韓国版「深夜食堂」に関心集まる…キム・スンウ流のマスターとは?
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写真=TVレポート DB
原作漫画からドラマ、映画まで韓国でも多くのファンを確保している「深夜食堂」が、韓国の視聴者と会う準備の真っ只中にある。俳優キム・スンウがマスター役を務め、久しぶりのドラマ復帰を宣言した。韓国で27日の放送開始を確定したSBSの深夜ドラマ「深夜食堂」への関心が熱い。「深夜食堂」はベストセラーであり、アマゾンレビューの満点を記録するなど、9年間冷めない人気を誇ってきた人気漫画「深夜食堂」を原作としている。東京の繁華街の路地にある数坪の小さな飲食店のマスターが客の注文に合わせて料理を作る物語を描く。
キム・スンウは「深夜食堂」のマスターを演じる。0時から7時までのみ営業する深夜食堂のオーナーであり、それぞれ訳ありの客たちの話を聞き、彼らが求める料理を作って癒してくれる人物だ。自身のキャラクターを演じきるためにキム・スンウは準備に邁進している。
8日に撮影スタートした「深夜食堂」。キム・スンウは出演が確定してから“完璧なマスター”になるために包丁を研いでいる。キム・スンウの所属事務所の関係者は「キム・スンウが最も力を入れたのは、包丁使いの練習だ。誰かに料理を学んでいるわけではない」と伝えた。
続いて同関係者は「日本の原作をご覧になった方は分かると思うが、マスターが華やかな技を自慢したりはしない。無愛想に料理を作ってお客さんに出している。キム・スンウも華やかな技を重視するよりは“心を込めて料理を作るマスター”に集中している」とし「無愛想だけど人情溢れる、隣のおじさんのような雰囲気も届けるだろう」と付け加えた。
「深夜食堂」は原作が日本の作品であるため、お茶漬け、焼きそば、豚汁のような日本の料理が登場する。日本の料理が与える情緒を盛り込んだ作品だ。韓国でドラマ化されると報じられた際には、メニューへの懸念もあった。しかし、メニューを韓国料理に変え、韓国の情緒を盛り込むことにした。
普段のキム・スンウは料理を楽しむことも、多彩な料理を作ることもあまりないが、“好きになって作った料理”は美味しく作れるという。同関係者は「キャラクターに自身を溶けこませ、自然に韓国風の深夜食堂、韓国風のマスターを届けるだろう」と伝えた。
キム・スンウは2013年に韓国で放送されたドラマ「IRIS 2」以来、2年ぶりのドラマ復帰を果たす。キム・スンウは「誰が見ても演じたくなるような魅力的なキャラクターを、誰がどう演じるのだろうかと楽しみにしていたが、このように僕が出演することになり、嬉しくて興奮している」とし「すでに多くの方が『深夜食堂』の魅力を知っているだけに、プレッシャーも感じているが、一緒に仕事をするスタッフを信じて、新たな姿で視聴者に近づけるよう最善を尽くす」と伝えた。
「深夜食堂」は最近韓国でブームになっている“モッパン(食べるシーン)”の代表的なコンテンツであり、登場人物それぞれのストーリーと彼らのための料理で癒しの力を見せる。ドラマの巨匠ファン・インルェ監督が演出を手がけ、脚本はバラエティ番組のマイダスハンドであるチェ・デウン脚本家の他、多くのバラエティ番組の脚本家たちが手がける。
「深夜食堂」は韓国のドラマとしては異例の1話30分で構成され、1日に2話連続放送される。劇中の食堂のオープン時間と同じく夜12時に放送が始まり、編成時間帯も「深夜食堂」のコンテンツに合わせた。韓国で27日深夜0時10分に第1話が放送される。
写真=(株)風が吹く
記者 : チョ・ヘリョン