「幽霊が見える」精神異常を装い兵役逃れ…男性歌手に実刑判決

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写真=Old Timeエンターテインメント
「幽霊が見える」という嘘で現役入隊を数回逃れ、不拘束起訴された歌手キム・ウジュが最終的に実刑判決を受けた。

ソウル中央地方裁判所刑事19単独のチョ・ジョンレ判事は「兵役義務の忌避もしくは減免を受ける目的で嘘をついた」とし、キム・ウジュに対して懲役1年を言い渡したと28日に明かした。

キム・ウジュは2012年3月から2014年7月まで計42回にわたって「幽霊が見える」と嘘をつき、精神科の診療を受けて現役服務を回避した疑いを受けた。今年1月、嘘をついて精神疾患者という診断を受け、兵役義務を回避した疑い(兵役法違反)で不拘束起訴された。

診療当時、キム・ウジュは「8年前から幽霊が見えてきた」「幽霊のせいで倒れ、救急室に運ばれたこともある」などの嘘で精神疾患者のふりをしてきた。担当医はキム・ウジュに対して「幻視、幻聴、不眠症を患っている」と診断し、1年以上の薬物治療と精神科治療が必要だという兵士向けの診断書を発行した。

その後、キム・ウジュは病院の診断書を兵務庁に提出し、2014年10月に現役入隊対象者から社会服務要員対象者へ兵役処分が変更された。

キム・ウジュは2005年、シングル「Inside My Heart」でデビューした。その後、J.Rich、Step by Stepなどのグループに所属して活動したが、人気は芳しくなかった。また、Old Timeエンターテインメントを設立し、代表兼グループOld Timeのメンバーとして活動したが、これもまた注目を浴びることができなかった。

他にも、5tion、Dia Tree、Full Timeなど多数のアーティストのアルバムのプロデューサーを務め、着実に音楽制作を続けてきた。

また、彼の兵役逃れ疑惑が話題になると、同姓同名の歌手キム・ウジュがこの騒動に巻き込まれた。「好きだ」「別れの雨」などを歌ったキム・ウジュは当時、Twitterで自分は兵役逃れとは関係がないと説明した。

記者 : チョン・ウォン