「プロデューサー」キム・スヒョン“彼が演技するのなら面白いだろうと信用される俳優になりたい”

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キム・スヒョン最新主演作「プロデューサー」がDATVで10月3日(土) 待望の日本初放送を迎える。KBSという大手放送局を舞台に、キム・スヒョン演じる「ゆとり世代」の新人プロデューサー、チャ・テヒョンとコン・ヒョジン演じる中堅プロデューサー、そしてIU演じる人気歌手の4人が、複雑な恋愛関係に発展していく様子と、放送業界の裏側をコミカルに描いた“リアルバラエティ・ラブコメディドラマ”として話題を集めた本作。
今回、日本初放送を記念して、“新米プロデューサー”ペク・スンチャンを演じたキム・スヒョンにインタビューを実施。撮影エピソードや次々と視聴者を魅了するキャラクターを演じるポイント、そして今後目指す役者像を聞いた。

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―「プロデューサー」に出演を決めたポイント、この作品に魅力を感じた点はどこですか?

キム・スヒョン:最も大きかったのが、放送作家のパク・ジウンさんが脚本を書いているということ。前作「星から来たあなた」でもご一緒させていたたのですが、先生が新しい作品を書いたと聞いて、どんなドラマなのかとても気になったんです。またチャ・テヒョン先輩、コン・ヒョジン先輩がキャスティングされていることでも、関心を抱きました。その後に台本を読んだのですが、本当に面白かったんですよ。キャラクターを抜きにしても、台本を読んだだけで大笑いしてしまい、これはもう「自分が演じたい」と思わざるを得ませんでした。僕じゃなくても、俳優ならきっとそう思うのではないでしょうか。

―今回演じた“新米プロデューサー、ペク・スンチャン”はどんな人物ですか? この役をどのように表現しようとしましたか?

キム・スヒョン:ペク・スンチャンはこれまで勉強ばかりしてきた人物です。ソウル大法学部出身といえばまさに天才ですが、でも実践経験はほとんどない、いわゆる使えない人物です。そんなキャラクターが面白く描かれているのですが、中でも僕が表現したかったのが、新入社員となり全てが白紙化される状況、ペク・スンチャンの持っていた知識が全て白紙化される状況です。彼は勉強だけは一生懸命したけど、人との付き合い方に対する知識がありません。そんなキャラクターを表現しようと気を遣いました。また、人間関係がおかしくなる、空間がぎこちなくなる、そんな瞬間も表現しようとしました。

―IUさんとは4年ぶりの共演となりましたが、いかがでしたか?

キム・スヒョン:彼女と一緒に演技したのは2度目なので、演じていて気は楽でしたよ。何より、久しぶりに共演できたことが嬉しかったですね。それから、僕の役はシンディ(IUが演じる登場人物) から片思いを受ける立場なのですが、恋の駆け引きを演じる必要がなく、彼女との共演に関しては、僕は難しくはなかったです(笑)

―チャ・テヒョンさん、コン・ヒョジンさんとの共演はいかがでしたか? 何かエピソードがあれば教えて下さい。

キム・スヒョン:ふたりの先輩は、現場をとてもリラックスさせてくれるんです。俳優だけでなくスタッフまで笑わせてくれ、撮影中は雰囲気がとても良かったですね。おかげで僕もリラックスした気持ちで演技できました。コン・ヒョジン先輩は、現場では本当によく笑っていました。先輩の別名は「コンブリー」。コン・ヒョジンとラブリーを合わせたものなのですが、笑顔が本当に素敵で、なぜコンブリーなのか良くわかりました。いつも笑顔を絶やさず、おかげで僕も楽な気持ちで演技できましたね。ただし、僕が片思いするシーンを除けば(笑) シンディの時とは逆です。


「彼が演技するのなら面白いだろうと信用される俳優になりたい」

―毎回役に入りきる、なりきる姿が好評を得ていますが、そのために努力していることは?

キム・スヒョン:台本の練習を最もたくさん行いますね。台本を何度も読みます。僕が表現したいことと、台本に決まっていることがあるじゃないですか。表現したいことが台本からはみ出てしまったり、あるいは台本から抜けてしまったりしないよう、線を守りながらキャラクターを表現するよう心がけています。

―幅広く様々な作品に出演していますが、作品を選ぶポイントは?

キム・スヒョン:キャラクターの魅力。その魅力がどれだけ“魅力的”であるかということです。僕が演じるから魅力的になるというより、まずは台本を読んで、どれだけキャラクターの魅力が深いかということを最も重視しますね。読んでみて、想像が広がり絵が思い描かぶ台本というものがあるのですが、パク・ジウンさんの台本は、まさにそれです。思い浮かんだ絵から助けを受けることで、うまく表現できることもあります。今回の「プロデューサー」は、笑いの魅力が詰まっています。これは楽しく演技できるなと思いました。

―今後、どんな役者になっていきたいですか?

キム・スヒョン:これは僕がデビュー以来持っている目標なのですが、視聴者や観客に信頼される俳優になりたいです。彼が演技するのなら面白いだろうと、信用してチャンネルを選ぶような、あるいは映画のチケットを買うような、そんな俳優がいるじゃないですか。僕もそんな俳優になりたいなと努力しているところです。

―忙しい中で、どのようにプライベートの時間を過ごしていますか? ストレス解消法や今ハマっているものなどあれば教えて下さい。

キム・スヒョン:僕は身体を使うこと、汗を流すことが好きなのですが、バトミントンしたり、自転車に乗ったり、公園でボールを蹴ったり、スポーツジムに行ったりしています。中でも一番はまっているのがボウリングです。いま僕の周りにいるスタッフも皆ボウリングをするんですよ。(所属している) KEYEASTはボウリング団体(笑) 皆で一緒にボウリングしにいきます。

―最後に日本で「プロデューサー」を期待しているファンの皆さんに、メッセージをお願いします。

キム・スヒョン:「プロデューサー」は、悩みながら観るドラマではなく、気軽に笑いながら楽しめるドラマ。だからたくさんの人に観て笑ってもらえれば嬉しいです。また、笑いながら観ているうちに、ドラマの中のラブラインに没頭すること請け合いです。また僕も、ペク・スンチャンに引き続き、次の作品での演技を準備しておりますので、そちらも“信頼”してお待ちください。これからも、皆さんと頻繁にお会いできたらと思います。

ライター:清水2000

「プロデューサー」DATVで日本初放送!
出演者:キム・スヒョン、コン・ヒョジン、チャ・テヒョン、IU 他
放送日: 10月3日スタート (土) 23:15~
再放送日: (日) 15:00~ (金)深夜0:30~
日本語字幕版
Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2015 The Producers SPC. All rights reserved

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記者 : Kstyle編集部