事件は新たな局面に?故シン・ヘチョルさん執刀医側「故人が手術後に酒を飲んだという情報提供があった」

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写真=写真共同取材団
故シン・ヘチョルさんの手術を執刀したK院長側の弁護士が「故人が手術後に酒を飲んだ」という意見を提示し、事件はまた新たな局面を迎えた。

20日午後2時、ソウル東部地方裁判所刑事11部(部長判事:ハ・ヒョングク)では、業務上過失致死、業務上秘密漏洩および医療法違反で起訴されたK院長に対する4度目の裁判が開かれた。

この日、故人のマネージャーのチョ某氏が証人台に立った。

K院長側の弁護士は尋問中チョ氏に「故人が手術後レストランで酒を飲んだというが、知っていたか」と尋ねた。

これに対しチョ氏は「そんなことはできない。動くことができる体の状態ではなかったし、誰かに会って他の所に行けなかった」と話した。続いてシン・ヘチョルさんは家と作業室にだけいて、移動時もチョ氏が運転をして送り迎えをする形をとっていたと付け加えた。

これに関してK院長側の弁護士は「我々の方には『シン・ヘチョルさんが酒を飲んでいるのを見た』という情報提供があった。その方を証人申請しようとしているが、容易ではない状況だ」と説明した。これに対し裁判長は、「次回は具体的な証拠を提示しなさい」と述べた。

これに先立ち昨年8月、検察は故人の死因を医療過失として結論を出し、K院長を起訴した。K院長は2014年10月17日、シン・ヘチョルさんに胃と腸の癒着はく離術などの施術をした後、腹膜炎が発生した兆候を発見したが、これと関連して適切な措置を取らなかった疑惑を受けている。シン・ヘチョルさんは該当手術を受けて高熱と激しい痛み、心膜の穿孔による腹膜炎の症状に苦しんだ末、同月27日に亡くなった。

記者 : チョン・ウォン