日本人も参加のJYPサバイバル番組、海外メンバーの離脱からスキャンダルの対応まで…パク・ジニョンの考えは?

OSEN |

やはりパク・ジニョンだった。JYPエンターテインメント(以下JYP)の新しいガールズグループを選定するMnet「SIXTEEN」の制作発表会で、持ち前のストレートな話法で最近韓国の音楽界及び芸能界で起こった各出来事を振り返った。ハラハラする内容も相当あった。

29日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)63ビル2階のPINE HALLで、JYP&Mnetの共同企画デビュープロジェクト「SIXTEEN」の制作発表会が開かれた。現場にはパク・ジニョン、チェ・スンジュン責任プロデューサー、キム・ジョンボムプロデューサーが出席した。現場でパク・ジニョンは、取材陣から殺到する質問に「海外メンバーの不仲と離脱」「スキャンダルへの対応の仕方」「特に練習生の転職が多いJYP」など、色々な案件について率直に話した。


海外メンバーの離脱…過渡期の試行錯誤

パク・ジニョンは「最近、海外国籍のアイドルメンバーがチームを離脱するケースが多いが、これについてどう思うか」という質問に、慌てる気配もなく「実は、韓国の才能ある若者を成長させ、海外コンテンツとして輸出してきた。(芸能事務所が)次の韓流に備える過程で、一方的な輸出ではなく、(海外出身のメンバーを)選び、共に交流しなければならないという思いでSMエンターテインメントはもちろん、僕たちも始めた」と最近の雰囲気を伝えた。

続いて「メンバーの離脱」という悪材料に対しては「過渡期で表れ得る試行錯誤ではないかと思う。このようなことを経験しながら、最も合理的かつ公正な契約形態と活動方針に結局はたどり着くことができるのではないか。結局、人がやることだ。お互いに心から価値観を共有し、ダンスを踊り、歌を歌って何をやろうとするのかを、単純にお金以外の価値観を共有することができるならば、もう少し関係が強固になるのではないかと思う。もちろん、それだけでは(離脱を)防ぐことはできないだろうが、問題の余地を少しは減らすことができると思う」と自身の考えを説明した。

スキャンダル、とぼけてはいけない

またパク・ジニョンは、「スキャンダルへの対応」への質問には、「スキャンダルには2つあると思う。自分が悪いスキャンダルと、悪くないスキャンダル。後者は問題ない。毅然として対応する」とスキャンダルを2つに分類した。

続いて「自分が悪いスキャンダルは、とぼけてはいけない。芸能界だけではなく、社会全般的にそのようなことがあってはならないと思う。ただ、謝れば良いことだ。今後あと20年間は歌手活動をしたいのに、間違いを犯すことがあるかもしれない。しかし、それを隠蔽しようとしたり、とぼけたりせずに謝罪して、必ず確実にやっていきたい。うちの芸能人たちも同じだ」と自身ならではの確固たる信念を表した。


JYP、常に練習生を送り返す準備をしている

多少気まずくなりそうな状況にも、パク・ジニョンは巧みに答えていった。「SIXTEEN」での脱落メンバーたちの今後を問う質問についてだ。

パク・ジニョンは「芸能人ほど危険な職業はない。瞬時にしてお金を稼ぐし、膨大な人気も集めるが、それが永遠ではない。それが弾けてからは、地下鉄やバスにも乗れず、コンビニでバイトもできない。最も大変な人生を生きるのが、“成功してから失敗した芸能人”だ。顔を整形したり、海外で暮らすしかないのではないだろうか。そうでないと肉体労働もできないから」と芸能人としての苦労を伝えた。

続いて「それで常に、(練習生の)子供たちを送り返す準備をしている会社だ。なので転職も多い。この子たちが自分の甥や姪だと思ったら、早く決めてやることが最も重要だ。『SIXTEEN』でも脱落者が発生したら、僕たちで補ってスターにすることができるのか、それともその自信がないのかを見極め、その後について決める」と説明し、単純に合格・不合格により脱退を決めることはないことを伝えた。

アイドルは神秘主義?ビニールパンツで“終り”

パク・ジニョンは「サバイバル番組をやると、他のアイドルたちが掲げる神秘主義とはかけ離れてしまうのでは」という質問に面白おかしく答え、現場の取材陣の笑いを誘った。彼は「デビュー当時は、ビニールパンツも履いた。神秘主義を思ったことはない。そのようなことで注目してもらいたいと思わない。デビュー当時、恋人がいると公開し、ファンクラブが解体したこともあった」と過去を振り返った。

また「それ(神秘主義)は、本質的に長く見た時、結果的に実力、誠実性、道徳性があって初めてロングランできる。実力と道徳性を併せ持たなければロングランできない」と具体的な説明も付け加え、JYPならではの確固たる基準を強調した。

記者 : パク・ヒョンミン、写真 : チョン・ソンイ