に仲良くなりました。ドンヒョンとヒップホップ音楽をたくさん聞いて色々話しました。そうするうちに真剣にヒップホップをすると言ってきたので冗談かと思いました。ドンヒョンは新しい楽曲を作ったら一番先に僕に聴かせてくれますが、ますます成長しています。今までのように上手くやれば、ヒップホップミュージシャンとしても成功できると思います」

「ポニハニ」は上昇の勢いを見せている。1月25日の生放送でKBS 2TV「自分を振り返ってみて」に出演している“国民的第二人者”パク・ミョンスが出演するほど人気が高い。このような人気をもとに、JTBCバラエティ番組「知ってるお兄さん」にも出演したが、シン・ドンウは冷静だった。

「有名税のせいで不便だったり、大変だったりすることはありません。僕が心の準備ができてやり遂げられるように、徐々に来ているんだと思います。だから良かったと思いますし。さらに頑張って人々に喜びを与える俳優になりたいです」

記者 : パク・パンソク、写真 : クァク・ヨンレ