【2015年下半期に注目すべき新人俳優 Vol.1】キム・ミンジェ

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立派に成長しそうだ。漠然とした“感”だけではない。個性的なビジュアル、優れた演技、多芸多才な魅力のうち一つだけが特に強いかもしれないが、注目を集める条件はすべて揃えている。下半期の作品でお茶の間を訪れる新人たちの話だ。キム・ミンジェ、パク・ソダム、アン・ジェホン、リュ・ジュンヨル、リュ・ヘヨンがその主人公である(※五十音順)。今年が終わる頃、人々の頭の中にはっきりと残ると自負する5人の新人俳優を紹介する。

キム・ミンジェ―ラップ、ダンス、演技まで万能エンターテイナー

写真=CJ E&M
【2015年下半期の出演作】
tvNドラマ「2度目の二十歳」、OnStyleドラマ「初めてだから」に出演予定

キム・ミンジェ、あなたは誰?
Mnetヒップホップサバイバル番組「SHOW ME THE MONEY 4」でイケメン挑戦者と紹介されたあのキム・ミンジェだ。当時、彼はヨ・ジングとソン・ジュンギを適切に交ぜたような微笑ましい顔に、ずば抜けたラップの実力で注目を集めた。だが、キム・ミンジェは俳優だった。

注目すべき理由
ダンスも、ラップも上手な万能新人。YouTubeでCRUSHの「Hug Me」に合わせて踊る映像を見ると、彼が相当な実力者であることが分かる。キム・ミンジェはパワフルながらもグルーブが感じられるダンスを踊る。高校1年生の時にCJにキャスティングされて3年間、練習生生活をしながら歌、ダンス、演技の実力を磨いた。実は以前は作曲を勉強していて会社に入って初めてダンスを踊ったが、練習室で生活しながらダンスを自然に踊れるように頑張った。「すべきだ」と決心したものは根気強く努力して“上手く”やり遂げる努力派だ。

tvN「ロマンスが必要3」(2014)、韓国とベトナムの合作ドラマ「今日も青春」(2014~2015)を経て、今年初めにMnet「七転び八起き、ク・ヘラ」のサ・ギジュン役で顔を知らせた。最近はKBS 2TV「プロデューサー」に出演し、俳優としては異例にMnet「SHOW ME THE MONEY 4」に登場して話題を集めた。以前、10asiaとのインタビューで「歌、ダンス、演技、バラエティ、DJing(DJに英語の現在進行形「~ing」をつけた言葉で、DJのあらゆる行動を意味する)までやってみたい」と明かしたように、彼は欲張りだ。成長の原動力になってくれる良い資産を持っているといえる。

また、キム・ミンジェは“ギャップ男”でもある。きれいなビジュアルだけ見たらなかなか想像できない、重い響きを伝える低音のボイスが魅力的だ。彼自身も“声”を自分の強みとして挙げている。「初めてだから」のソ・ジアン役にキャスティングされたことについて、彼は「オーディションの当時、ビジュアルは幼く見えるのに声や演技のトーンがとても大人っぽく見えるという評価を受けた。劇中、ソ・ジアンは20歳の同い年の友達の中で最も早く物心がついた若年寄りのような姿を持っているが、その姿が僕とよく合ったようだ」と話した。

下半期に出演する作品自体に対する期待も彼への注目度を高める。「ロマンスが必要」シリーズと「恋愛の発見」を執筆したチョン・ヒョンジョン脚本家の「初めてだから」、「いとしのソヨン」を書いたソ・ヒョンギョン脚本家の「2度目の二十歳」に出演する。初々しい青春の姿を披露するものと予想されるため、俳優として着実に成長していくキム・ミンジェの明日が楽しみだ。

記者 : イ・ジョンファ、翻訳 : ナ・ウンジョン