「魔女の恋愛」パク・ソジュン“14歳年上の女性との恋愛…うまく演じてみたいという期待と楽しみが大きかった”

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失恋の尾を引き、強い女として生きる“魔女”ことキャリア女子のヒロイン(39歳) と、そんな厄介な女が放っておけない年下男子(25歳) のドキドキ恋愛模様を描いた話題のラブコメディ「魔女の恋愛」。このドラマで、これまでの年下男子のイメージをくつがえす“頼りがい”と“リードぶり”“セクシーな魅力”で、女子の心を射貫いているのが、新星パク・ソジュンだ。

「魔女の恋愛」DVDイベントで来日した彼に、本作で演じたドンハの魅力や演技について聞いた。

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―「魔女の恋愛」への出演を決めた理由は? また、14歳年下という設定についてはどう思いましたか?

パク・ソジュン:主人公カップルが14歳差という設定は、数字だけを見ると確かにだいぶ上かなぁという印象を抱くかもしれません。でも、実はこの点についてはまったく心配していなかったんです。むしろ年上の女性との恋愛をうまく演じてみたいなという期待とか、楽しみの方が大きかったですね。
作品としても面白いと思ったし、ユン・ドンハというキャラクターもとても魅力的でした。これは自分にとってすごくいいチャンスになるんじゃないかなと。それに、相手役がオム・ジョンファさんという韓国では本当にキャリアのある方だったので、そんな大先輩と共演できるという意味でも出演しない理由はありませんでした。

―ドンハというキャラクターに魅力を感じたのは、具体的にどんな部分ですか?

パク・ソジュン:20代の“健全な”男性の姿を見せられる、という点ですね。それも、ロマンチックコメディという魅力的なジャンルで、そういった姿を見せられる点。それと、ヒロインのジヨンに対して、年下だけどいつも堂々としているところ。若いからこそ堂々としているというか。また、ドンハは意地悪をされたり嫌な思いをしている人がいたらさっと助けてあげたり、人に対する思い遣りがすごくある人なんです。その人間性に惹かれました。それと、ドラマ自体の魅力になりますが、ドンハとジヨンのやり取りなど、彼らが置かれる状況、エピソードで面白いものがたくさんあるんです。そういうユニークだったり、シチュエーションも魅力的でした。

―オム・ジョンファさんと共演した感想は?

パク・ソジュン:本当に光栄なことでした。僕は、撮影では共演者同士、互いに信頼できているかどうかということがすごく大事だなと思っているんです。例えば、台本のなかの台詞と台詞の行間や余白の部分をうまく埋めていくことが俳優に課せられた大事な仕事だと思うんですが、その間合いには信頼関係が必要になります。このドラマでは、ジョンファ先輩の台詞からの行間、間(ま) を自分がきちんと受け止めることができれば、それだけで十分だと思っていたんですが、実際撮影に入ってみたら、それ以上にジョンファ先輩が僕の台詞、演技をしっかり受け止めてくれて、また台詞や演技で投げかけてくれたんです。呼吸がすごく合いましたね。愉快な場面であればより軽妙にできましたし、ロマンチックな場面ではお互いにきちんと信頼をした気持ちの通じ合った演技ができたなと思う。そういったやり取りを通して、自分自身もきちんと成長できたんじゃないかなぁと。

―ドンハのように、年上の女性を見て可愛いなと思う瞬間はありますか?

パク・ソジュン:そもそも、年上の女性を固定観念で見てしまうのはよくないんじゃないかなと思っています。年上だろうが年下だろうが関係なく、女性は女性としてきちんと尊重したい。韓国の言葉で、“女性は存分に愛してあげるべきだ、女性は愛されるのが当然だ”という言葉があります。その言葉どおり、女性は愛されれば愛されるほどきれいになっていきますよね。僕も男として、女性はそんなふうに気遣いしてあげるべきものだと思っています。また、“男性は女性次第、女性は男性次第”という言葉もあります。それは、互いに気遣い合うことが大事だということだと思うんです。韓国では容貌や見かけで人を判断することが多いんですけど、そういうのはあまりよくないなと思っていて。偏見は持たずに、まず自分が関心をもった相手に近づいていくことが大事じゃないかなと。そうすることで、見かけは冷たそうな人でも、近づいてみたら実は愛嬌のある人だったとか、そういった意外な魅力を見つけることがあるんじゃないかなと思っています。


「好きなら好きと表現するタイプだけど、ドンハよりは消極的かも」

―ソジュンさん自身、成熟した考えをもっていて、そういう意味でドンハに重なると思うのですが、実際似ているなと思う部分は?

パク・ソジュン:僕は、3兄弟の一番上で長男なんです。韓国ではよく言うんです、一番上の子は責任感が強いと。弟たちのお手本にならなくてはいけないし、間違えたことはしていけない。それで自然と口数も減るし、僕自身も行動する前にいろいろ考えてしまいますね。そういった責任感はドンハと似ているかもしれません。
実は、ドンハを演じるにあたって考えたことがありました。普通なら、年下なので子供っぽい可愛らしい面を見せれば女性の心をつかめると思うかもしれませんが、実はそうではないんじゃないかなと。むしろ年上の女性に対して、年下なんだけどこんなに成熟しているという面を見せたほうが魅力的に映るのではないかと思ったんです。それで、自分自身の成熟した面を強調しようとしたんです。

―逆に、ドンハとはちょっと違うなと思う部分は?

パク・ソジュン:ドンハのほうがもう少し大胆かな。いざというとき、ドンハは意外と積極的に行動に出るんですが、もし自分ならいろいろ考え込んでしまい、そこまで行動的にはできないかなと思いますね。率直な性格なので好きなら好きと表現するタイプではありますが、ドンハよりは消極的かもしれません。

―挿入歌「僕の心に入ってきて」を歌われましたが、どうでしたか?

パク・ソジュン:俳優が挿入歌を直接歌うことの良い点は、感情移入がすごくできることですね。レコーディングでは、役の気持ちになって台詞やシーンを思い出しながら歌ったんですが、そのあとの撮影ではより気持ちが入るようになりました。撮影にもすごくプラスになったと思います。

―このドラマで初主演を演じきり、得たものはありますか?

パク・ソジュン:これまでは助演として、そのドラマをよりいい作品にするための努力をしてきたつもりですが、今回は主演と言うことで、最初から最後までテンションを維持しなければなりませんでした。共演者やスタッフの方々と息をあわせることもそうです。それは決して容易なことではありませんでしたが、最後まできちんとやり遂げられたことで大きな自信を得ることができました。ここで得た自信や経験は、これからの作品に生きていくと思います。

―役者として大事にしていることは?

パク・ソジュン:僕が演技をするときに何より大事にしているものは、周りの人たちです。スタッフの方や共演者の方、一緒に作品を作っていく人たちを大事にしたいといつも思っています。僕が本当に大変だったとき、まだうまくいっていない頃からずっと一緒に頑張ってきてくれたスタッフたちは、大事にしたいです。今後自分がもっと成功したとしても、彼らとずっと一緒にいたいと思うし、彼らの存在、彼らを大事にしたいという気持ちは、僕が俳優という職業を続ける原動力になっていると思います。

―俳優パク・ソジュンだけがもつ魅力は?

パク・ソジュン:自分で自分の魅力を語るのは恥ずかしいんですが……(少し考えて) 正直なところかなと。自分のそういう“正直さ”は、すごく大事にしたいなと思っています。

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記者 : Kstyle編集部