放送開始「不躾にゴーゴー」Apink チョン・ウンジ、イ・ウォングン、チェ・スビン、VIXX エン、若手スターたちが輝く時

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「不躾にゴーゴー」スクリーンショット
スターの登竜門として通るKBSの学園物ドラマ。「不躾にゴーゴー」でも若手スターたちのキラキラと光る演技が視聴者の注目を集めた。

今月5日、放送3社で新しいドラマが同時スタートし、水木ドラマ大戦が繰り広げられた中、KBSでは「不躾にゴーゴー」(脚本:ユン・スジョン、チョン・チャンミ、演出:イ・ウンジン、キム・ジョンヒョン)がベールを脱いだ。

名門高校であるセビッ高では2つのまったく異なるダンスサークルが存在する。ビリたちが集まったヒップホップダンスサークル“リアルキング”、そして上位1%が集まって優雅な曲を聴きながら勉強するサークル“白虎(ベッコ)”。

“リアルキング”の部長カン・ヨンドゥ(Apink チョン・ウンジ)と“白虎”の部長キム・ヨル(イ・ウォングン)は会えば口げんかをした。しかし言い争っていたキム・ヨルとカン・ヨンドゥの距離は近くなり、まるで口付けをするような姿が演出された。誰かがその瞬間をキャッチして学校内に広め、そのため“リアルキング”は廃部の危機に立たされた。

嘘の写真を流布した人は他でもなくカン・ヨンドゥの親友クォン・スア(チェ・スビン)だった。カン・ヨンドゥががっかりしたと話すと、クォン・スアは「この学校に友達がいると思ってたの?」と隠していた顔をあらわにした。カン・ヨンドゥは傷つき、学校を飛び出したが、白虎がサークル部屋まで占領したことを知り、帰って来た。そして、白虎に加入申請書を出し、これからのストーリーに注目が集まった。

このドラマの主人公はカン・ヨンドゥ役のチョン・ウンジだ。カン・ヨンドゥは、成績は低いものの、明るく正義正しいキャラクター。これまでチョン・ウンジが演じた「応答せよ1997」「トロットの恋人」キャラクターの延長線上にある。擬似感がないとは言えないが、このような清涼感あふれるキャラクターをもっとも上手にこなせる人がチョン・ウンジであることが確認された。

カン・ヨンドゥというキャラクターを演じるためにはダンスの腕前も備え、感情演技も出来なければならないのだ。チョン・ウンジがぴったりな理由だ。「不躾にゴーゴー」でのチョン・ウンジは“演技ドル(演技が上手なアイドル)”ではなく、女優に見えた。

特にチョン・ウンジの演技は、ドラマでチェ・スビンに裏切られた後、涙を流しながら一人で歌を歌い、子どもたちに早口で話すとき、爆発した。台詞は少し恥ずかしいところがあるが、チョン・ウンジはその状況を自然に感じられるように演じてみせた。特にカン・ヨンドゥの感情に視聴者が惹かれるように、吸引力あふれる演技を繰り広げた。

男性主人公のイ・ウォングンはこの作品を通して初めて主演を務めた。ドラマで彼が演じる役割であるキム・ヨルは勉強が出来る、裕福な家のイケメン。謎めいた笑顔を持っている彼は本音がつかめず、さらに注目を集めた。特にイ・ウォングンが妙な表情演技でキム・ヨルの神秘的な一面をさらに強調させた。

またイ・ウォングンはこの作品の“ケミストリー(相性)誘発者”だった。チョン・ウンジと密着スキンシップをするシーンでは“胸キュン”させ、ソ・ハジュン役のジスとも“男×男ケミストリー”を予告し、視線を引きつけた。

新たに浮上する新人として、清純な美貌が印象的なチェ・スビンは今回の作品を通してイメージチェンジに成功した。両親のプレッシャーのため勉強に集中する校内2位のクォン・スアに扮した彼女は、カン・ヨンドゥに友達として近づき、裏切る姿を演じた。優しいキャラクターではなく、野望あふれる卑劣なキャラクターもこなすチェ・スビンに好評が相次ぎ、これからの熱演に対する期待を高めた。

VIXXのエン(本名チャ・ハギョン)が演じる役割はハ・ドンジェで、カン・ヨンドゥの隣の家に住んでいて、彼女に思いを寄せている人物だ。カン・ヨンドゥを応援し、隣で力になってくれる姿が心を暖めた。特にカン・ヨンドゥを裏切ったクォン・スアに牛乳をこぼす痛快な復讐で“痛快男”になった。このようなエンの姿は「恋するジェネレーション」のBTOB ソンジェを連想させ、女心を鷲づかみにすることを予告した。

記者 : ソン・ヒョジョン