放送終了「ヨンパリ」チュウォン、プロデューサーに愛される確かな理由

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写真=SBS「ヨンパリ」スクリーンショット
2013年、「KBS演技大賞」で放送3社のプロデューサーが選んだ俳優賞を受賞したチュウォン。KBSで5本、MBCで1本に出演した彼は、特にSBSとは縁がなかった。そんな彼がSBSデビュー作「ヨンパリ」で大ヒットを出した。

チュウォンは「ヨンパリ」でお金になることなら、違法な往診もいとわないハンシン病院の一般外科レジデント3年目キム・テヒョンに扮した。

ドラマの前半、チュウォンは病院に違法往診に行くことを図々しく隠し、着実に借金を返していく中、社会的地位とお金をもっとも大事に考えるテヒョンの姿を強烈に描いた。また、妹想いの一面も見せつけ、女心を鷲づかみにした。

このように、「ヨンパリ」はチュウォンのワンマンショーといっても過言ではないほど、ドラマの大部分をチュウォンがこなした。そのため、放送前半からチュウォンは生放送に近い撮影スケジュールをこなすため、大忙しだった。6日間徹夜しても足りないほど、撮影は緊迫に進められた。これに先立って開かれたメディアデーでチュウォンは、両目が充血したまま登場し、彼がどれだけ疲れた状態であったのか予想させた。それにも関わらず、彼は「徹夜することもあるし、撮影が遅れることもある。このような環境でも幸せだし、スタッフの信頼に恐縮している」とし、「楽しく作ってみようという思いでがんばっている」と話した。

初放送から同時間帯視聴率1位を獲得した「ヨンパリ」はこのようなチュウォンのポジティブなエネルギーとドラマ前半のスピーディーな展開によって放送6回で視聴率20%を突破した。視聴率自体が低い時代今の時代に、なかなか出せない数値だった。その後、「ヨンパリ」は最終回まで視聴率1位の座を一度も手放さなかった。

また「ヨンパリ」は広告主の主な判断指標である「2049視聴率」でも最高数値をキープし続け、17回連続広告売り切れの快挙を成し遂げた。

SBSデビュー作でしっかりと自分の役割を果たし、自身の興行パワーを再び証明したチュウォン。放送3社のプロデューサーに愛される理由は確かにあるのだ。

「ヨンパリ」の後番組としてはムン・グニョン、BTOB ソンジェ、シン・ウンギョン、オン・ジュワン、チャン・ヒジンなどが出演する「アチアラの秘密」が放送される。

記者 : シン・ナラ